ジョージア軍用道路
-その18-
前回からの続きです。
宿でゴロゴロリュックを
回収したのち、
地下鉄でディドゥベ駅に
やってまいりました。
昨日、ゴリに
行くときにも利用した
バスターミナルのある所です。
こういう風景を見ると、
やっぱり
「ココはヨーロッパです」とは
言い切れない雰囲気が
感じられますね…
この文化の微妙な境目が
ジョージアの興味深いところだと
思います。
で、
カズベギへ行くバスを
探してるんですが…
事前情報では、
もう少し英語併記も
あるっぽかったん
ですけどねぇ…
ジョージア語だけじゃ
読むのは無理だわ…
ロシア語でも、
有れば まだマシ
だったかもです。
「カズベギ!」と
呼び止められたので、
コレに乗ることにしました。
バスと いうよりは、
個人ワゴンタクシーですかね。
使用する車は
日本車、
っていうか
日本の中古車を そのまま
持ってきたんですね、コレは…
ここからカズベギまでは
約2時間半から3時間くらいの道のり。
料金は20ラリで、
途中「アナヌリ」という見所にも
立ち寄ってくれるみたいです。
一人だけでは なく、
定員に なるまで待ってから
出発するシステムみたい
なんですが…
…1時間 経っても、
2、3人しか
集まらねえ…
…さすがに運転手さんも
しびれを切らしたようで、
僕に交渉してきました。
「70ラリ払ってくれれば、
今すぐ出発しちゃうけど…
どうする?」
高っけえ!
…ああ、
でも そうか…
人数分の元を取らなきゃ
いけないんだろうから、
そういう事なんでしょうね…
集まらないけど、出発したいなら
人数分 負担するしかない と…
う~ん…
…やっぱり、
時間が ちょっと
午後からじゃ
遅かったんでしょうかね…
…これ以上 時間を
引っ張るのも何なので、
もう70ラリで
行ってもらっちゃうことに
しました。
思わぬ出費に
なりましたが、
そのかわり
カズベギに着いてからも
直接 予約している宿まで
送っていってくれると…
コレで交渉成立。
社長出勤したら、
料金も社長価格に
なっちゃいましたね…
それにしても、
この運転手さんが
特別なんでしょうか…
すげえ飛ばして
行くんですけど…
前に車が いたら
まるで義務のように追い抜いて、
どんどん山道を
突き進んで行きます。
トビリシを出発してから
40分くらいして、
途中 立ち寄り地の
アナヌリという所に
到着です。
ここで10分間の
休憩タイムと いうことで、
この隙に教会とかを
見て行きましょう。
湖…
ちょっと干上がってますね…
調べてみると、この湖は
貯水湖らしいんですけど…
…だとしたら、
大丈夫か?
暑いから水不足
なんだろうか…
10分間だけと
いうことも あり、
そんなに深くは
掘り下げませんでした。
まぁ、気晴らしに
風景が取れれば
いいのかと…
っつーことで、
また出発進行です。
大型トラックだろうと、
おかまいなしに
ぐいぐい追い抜いて
行きますね…
…ただ
車が発売当時、
「乗ってる人みんなが
ファーストクラス」の
宣伝文句で売られていた
2代目エルグランドな せいか、
乗り心地は そこまで
悪くは ないです。
そこが救いです。
トビリシからカズベギへ行く
この道路は
「ジョージア軍用道路」という
呼称らしいんですが…
ちょっと穏やかじゃない
ネーミングとは裏腹に、
山々の景観が素晴らしい
観光用の道路として
知られている
みたいですね。
ここまで来ると、
まだ雪が残ってる
みたいです。
欲を言うと、
ココも立ち寄りたかった
所では あるんですけどね…
ここから見る眺めが、
なかなか よろしいんだそう
なんですよ。
途中、ちょっと
渋滞にハマりながらも…
最終目的地である、
カズベギという町(村?)に
到着で ございます。
大体2時間20分くらいかな…
想定よりも やや
早かったですかね…
…車、
たくさん抜きましたしね…
で、約束通り
このまま予約している宿まで
行ってもらうと いうことで…
…カズベギには
慣れてるはずの運転手さんにも、
ちょっと特定が難しい
場所だったようで…
周りの人に尋ねながらで、
なんとか辿り着けました。
…そう考えると、高く ついたけど
結果的には連れてってもらって
正解だったかも しれないですね。
-つづく-
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