2020年度用の年賀状イラストのメイキング(前編)
需要が あるのか どうかは ともかく、毎年恒例の年賀状イラスト。
…の、メイキングを…
…需要が あるのか どうかは ともかく、とりあえず お届けしようと思います。

●まずは下描き●
このイラスト メイキングシリーズも、例年 割とダラダラと長く綴っているんですけども…
今年はサクッと、なるべく手短に収めたいなーと、一応そう思っては おりますので…一応 軽くお付き合い頂ければと思いますです、はい。

●下描きをスキャン●
紙に描いた この下描きを、古いスキャナーを古いXPのPCで動かしてスキャンする、と…
…最近いよいよ電源がダメになってきた このXPのPC、この時は たまたま電源が入ったので この機にスキャンしましたが…さすがに今年中に このXP機の去就の判断をしようかと思っています、内部のコンプレッサーもダメっぽいのが確認できたので…
ちなみにスキャナーのほうは全然 壊れる気配が感じられないので2020年現在、代わりに2000年製のWindows98のダイナブックを20年越しに使用して運用中です。

●現行のノーパソに移す●
現行のPCにて、CLIP STUDIO PAINT PROというソフトを使ってイラスト作成をしていきます。
今回は2020年のネズミ年と いうことで ですね、チーズを くり抜いて居住しているネズミさんの生活を いざ そのチーズを食べようとした七福神の皆さんが見つけちゃった…みたいな構図のイメージなんですが…
…正直、この下描きの段階では何だかワケわかりませんね…描いた僕も、油断してると うっかり わからなくなってきたりします。
…まぁでも色を塗っていけば、ちゃんと空間が見えてくるんじゃないかなーと…そう願いながら進めましょう。
それでは、早速 線画を…と言いたい所ですが…

●キャンバスサイズを変更●
イラストが紙一面に目一杯過ぎるので、周りに ちょっと余白を付け足します。

●ちょっと余白幅がアップ●
余白を増やした分も、軽く下描きを その場で付け足して…
実際にハガキに印刷する際、あまり紙に目一杯すぎると端っこが入り切らなくなったりするので、こうしました。肝心の「2020」とか「あけましておめでとうございます」とかが途切れたりしたら実用上いかがなモノか、ってことに なっちゃいますので…
…っつーことで、これで下描きの準備が完了。いよいよ下描きに なぞって線画を描いていきます。

●線画を進めていく●
線画は基本的には例年通り、「粗い鉛筆」というツールを使って気持ち少し赤茶色い黒で、割とザクザク描いていくわけなんですが…

●線画に使う色●
今回はイラスト全体をチーズに見立てる構図で あり、よりチーズ感を際立たせると いうことで…

●チーズ部分と線画の色分け●
チーズ部分のみ、チーズ専用の色で線画を描いていくことにしました。
これが吉と出るか凶と出るか、やってみなきゃわかりませんが、見た感じの感覚としては悪い結果には ならなさそうな気は するのでコレで進めてみます。

●ネズミの住まいの線画完了●
うん…まぁ いいんじゃないかなー、と思います。
とりあえず線画だけでも「黄色い部分はチーズなんだな」って感じ取れますし…

●次は人物のほうを●
そして、お次は奥の人たちを…
…この手前の二人が料理をしようと したところ、ネズミさん達がチーズ内に ひと部屋 借りていることに気が付いてしまった第一発見者で…

●奥の人達も●
で、奥の人達も料理を待ちながらフォークを持ちながら「おい、なんかネズミが住んでるってよ」とか話してるんだと思われます。

●線画完了●
下描きだけの時は ワケわからない構図で我ながら どうしよう、どうだろう?と少し心配していましたが、こうして線画だけでも描き分けていくと とりあえずは なんとかサマになった感じするので…ちょっと安心しました。

●線画のない部分を塗っておく●
あとは、線画の至らない塗り模様部分と言いますか…そういう個所を「不透明水彩」のツールで塗り描いておきます。
色は この段階ではテキトーです、後で塗り変えるので…

●塗り模様部分も完了●
でも今回は塗り模様部分は少なく、あけおめの文字と包丁くらいでしたね…
ちなみに あけおめの部分はアルミ箔になっております。チーズを包んであったアルミ箔っつーことで…

●一番奥の板張り部分●
では、いよいよ着色をする前に各パーツを白ベタで下地を敷いておきます。細かい理屈は割愛しますが、下地があったほうが塗る作業がしやすいのです。

●奥の人達部分●
ちなみに今回のレイヤー(セル画的なやつ)のパーツ分けは…

●手前の弁天さん部分●
ネズミさん達の住まい、手前の人、奥の人、そして背景(単純なウッドハウス的な部屋ですが)という感じの奥行で構成されておりますので…

●チーズ至近の大黒さん部分●
奥行ごとにレイヤーを分けて描きます。最終的には色で塗り分けて奥行を表現するので、あらかじめ塗り分ける奥行ごとに分けたほうが都合が いいんですね。

●ネズミさんの住まい部分●
なお、ネズミさんも含めたチーズ要素だけは やはりチーズ感を主張させたいので白ではなくチーズっぽい下地にしてみました。
「見るからに美味そうなチーズ色に塗りたい」と いうのが一応、今回 勝手に決めた目標のひとつで ございます。

●アルミ箔部分●
で、一番手前がチーズの包み紙ですね。

●レイヤーの階層●
レイヤーの階層は こんな感じの構成になりました。これから着色をするので まだもう少しだけ増えますが、とりあえず…
上のやつほど手前ってことですね。なお、一番上の「油絵」というのはテクスチャ(模様)のレイヤーで、コレを絵全体にブレンドさせて紙にアナログ風に描いた…みたいな感じに見せております。
ちなみに僕は、使うレイヤーの枚数は少ないほうだと思います。もっともっと、なんか思うたびに自然とレイヤーを量産していく絵師さんも多いみたいなので…

●全部重ねると こんな感じ●
さあ、と いうわけで次は いよいよ色塗りで ございます。
…の、メイキングを…
…需要が あるのか どうかは ともかく、とりあえず お届けしようと思います。

●まずは下描き●
このイラスト メイキングシリーズも、例年 割とダラダラと長く綴っているんですけども…
今年はサクッと、なるべく手短に収めたいなーと、一応そう思っては おりますので…一応 軽くお付き合い頂ければと思いますです、はい。
まずは下描き準備

●下描きをスキャン●
紙に描いた この下描きを、古いスキャナーを古いXPのPCで動かしてスキャンする、と…
…最近いよいよ電源がダメになってきた このXPのPC、この時は たまたま電源が入ったので この機にスキャンしましたが…さすがに今年中に このXP機の去就の判断をしようかと思っています、内部のコンプレッサーもダメっぽいのが確認できたので…
ちなみにスキャナーのほうは全然 壊れる気配が感じられないので2020年現在、代わりに2000年製のWindows98のダイナブックを20年越しに使用して運用中です。

●現行のノーパソに移す●
現行のPCにて、CLIP STUDIO PAINT PROというソフトを使ってイラスト作成をしていきます。
今回は2020年のネズミ年と いうことで ですね、チーズを くり抜いて居住しているネズミさんの生活を いざ そのチーズを食べようとした七福神の皆さんが見つけちゃった…みたいな構図のイメージなんですが…
…正直、この下描きの段階では何だかワケわかりませんね…描いた僕も、油断してると うっかり わからなくなってきたりします。
…まぁでも色を塗っていけば、ちゃんと空間が見えてくるんじゃないかなーと…そう願いながら進めましょう。
それでは、早速 線画を…と言いたい所ですが…

●キャンバスサイズを変更●
イラストが紙一面に目一杯過ぎるので、周りに ちょっと余白を付け足します。

●ちょっと余白幅がアップ●
余白を増やした分も、軽く下描きを その場で付け足して…
実際にハガキに印刷する際、あまり紙に目一杯すぎると端っこが入り切らなくなったりするので、こうしました。肝心の「2020」とか「あけましておめでとうございます」とかが途切れたりしたら実用上いかがなモノか、ってことに なっちゃいますので…
…っつーことで、これで下描きの準備が完了。いよいよ下描きに なぞって線画を描いていきます。
線画を描く

●線画を進めていく●
線画は基本的には例年通り、「粗い鉛筆」というツールを使って気持ち少し赤茶色い黒で、割とザクザク描いていくわけなんですが…

●線画に使う色●
今回はイラスト全体をチーズに見立てる構図で あり、よりチーズ感を際立たせると いうことで…

●チーズ部分と線画の色分け●
チーズ部分のみ、チーズ専用の色で線画を描いていくことにしました。
これが吉と出るか凶と出るか、やってみなきゃわかりませんが、見た感じの感覚としては悪い結果には ならなさそうな気は するのでコレで進めてみます。

●ネズミの住まいの線画完了●
うん…まぁ いいんじゃないかなー、と思います。
とりあえず線画だけでも「黄色い部分はチーズなんだな」って感じ取れますし…

●次は人物のほうを●
そして、お次は奥の人たちを…
…この手前の二人が料理をしようと したところ、ネズミさん達がチーズ内に ひと部屋 借りていることに気が付いてしまった第一発見者で…

●奥の人達も●
で、奥の人達も料理を待ちながらフォークを持ちながら「おい、なんかネズミが住んでるってよ」とか話してるんだと思われます。

●線画完了●
下描きだけの時は ワケわからない構図で我ながら どうしよう、どうだろう?と少し心配していましたが、こうして線画だけでも描き分けていくと とりあえずは なんとかサマになった感じするので…ちょっと安心しました。

●線画のない部分を塗っておく●
あとは、線画の至らない塗り模様部分と言いますか…そういう個所を「不透明水彩」のツールで塗り描いておきます。
色は この段階ではテキトーです、後で塗り変えるので…

●塗り模様部分も完了●
でも今回は塗り模様部分は少なく、あけおめの文字と包丁くらいでしたね…
ちなみに あけおめの部分はアルミ箔になっております。チーズを包んであったアルミ箔っつーことで…

●一番奥の板張り部分●
では、いよいよ着色をする前に各パーツを白ベタで下地を敷いておきます。細かい理屈は割愛しますが、下地があったほうが塗る作業がしやすいのです。

●奥の人達部分●
ちなみに今回のレイヤー(セル画的なやつ)のパーツ分けは…

●手前の弁天さん部分●
ネズミさん達の住まい、手前の人、奥の人、そして背景(単純なウッドハウス的な部屋ですが)という感じの奥行で構成されておりますので…

●チーズ至近の大黒さん部分●
奥行ごとにレイヤーを分けて描きます。最終的には色で塗り分けて奥行を表現するので、あらかじめ塗り分ける奥行ごとに分けたほうが都合が いいんですね。

●ネズミさんの住まい部分●
なお、ネズミさんも含めたチーズ要素だけは やはりチーズ感を主張させたいので白ではなくチーズっぽい下地にしてみました。
「見るからに美味そうなチーズ色に塗りたい」と いうのが一応、今回 勝手に決めた目標のひとつで ございます。

●アルミ箔部分●
で、一番手前がチーズの包み紙ですね。

●レイヤーの階層●
レイヤーの階層は こんな感じの構成になりました。これから着色をするので まだもう少しだけ増えますが、とりあえず…
上のやつほど手前ってことですね。なお、一番上の「油絵」というのはテクスチャ(模様)のレイヤーで、コレを絵全体にブレンドさせて紙にアナログ風に描いた…みたいな感じに見せております。
ちなみに僕は、使うレイヤーの枚数は少ないほうだと思います。もっともっと、なんか思うたびに自然とレイヤーを量産していく絵師さんも多いみたいなので…

●全部重ねると こんな感じ●
さあ、と いうわけで次は いよいよ色塗りで ございます。
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