西武横瀬基地’17後編
昨年11月に行った
西武線の横瀬車両基地の
イベントのリポートを
お送りしておりますが…
今回は
その後編で ございます。
前回に引き続き、
新型車両の40000系を
まじまじと眺めていきます。
基本的には
通勤車両の延長線なんですが、
比較的 長距離の
座席指定列車ということを意識して
クロスシートの座席に
なっていますね。
…でも、
この座席の
最大の特徴といえば…
運用に応じて、
横向きのロングシート状態にも
フォーメーションできるっつう
ことでしょうかね。
特急専用車だと
特急にしか使えないけど
これなら どっちでも使える、
特急の出番が ないから
邪魔だっつって
車庫に引っ込めっぱなしに
しなくても いいわけですね。
近年は私鉄各社とも
沿線顧客を掴んで放さないための
サービスに力を入れてるようで…
この40000系のような
座席がフォーメーションできる
車両を導入する例が
他の会社でも見られます。
例えば、
我が沿線の東武東上線でも
やはり このような
フォーメーション座席車両を使用した
座席指定列車を走らせてますし…
京王線でも
やはり同じような列車の運用を
今年から始めるみたいですね。
ただ、
この西武線のやつのほうが
後発のため、
座席システムは同じでも
細かいインテリアや設備面では
当然 上をいっていますよね。
こういう時って
やっぱり自分のとこの沿線と
比較しちゃうもので…
おおーやっぱり後発な分
進化してるなー、
ちょっと羨ましいなー、
とかとか思いながら
興味深く眺めました。
この車両はトイレも
付いてるらしいですね。
…でも、これは
トイレ…
では なさそうな…
何だろう?
掃除用具入れっぽい
大きさ してるけど…
…さて、
気になってた新型車両も
眺め終わったので
他のモノを見に行きます。
この横瀬車両基地には
西武の歴代の
引退した車両の一部が
展示されているゾーンが
あるみたいでして…
それを
見に行ってみたいと思います。
初代の特急レッドアロー。
小さい頃、所沢に
住んでた事があるので
この車両の印象も
非常に強く残っております。
猫ひげと呼ばれる ほっぺや
野球ボールみたいな
西武マークがインパクト大ですね。
(本当は野球ボールではなく
西武の“西”らしいです)
ドアの形状が
よくある引き戸ではなく、
パタンと開閉する折りたたみ式。
バスの前部ドアや
電話ボックスとかが
こういうやつ ですよね。
今の車両では
あまり見られないタイプなので
幼い頃の記憶ながら
これも やはり
印象に残っています。
これも好きだった車両。
巷では
「西武顔」と呼ばれているようで、
個人的にも こういう
古き良きを髣髴とさせる顔つきが
たまらなく好きです。
ちなみに子供の頃は
何故か「山城新伍」と
勝手に呼んでた記憶があります。
う~ん…
顔が似てたから、
ですかね…?
松本零士先生が
西武線沿線在住と
いうこともあり、
こういうふうに999的な柄に
なったりするんですね。
首都圏の通勤車両は
通常JRとかも基本的に
4ドア車が多いんですが、
この車両は3ドア車と呼ばれるもの。
車長は同じだけど
ドアが少ないから
座席が かなり多いという
メリットが あります。
さっきの101系も同様で
3ドア車は西武の特徴的な
スタイルの一つだったんですが…
近年では地下鉄乗り入れとか
ホームドアの兼ね合いとかで
他の車両とドア位置を
合わせずらいという
使いづらさもあって、
引退を余儀なく されてるみたいです。
3000系は
実は車齢的には
そうそう古くは ないんですが、
どうにも使い道が ないと いうことで…
時代が ちょっと
不遇だったんですね…
ここまで古いものに なると
さすがに僕の小さい頃にも
記憶に ないですね…
…この車両、
中には入れないんですが…
カメラを差し出せば
垣間見れますね。
片扉式で、
しかも広告まで古そうで、
非常に興味深い内装です。
…さて、
ひと通り見たので
そろそろ帰りましょうか。
…うーん、
やっぱり この風景は
どうにも絵に なりますねぇ。
-総評-
満足です。
楽しかった!
はるばる来た甲斐がありました。
ていうか“鉄”なんだから
そもそも ここまでの乗車自体も
好きなんですけども…
西武線では他にも
南入曽のイベントにも
行きましたが…
南入曽も
それはそれで楽しめましたが、
どちらかというと
ファミリー向けで…
今回のほうが
より通好みな感じだと思います。
そして やはり
秩父の山の風景をバックに
見るというのも
なんとも言えないものが
あるので…
鉄道に それほど詳しくなくても、
口実の一つとして
ただただ ぶらりと見に行っても
楽しく散策できるかも
しれない…
そんな気も しました。
-おわり-
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