ボフニアから帰路へ
-その18-
前回からの続きです。
ボフニア王立岩塩坑の
観光が終わったので、
ここを後にしようと思います。
…と
岩塩坑を出ようとしたら、
同じく観光帰りの人が
車の中から、
「このへんの目的地だったら、
よかったら乗せていきましょうか?」
との
お誘いが…
基本的には
あまり知らない人の車には
乗ってっちゃマズイとは
思いますが、
僕と同じく
岩塩坑の観光客だと いうこと、
小さいお子さん連れの
ご家庭だと いうこと、
…などなど、
総合的な雰囲気から
まぁ、特に
問題は なかろうと
判断して、
お言葉に甘えさせて頂く事に しました。
何か お礼を…
「きのこの山」は
往路の列車で使っちゃって
弾切れなので…
あからじめ100均で買ってきた
ド和風柄の扇子を贈呈。
まぁ、子供さんは
きょとーんと してますが…
どうも
ありがとう ございました。
…と いうわけで、
ボフニアの町の
中央広場に到着です。
いや、まぁ
別に何かが
あるわけでは
ないんですが…
テキトーに散歩する際の
ゴール地点に、
くらいの気持ちで
来てみました。
まさか
車で連れてってもらっちゃうとは
思っても いませんでしたが。
やはり「王立」岩塩坑と
何か関係が あるんですかね?
しかし、何にせよ
この町に関する
日本語の公的資料が
皆無ですので…
この方が、
どんな立派なことをして
偉いのか とかは
ちょっと わかりません。
そんな感じなので…
こういう所に行っても
全く ちんぷんかんぷん
だと思うので、
中には入りませんでした。
なので、
テキトーに
ブラ歩きするのみです。
でも、ただ単に
無機質な住宅街と
いうわけではなく、
統一された景観の町並みで
雰囲気が 感じられる気がします。
お年寄りの利用が多い
横断歩道なんですかね?
…と、まぁ
こんな感じで…
テキトーに歩きながら、
そろそろ駅に帰ろうと
思います。
町の中央広場から離れて
駅に近づくに連れて、
むしろ閑静な住宅街に
なっていきます。
駅周辺のほうが
賑やかな傾向にある
日本とは逆ですね。
さて、
この駅には
自動券売機が
ないようなので…
買ってみますか、
窓口のオバちゃんから。
左が始発駅で。
右が行き先駅。
らしいんですけども…
どうも最初
見方を間違えて…
左に書いてある内容を
オバちゃんに告げたら、
「無い!
だから!
そんな列車は無い!!」
…と
スゲー怒られちゃいまして…
で、
後から間違いに気付いて
改めて問い合わせてみると、
「そう、それでいいのよ、
ウフフ。」
…と
打って変わっての
ツンデレ笑顔で
応対してくれました。
料金は
チケットが5ズウォティ、
スマイルが0ズウォティです。
お!
渋いの来た!
コレは普通列車ですかね。
ああ、だから料金が
往路より安いのか…。
中もイイ感じに渋いです。
いいね いいね、
こういうの
乗りたかったんですよー。
おまけに車内には、
「乗り過ごしちまったじゃねぇか、
どうしてくれんだオイ…」
みたいな事を
ブツブツ言ってる
おっちゃん とか…
連れ戻しても
連れ戻しても、
どーしても手すりに
しがみつきたがる
少年とか…
カオスなローカルっぷりが、
見ていて なかなか
面白かったです。
…と いうわけで
無事、クラクフに戻ってきました。
うーん…
そうですねぇ…
岩塩坑だけで いえば、
いくら混んでいようとも
素直にヴィエリチカに
行ったほうが無難かと思います。
ヴィエリチカのほうが
言葉が わからなくても
見ているだけで圧巻ですし…。
ただ、今回の場合
岩塩坑うんぬんと いうより…
道中自体が
思いっきり
ポーランド・ローカルに
触れられた感じが
しましたので…
個人的には
心に残る
ショート トリップに
なりました。
-つづく-
- 関連記事
-
-
往路ワルシャワ行き機内 2016/05/14
-
ワルシャワ歴史地区へ 2016/08/04
-
アウシュヴィッツ強制収容所へ 2016/07/02
-
夜のニエジツァ城 2016/07/25
-
ニエジツァ城に到着 2016/07/16
-
ニエジツァ城にチェックイン 2016/07/18
-