赤い顔と青い扉がトレードマークのポルトガル・リスボン地下鉄、観光はトラムに譲るが実用はコチラが頼りです。

先日ですね、
ポルトガルに
行ってまいりまして…

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●リスボン市街地●



よその国に行ったとなれば…

やはり、
その国の
地下鉄の様相が気になる
のが
僕の性分で ございまして…


…そんなわけで、
今回は そのポルトガルの首都・
リスボン市の地下鉄
また怪しくジロジロと
見てまいりましたので…


レポートしてみようと思います。

180514_1.jpg
●リスボン市電グッズ●


リスボンにおいては、
レトロな路面電車とかが、
もはや公共交通の枠を超えて
マスコットキャラみたいな感じで
人気がありまして…


それに比べると地下鉄は
ちょっと地味な存在かも
しれないんですが…

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●このメトロマークが地下鉄の入り口●


実用面では、
やはり地下鉄を
無視できないと思います。
空港に着いてからも
いきなり お世話になりますし…


地下鉄を使えば、
リスボン空港から
十数分くらいで
中心地に たどり着けます。

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●自動改札機●


改札はICタッチ式。


有効なICカードを
タッチして改札を通ります。

出場時もタッチして出ます。

Suicaみたいな事ですね。


ただ、
Suicaとかと比較しちゃうと
反応がワンテンポ
遅い仕様でして…


なんとなく、
1.5秒強くらい かざすと
開いてくれる感じです。

180514_6.jpg
●路線図●


路線は全部で4つ。

路線ごとに
色分けされていますね。


複雑ではないので、
比較的わかりやすいと思います。


ちなみに地図を見ると
末端部が少しゾーン分け されてますが、
料金は一律料金のようです。

180514_4.jpg
●ホーム●


全部の駅を
見たわけでは
ないんですが、
一部の駅を除いて
ほとんど対面式ホーム
みたいです。


ホームに降りる前に
自分の行きたい方面を
確認しておかないと
いけないですね。

180514_10.jpg
●駅名表示●


上の写真は
Baixa-Chiado駅のもの。


その前の駅が
Cais do Sodre駅で、

次の駅が
見づらいですけど
Telheiras駅。


…って
読んじゃいそうじゃ
ないですか。


実は違くて。


ここがBaixa-Chiado駅なのは
その通りなんですが、
この駅は青線緑線
乗換駅に なってまして…

このホームは
青線のホームです。


左のCais do Sodreは

「Cais do Sodre方面は緑線のほう ですよ」

という意味の表示みたいです。


同様に右のも

「Telheiras方面は緑線のほう ですよ」

っていう表示らしくて…


で色が似ているので
気付きにくいんですが、
よく見るとマークが違うんですよね…


…っつーか個人的には
このホームの電車は
次に何駅に行くんだ
っつー事が
最重要事項なんですけども…


…こんな感じなので、
時には行きたい方面どころか
コンパスで行きたい方角を確認して
乗ったりしてました。


やはり国によって
表示とかの感覚が違う、
と いうこと
なんでしょうかねぇ…

180514_11.jpg
●駅構内●


飾り気に関しては、
ほとんどの駅が こんな感じで
パッと見、無機質な所が
多いんですが…

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●壁にはタイル飾りが●


よくよく見てみると、
所々にポルトガル名物である
「アズレージョ」と呼ばれる
絵の描いてあるタイルで
飾り付けが されてたりしますね。

180514_7.jpg
●Olaias駅●


そんな中、
こんな感じの駅も ありました。


このOlaias駅の構内は
何故か異様にド派手です。

別に
乗換ターミナル駅とか
そういうわけでも
ないんですが…

180514_8.jpg
●Olaias駅のエスカレーター●


この駅、発車すると
すぐ地上に出るので…


もしかしたら、
半地下構造の立地だから
いつもとは趣の違う
広々とした駅が作れた、

と いうこと なのかも…

180514_9.jpg
●よく見たらタイルが手形●




…さぁ、
続いては
お待ちかねの…


車両のほうの
レポートで ございます。

180514_12.jpg
●地下鉄 車両●


4路線ありますが
車両は皆 同じ、
顔が赤でドアが青の
ステンレス製。


黄線のみ
乗る機会が なかったので
未確認なんですが…

とりあえず赤、青、緑線では
皆この車両でした。

180514_13.jpg
●ドア●


ドアはミニバンみたいな
外側にスライドするドア。

プラグドアと
呼ばれるモノみたいです。


日本では混雑密度が高くて
このタイプのドアだと
挟まれて危険、
と いうことで
採用例が あまり無いんだとか…

180514_14.jpg
●反対側の車両●


一つ気付いたのが、
ポルトガルって
車は右側車線なんですが、
鉄道は左側車線なんですね。

地下鉄も、
地上の鉄道も…


何か
歴史的経緯が
あるのか…?


あと
需要が それほど なのか、
1編成が3両と
比較的 短いですね…


…でも、
両数に関しては
実はホームは
6両分ありまして…

180514_15.jpg
●2編成を連結●


時間帯に応じて、
増結して6両編成で
運行したりするみたいです。


これは…

合理的?

いや、
いちいち増解結するほうが
めんどくない?

…と
思ったりも しますが…


連結部には
貫通路が ないので、
思いのほか
手間でも ないのかも…

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●車内●


座席はクロスシート。


無難な内装で、
安心して快適に乗れます。

180514_17.jpg
●つり革●


と、いうより
つりバネ。


…でも、
これもアリだと思いました。

ブラつき、遊び具合が
割と適切です。

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●案内表示器●


放送はポルトガル語の他、
英語も流れますね。


制御方式のほうは
VVVF車が多い印象です。
略して「V車」とか
呼んだりします。


“鉄”以外の人には
あまり興味ない情報だとは思いますが、
V車は加速・減速時の音の階調が
デジタル的に不自然なので
聞けば わかると思います。

180514_19.jpg
●連結部●



…で、
実は…


車両は
1種類しかないと
思ってたんですが…


旅行最終日に なって、
若干 仕様が異なる車両
偶然 発見してしまいました。


180514_20.jpg
●若干違う車両●


わかりにくいんですが、
よくよく見ると、
貫通路が付いてるんですよね。

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●車内●


クロスシートではなく、
日本の通勤車でも よく見る
ロングシートです。

180514_22.jpg
●座席がコルク地●


コルクの生産・品質が
世界一を誇る、
ポルトガルならではの
仕様ですね。


本当は
終着駅まで行って
人も少なく、停まってる状態で
じっくり撮りたかったんですが…


さっきも言ったように
帰国日に、

しかも今まさに
空港に向かってる途中

偶然 見かけて
時間ギリギリの中
ムリヤリ捕まえたので…


さすがに終着駅まで
行っちゃってる余裕はなく、
半ば強引に撮ってきました…


“鉄”は
レアもの車両が大好きなので…

しょーもない性分なので
ございますよ…

180514_23.jpg
●駅構内●


そんな感じで…


レトロな路面電車で有名なリスボン市の、
地味めな地下鉄の特集でしたが…


空港からのアクセスに加えて
主要ターミナル駅、
主要バスターミナル、
加えて主要 繁華街も
何気に ほぼ網羅しており、
実用面では結構 お世話になる
存在ですので…


赤マスクに青ドアが
トレードマーク、
それがリスボン市の地下鉄!

…と いうことを、
頭の どこかに
引っ掛けておいてもらえれば
いいんじゃないかなぁーと…

思います。
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