旧ソ連時代の雰囲気満載の旧型から最新機能満載の新型まで…ロシア・モスクワ地下鉄の車両たち

ロシアの首都モスクワの
地下鉄のレポート

しているわけ
なんですが…

190824_1.jpg
●ちょっと可愛い4号線アルバーツカヤ駅舎●


前回は思っていた以上に
美麗なプラットホームの
撮れ高が高く、
その紹介だけで
終わってしまった
感じなんですけども…


今回は ちゃんと、
車両の様子とか
残りの情報を
お届けする所存で
ございますです。

190824_2.jpg
●1号線フルンゼンスカヤ駅●


ところで…


モスクワの地下鉄って、
撮影してると
怒られたりとか しないの?



…と、
そんな話もチラホラと
聞いたり していたんですが…

190824_3.jpg
●1号線スポルチーヴナヤ駅●


プラットホームを撮っていたら
通りすがりのオバ様から、


「地下鉄は撮っちゃダメなのよ」


と、
言われたことが ありました。


いや、ロシア語だったので
正確には全然わからないんですが、
察するに おそらく
そのような事を
おっしゃっていたんだと
思われます。


なるほど…

確かに、ソ連時代は
撮影が固く禁じられていたと
聞いたことが ありますので…

ソ連時代から過ごしている
オバ様からしたら、
それが常識なんでしょうね…

190824_4.jpg
●1号線コムソモーリスカヤ駅●


…しかしながら、
実は現在の
モスクワメトロとしては
写真撮影は公式にOK
されているようでして…

190824_5.jpg
●地面を見ると こんなのも●


なんなら、
「ここが写真映えスポットですよ」と
親切に教えてくれちゃってる個所も
あるくらいです。

おそらく、
地下鉄が観光資源として
大きな価値が あると
見い出し始めているのかと…


旧ソ連の地下鉄は
撮影が咎められる印象も
多かったので…

一番の総本山で撮れ高の高い
モスクワの地下鉄が
このように開かれているのは、
大変ありがたい限りで ございます、
ハイ。

190824_6.jpg
●ホームの端っこ●


そして、もちろん
車両の撮影も
問題ありません。


車両を撮るべく、
ずーーーーーっとホームの端っこで
カメラを構えたり しまったりしながら
来る電車の様子をジロジロ伺うという、
明らかに挙動不審な行動を
長時間に 亘り
行なっていた
んですが…


それでも、
係員に怒られたりとかは
全く ありませんでした。

ソ連当時だったら
シベリア送りだと思います。



…まぁ、基本的には
モニターとかミラーとかを
塞がないように、
迷惑に ならないようにすれば
特に問題は ないかと…


…と いうわけで こちらも
限られた中では ありますが、
いくつか撮って
まいりましたので…

190824_7.jpg
●旧ソ連地下鉄の代表格●


とりあえず、まずは
何と言っても この車両ですかね…


旧ソ連の地下鉄で あれば
ほぼ全地区で見かける車両で、
モスクワでも もちろん健在。


「旧ソ連地下鉄における103系」
と いえば、
なんとなく理解して
頂けるんじゃないかと思います、
“鉄”の人で あれば…

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●車内●


ただ年代的には
103系と いうよりは、
どちらかと いえば
201系に近いと思います。

ちょっと専門的に言えば、
電機子チョッパ制御音を
かなり 唸りを利かせて
走行するので…


個人的には
この車両に乗ると
旧ソ連圏に来たなー、
と いう感じがして
結構 好きです。

通好みの車両だと思います。


…年代的に見て、
この車両が最古参かと
思っていたんですが…

190824_9.jpg
●見るからに さらに古い車両●


実は もっと古いやつが
まだ残っていたのです。


モスクワでは もう
引退したのかと思いきや、
7号線でのみ まだ
その姿が見られると
いうことで…


しかしながら、
2019~2020年度中には
引退予定との
ことでして…


このタイミングで、
ぜひ撮りたかった車両の
一つ なので、
撮れてよかったです。

190824_10.jpg
●ブレが やや気になる●


ただ、
屋外を狙ったほうが
よかったかなぁー…

明るい お日様の下のほうが
ブレずにキレイに撮れるので…


旧ソ連地下鉄って
ホームめいっぱいに停まる設計の
駅が ほとんど なので、
必然的に発車か停車の直前を
連射で撮らないと
お顔が拝見できないと いう…


…しかし、屋外を狙うと なると
路線末端駅まで行かねばならず、
時間的に断念せざるを
得なかったんですよね…


…なので、
地下駅で できる限り
撮りやすいところを試して、
妥協したカタチで
ございます。

190824_11.jpg
●ドア●


古い車両のドアは
開閉の勢いがスゴイのが
特徴です。

閉まる時
一瞬 跳ねますからね、

勢い余って…


なお、この最古参車両も
車内は さっきのやつと
ほぼ同じ様相ですね…


…本当は古い車両だと、
車内照明が
丸型の白熱灯だったという
情報を掴んでいたんですが…


現在 残っている車両は
全てフツーの蛍光灯に
リノベーション済みのようで…

個人的には、
そこが ちょっとだけ
残念でした…

190824_12.jpg
●ちょっと近代的な車両●


近年のモスクワでは
こういうやつの ほうが
すでに幅を利かせているようです。

環状線である5号線とかでは、
ほとんどコレしか
走ってなかったような…

190824_13.jpg
●車内●


年代的には
もはや旧ソ連ではない、
21世紀に なってからの
車両のようです。

190824_14.jpg
●車内案内機も●


こちらは さすがに
前の無骨な旧車と違い、
静かな走りの
ごくごくフツーの
水準の車両だと思います。


フツーの人にとっては、
こっちのほうが
乗り心地的にも いいのかな…


僕はフツーじゃないので、
旧車のほうが興奮しますが…

190824_15.jpg
●最新型車両●


そしてコチラが、
現在 誠意導入中の
最新型。

7号線では
最古参から いきなり
最新型へと置き換えているので、
ギャップの激しい共演が
見られます。

190824_16.jpg
●車内●


バリアフリー、

液晶タッチパネル式の
路線案内機、

さらには
USB充電まで…


最新の機能を
ふんだんに盛り込んだ
車両に なってますね…

190824_17.jpg
●新型車のドア●


ドアも、
利用者の任意で開閉できる
半自動スイッチが
付いてるんですが…


…ただ個人的には、
コレは逆に
めんどくさい気がしました。

いちいちスイッチを
押さなきゃ いけなくなったのと
その反応が たまに悪いのとで…


全部のドアが自動でバーン!と開いて
ドゴスッ!と閉まる旧車のほうが、
単純にラクな気が
するんですけどねぇ…

190824_18.jpg
●3号線キエフスカヤ駅の共産的な絵●


…と まぁ、
こんな感じで…


ソ連時代の遺構が
色濃く残ってる反面、

現在では それをネタに
色々オープンな取り組みを
している部分も
多々 見受けられまして…


例えばですね…

190824_19.jpg
●地下鉄体験センター●


4号線の
ヴィースタヴァチナヤ駅に
併設されている、
いわゆる地下鉄博物館的な
施設ですね。


無料で見学が可能なので、
ちょっと見てきました。

190824_20.jpg
●旧車の運転台も●


旧ソ連地下鉄 関連の
資料の数々の他、
運転シミュレーター
なんかもあって、
小さいお子さんにも
楽しめるように
なってますね。

この時は たまたま なのか、
大きいお子さんである僕以外には
誰も客が いなくて、
係員の人もヒマそうでしたが…


地下鉄好きとしては、
資料を のぞきに行く価値は
あると思います。

190824_21.jpg
●「赤い矢号」を意識した仕様車●


そして、車両面でも
様々なテーマをもとに
色々な仕様車が
登場しているあたりも、
遊び心が感じられますね…


…さらには実は
開業当時からの歴代旧型車も、
営業路線を走行可能な状態で
保存されているらしく…

開業記念日とかには、
環状線で走行パレードとかを
やったりするらしいです。

そんなの
超 見たいじゃないですか
機会が あれば!



うーーーーん…

やっぱり、
たった1日ぽっちじゃ
全然 見足りないですねぇ…

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●3号線スモレンスカヤ駅舎●


…そういうわけで、
駆け足で見学してきた
モスクワ地下鉄でしたが…


地下鉄だけに、
と いうわけでは
ありませんが…

まだまだ、まだまだ
奥が深くて、
掘り下げたい部分が
いっぱい あるんですけどねー…


1日だけでは、
今回はコレが
限界でした…


っつーことで、
地下鉄を巡ってるだけでも
十二分にモスクワ観光の
価値が あると思うので…


ロシアは、
ちょっと怖いなぁ…

でも、
鉄道は好きなんだよなぁ…


そんな方にも、
百聞は一見に如かずで
ぜひ足を運んでみるのが
一興かと思いますです。
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