旧ソ連の遺産的交通インフラ、ジョージア・トビリシとアルメニア・エレバンの地下鉄に乗ってみる
先日、ロシア(モスクワ)経由で
ジョージアとアルメニアに
行ってまいりまして…
3か国とも、
旧ソ連の国ですね。
…旧ソ連に来たからには、
そりゃあ もう
地下鉄に乗らにゃあ!
と いうことで ですね…
ぶっちゃけ、
旅の楽しみのウェイトの
3割ぐらいは地下鉄です。
割とホントに。
もし、旧ソ連まで来て
地下鉄に乗れなかったら
結構 本気で泣くと思います…
っつーことで今回は とりあえず
ジョージアの首都・
トビリシの地下鉄をですね、
相変わらずの怪しい目で
まじまじと観察してまいりましたので、
そのレポートを
お送りしようと思います。
トビリシの地下鉄は
何十年も前の
ソビエト連邦時代に
作られたもの だそうで、
結構 年季が入ってる
感じが しますね…
料金は1回の乗車につき
一律0.50ラリ。
ちなみに
2019年現在、
1ラリは約44円。
つまり、
地下鉄1回22円。
…もうちょっと取っても
バチは当たらないと
思うんですけどねぇ…
ただ、いちいち窓口で
その都度 支払うのは
非常に面倒なので、
ICカードにチャージして
利用します。
っつーか改札を見た感じ
カード接触部だけしかなく
切符の投入口とかが
見当たらないので、
結局 旅行者であっても
ICカードを使うしか
ないんだと思います。
カード自体の値段は
2ラリで、
料金は別途チャージ。
「メトロマニー」という
名前だそうで、
窓口でも そう言えば
通じますね。
自動のチャージ機は
町中に あるんですが…
割と不調だったりするので、
個人的には窓口口頭で
チャージをお願いしたほうが
無難な気がしました。
お釣りが出ない
(チャージ失敗しても
お金が返ってこない)
仕様だったりするので…
多分、誰もが
感じると思います。
真っ直ぐ長ぇ、と。
それとエスカレーター、
ちょっと速ぇ、と。
この深く速く続く
エスカレーターは、
“旧ソ連地下鉄あるある”の
ひとつ ですね…
エスカレーターは
大体3台くらい
並んでるんですが、
2台動かして
1台お休み という運用を
輸番で やってるんじゃ
ないかと思われます。
エスカレーター自体も
結構 年季が入ってる
感じですし…
派手さとか豪華さとかは
ありませんが…
なんか、どこか
洒落てる雰囲気が
ありますね。
出入り口が
片方にしかない駅は
奥が行き止まり。
ただ行き止まるのも
淋しいと思ったのか、
大抵 奥には
なんかしらかの
装飾物が あったりします。
ジョージア語は
さっぱりですが、
英語が併記されているので
駅名は問題なく読めますね。
目的地には
どっちに乗ればいいかも
書いてあるので、
結構わかりやすいです。
各駅ごとに
装飾が また異なりますね…
それぞれが また
微妙にセンスあるので、
いくつか見てみました。
一部の駅を除き、
ほとんどの駅は
島式ホームみたいですね。
一番左が現在時刻。
一番右が前の電車が
行ってからの経過時間。
そして、真ん中の
緑の表示が
次の列車が来るまでの
時間になってるっぽいです。
逆に、
時刻表みたいなのは
無いっぽいですね。
…さぁ、
お次は車両の紹介で
ございます。
一部、屋外の駅もあるので
そこで存分に観察しました。
トビリシの地下駅は
基本、薄暗いですんでね…
おそらくジョージア国旗の
赤と白をアクセントにしたと
思われるカラーリングの車体で、
4両編成での運行。
時間短縮のためなのか
電車が停車してからじゃなくて、
停車しながらドアが開きます。
特定の乗務員だけの癖ではなく、
トビリシ地下鉄を運転する際の
基本テクニックのようです。
他の旧ソ連の地下鉄に
乗ったことが ある方なら
お気づきに なるかと
思われますが…
この車両、
ソ連時代からの車両を
リノベーションしたもの
みたいですね。
カラーリングが
変わろうとも、
先頭の顔つきが
近代的に なろうとも、
無骨で轟音な
しびれる走りっぷりが
ソ連地下鉄の特徴です。
ただ、時期により
リノベーション内容に
差異が あるようで…
比較的 最近に
リノベーションしたと
思われる車両だと、
若干 顔つきが違いますね。
しかし
基本 種車は一緒で
制御装置も一緒なので、
今主流のVVVF制御に
変わったりとか
することも なく、
轟音っぷりは
相変わらず…
でも、車内設備は
近代的に
なってたりしますね。
ところで、ソ連時代は
地下鉄構内の撮影は
禁止されていたようで…
現在、
とっくにソ連では なくなった
トビリシの地下鉄では
特に撮影マズイとかいう話は
聞かないんですが…
…そういえば、
一回だけ運転手さんに
警笛を喰らったんですけど…
ストロボも炊いてないし、
離れたところからの望遠なので
危険防止の意味では ないとしたら、
撮ってくれるなってこと
だったんですかね…?
ただまぁ、観光的に
多少 撮るくらいなら
問題ないとは思います。
あと、もう一つ
ついでに お隣
アルメニアの首都である
エレバンの地下鉄のほうも
ちょっと触れておきます。
エレバンの地下鉄は
マークが「M」では
ないんですね。
料金は1回の乗車につき
100ドラム。
日本円に換算すると
大体22円くらい。
トビリシと
同じようなもんです。
どうして旧ソ連地下鉄は
それで もつんだ?
窓口で料金を支払うと
かなーり使い込まれた感のある
プラ製のコインをくれるので、
これを投入して改札します。
見たところ、ICカードも
なんか ありそうな感じが
するんですが、
とりあえず旅行者は
このプラコインで
充分だと思われます。
大きく分けて
緑のとオレンジのが
ありますが、
基本的にはトビリシのと
同じ様相っぽいですね…
旧ソ連車両の
リノベーション車です。
轟音っぷりも同様。
ただ、両数が異なり
3両だったり2両だったり、
支線部では なんと
両運転台に改造したと思われる
1両編成のも 見かけました。
実はエレバンのほうは
ちょっと撮影に
うるさいそうです。
なので、必要最小限しか
撮りませんでした。
それと、トビリシと比較して
全体的に同じような様相ながら
規模は少し控えめ。
エスカレーターの長さも
トビリシのと比べると
ちょっと控えめで浅いです。
と、いうことで
自ずと紹介内容も控えめに
なったわけで ございます。
…と いうわけで、
なかなか興味深く
眺めてさせて頂いたわけで
ございまして ですね…
ジョージア、アルメニアは
失礼ながら両国ともに
経済的に厳しいので、
おそらく自力では
地下鉄を開業させることは
難しかったんじゃないかなと
思うんですが…
無骨で轟音、
それでいて微妙に遺構に凝ってて
存在自体に統一的なインパクトがある
旧ソ連の残した地下鉄は、
ある意味 遺産と言えなくも
ないかもしれません。
それ故に、
最新設備のモダンな地下鉄とは
明らかに一線を画した様相を
感じ取れると思うので…
“鉄”な人で なくても、
僕みたいに
旅行の思い出のウェイトに
この地下鉄の様子が
割と脳裏に残ってた、と いうのも
あながち無くも ないかも…
しれませんよ?
ジョージアとアルメニアに
行ってまいりまして…
3か国とも、
旧ソ連の国ですね。
…旧ソ連に来たからには、
そりゃあ もう
地下鉄に乗らにゃあ!
と いうことで ですね…
ぶっちゃけ、
旅の楽しみのウェイトの
3割ぐらいは地下鉄です。
割とホントに。
もし、旧ソ連まで来て
地下鉄に乗れなかったら
結構 本気で泣くと思います…
っつーことで今回は とりあえず
ジョージアの首都・
トビリシの地下鉄をですね、
相変わらずの怪しい目で
まじまじと観察してまいりましたので、
そのレポートを
お送りしようと思います。
トビリシの地下鉄は
何十年も前の
ソビエト連邦時代に
作られたもの だそうで、
結構 年季が入ってる
感じが しますね…
料金は1回の乗車につき
一律0.50ラリ。
ちなみに
2019年現在、
1ラリは約44円。
つまり、
地下鉄1回22円。
…もうちょっと取っても
バチは当たらないと
思うんですけどねぇ…
ただ、いちいち窓口で
その都度 支払うのは
非常に面倒なので、
ICカードにチャージして
利用します。
っつーか改札を見た感じ
カード接触部だけしかなく
切符の投入口とかが
見当たらないので、
結局 旅行者であっても
ICカードを使うしか
ないんだと思います。
カード自体の値段は
2ラリで、
料金は別途チャージ。
「メトロマニー」という
名前だそうで、
窓口でも そう言えば
通じますね。
自動のチャージ機は
町中に あるんですが…
割と不調だったりするので、
個人的には窓口口頭で
チャージをお願いしたほうが
無難な気がしました。
お釣りが出ない
(チャージ失敗しても
お金が返ってこない)
仕様だったりするので…
多分、誰もが
感じると思います。
真っ直ぐ長ぇ、と。
それとエスカレーター、
ちょっと速ぇ、と。
この深く速く続く
エスカレーターは、
“旧ソ連地下鉄あるある”の
ひとつ ですね…
エスカレーターは
大体3台くらい
並んでるんですが、
2台動かして
1台お休み という運用を
輸番で やってるんじゃ
ないかと思われます。
エスカレーター自体も
結構 年季が入ってる
感じですし…
派手さとか豪華さとかは
ありませんが…
なんか、どこか
洒落てる雰囲気が
ありますね。
出入り口が
片方にしかない駅は
奥が行き止まり。
ただ行き止まるのも
淋しいと思ったのか、
大抵 奥には
なんかしらかの
装飾物が あったりします。
ジョージア語は
さっぱりですが、
英語が併記されているので
駅名は問題なく読めますね。
目的地には
どっちに乗ればいいかも
書いてあるので、
結構わかりやすいです。
各駅ごとに
装飾が また異なりますね…
それぞれが また
微妙にセンスあるので、
いくつか見てみました。
一部の駅を除き、
ほとんどの駅は
島式ホームみたいですね。
一番左が現在時刻。
一番右が前の電車が
行ってからの経過時間。
そして、真ん中の
緑の表示が
次の列車が来るまでの
時間になってるっぽいです。
逆に、
時刻表みたいなのは
無いっぽいですね。
…さぁ、
お次は車両の紹介で
ございます。
一部、屋外の駅もあるので
そこで存分に観察しました。
トビリシの地下駅は
基本、薄暗いですんでね…
おそらくジョージア国旗の
赤と白をアクセントにしたと
思われるカラーリングの車体で、
4両編成での運行。
時間短縮のためなのか
電車が停車してからじゃなくて、
停車しながらドアが開きます。
特定の乗務員だけの癖ではなく、
トビリシ地下鉄を運転する際の
基本テクニックのようです。
他の旧ソ連の地下鉄に
乗ったことが ある方なら
お気づきに なるかと
思われますが…
この車両、
ソ連時代からの車両を
リノベーションしたもの
みたいですね。
カラーリングが
変わろうとも、
先頭の顔つきが
近代的に なろうとも、
無骨で轟音な
しびれる走りっぷりが
ソ連地下鉄の特徴です。
ただ、時期により
リノベーション内容に
差異が あるようで…
比較的 最近に
リノベーションしたと
思われる車両だと、
若干 顔つきが違いますね。
しかし
基本 種車は一緒で
制御装置も一緒なので、
今主流のVVVF制御に
変わったりとか
することも なく、
轟音っぷりは
相変わらず…
でも、車内設備は
近代的に
なってたりしますね。
ところで、ソ連時代は
地下鉄構内の撮影は
禁止されていたようで…
現在、
とっくにソ連では なくなった
トビリシの地下鉄では
特に撮影マズイとかいう話は
聞かないんですが…
…そういえば、
一回だけ運転手さんに
警笛を喰らったんですけど…
ストロボも炊いてないし、
離れたところからの望遠なので
危険防止の意味では ないとしたら、
撮ってくれるなってこと
だったんですかね…?
ただまぁ、観光的に
多少 撮るくらいなら
問題ないとは思います。
あと、もう一つ
ついでに お隣
アルメニアの首都である
エレバンの地下鉄のほうも
ちょっと触れておきます。
エレバンの地下鉄は
マークが「M」では
ないんですね。
料金は1回の乗車につき
100ドラム。
日本円に換算すると
大体22円くらい。
トビリシと
同じようなもんです。
どうして旧ソ連地下鉄は
それで もつんだ?
窓口で料金を支払うと
かなーり使い込まれた感のある
プラ製のコインをくれるので、
これを投入して改札します。
見たところ、ICカードも
なんか ありそうな感じが
するんですが、
とりあえず旅行者は
このプラコインで
充分だと思われます。
大きく分けて
緑のとオレンジのが
ありますが、
基本的にはトビリシのと
同じ様相っぽいですね…
旧ソ連車両の
リノベーション車です。
轟音っぷりも同様。
ただ、両数が異なり
3両だったり2両だったり、
支線部では なんと
両運転台に改造したと思われる
1両編成のも 見かけました。
実はエレバンのほうは
ちょっと撮影に
うるさいそうです。
なので、必要最小限しか
撮りませんでした。
それと、トビリシと比較して
全体的に同じような様相ながら
規模は少し控えめ。
エスカレーターの長さも
トビリシのと比べると
ちょっと控えめで浅いです。
と、いうことで
自ずと紹介内容も控えめに
なったわけで ございます。
…と いうわけで、
なかなか興味深く
眺めてさせて頂いたわけで
ございまして ですね…
ジョージア、アルメニアは
失礼ながら両国ともに
経済的に厳しいので、
おそらく自力では
地下鉄を開業させることは
難しかったんじゃないかなと
思うんですが…
無骨で轟音、
それでいて微妙に遺構に凝ってて
存在自体に統一的なインパクトがある
旧ソ連の残した地下鉄は、
ある意味 遺産と言えなくも
ないかもしれません。
それ故に、
最新設備のモダンな地下鉄とは
明らかに一線を画した様相を
感じ取れると思うので…
“鉄”な人で なくても、
僕みたいに
旅行の思い出のウェイトに
この地下鉄の様子が
割と脳裏に残ってた、と いうのも
あながち無くも ないかも…
しれませんよ?
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