ベラルーシ・奇跡のたより

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-その4-


-前回までのあらすじ-

アブダビ空港に到着。
これから3時間待ちとか…

あと、トイレに
謎のシャワーがついてたとか…

そんな感じです。
ひたすら待つしかないです。
飛行機って そういう
もんなんでしょうね。



今回は改めて、
これから行くベラルーシという国について
少し掘り下げてみたいと思います。



●ベラルーシ共和国●

東ヨーロッパに属する国です。
でも、旧ソ連って言ったほうが
イメージが掴み易いかもしれません。


●ベラルーシの位置●

日本では あまり知られていない
マイナーな国であります。
知り合いに話しても結局1人くらいしか
知ってる人がいませんでした。

「どこ行くの!?」って聞かれて
結構説明がめんどかったりしました。
だからテキトーに ぼやかして
「東欧のほう」って言っといたりとか…。

ソビエト連邦時代は日本では
「白ロシア共和国」という名で
世界地図に載っていたりしたので、
ある程度の年の方だと白ロシアと説明すると
「ああ~なんかあった~あそこか~」
みたいな反応をされることもあります。

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●白ロシア共和国●

ちょうど昭和55年頃の
世界地図がウチにありました。

ただ、実際に そこがどんなところなのかは
知らないというのが大半の反応です。

しかし、奇しくも先日、
ロシア・ウクライナ両首脳が
ベラルーシにて会談するということが
ニュースになったりしたので
もしかしたら それでご存知に
なった方もいるかもしれません。

140829_1.jpg
●8月27日の読売新聞●


で、なんで そんなマイナーな国に
行こうとしているのか?

なんのことはなく、単純に観光であり、
行ってみたい衝動に駆られた、としか
言えないんですが、まぁ、
行ってみりゃ、わかるかな…と。
僕も行ってみて探る感じでした。


そんな感じの場所なので
いかんせん、得られる情報が少ない。
ベラルーシに特化したガイドブックなんて
あるわけもねぇ!ってな具合で。

しかし、今の時代、ネットがありますからね。
調べれば結構出てきます。

旅行記であったりとか、
現地にお住まいの日本人の方が
書いてる情報なんかもあります。


ひとつ、紹介させて頂きますと
「ベラルーシな時間 はぐれミーシャ純情派」
というブログがあるんですが。


ベラルーシに関してネットで調べ始めれば
多分、大抵は見ることになるであろうと
思われます。僕もお世話になりました。

ベラルーシで日本語教師をされている方で、
ベラルーシ人の奥さんや息子さんと一緒に
向こうに住んでいるそうです。

ブログでは主にベラルーシでの生活の様子など、
現地ならではの情報がわかります。
僕も渡航にあたり、結構記事を熟読しました。


最初に このブログを知ったきっかけは
フライトルートの模索から。
今回のアブダビ経由のことも
このブログで知りました。

日本からベラルーシに行くとなると大抵

・モスクワ経由

・ヨーロッパ各都市経由

と案内されます。
地球の歩き方にも そう書いてありますし、
旅行会社でも最初そう提示されました。

しかし、モスクワ経由の場合、
初心者の僕が1人で行くには
いろんな意味で危険、
さりとてヨーロッパ経由だと
もうベラルーシじゃなくて
そこで観光でいいじゃん、と
思いたくなるほど
単純に値段が高くなります。

で、他に方法がないものかと知ったのが
このブログで紹介されていたアブダビ経由で、
比較的スムーズで乗り換えやすく
比較的値段も安いと。
これがベストと判断いたしました。


…と、そんな感じでですね、
通称・はぐれミーシャさんのブログは
貴重な情報源として しっかり
頭に入っていたわけなんですがね。



…まさかね…



このアブダビ空港で…



ご本人に会うとは思いませんでした。

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●トランジットエリアにて●

指してる方が はぐれミーシャさんです。
写真は撮ってなかったのですが、探してみたら
辛うじて端っこに ちょこっと写ってる写真があったので
使わせていただきました。微妙な写真ですみません。

ブログに ご家族共々
写真を載せてらっしゃるので見てわかりました。
一時的に日本に帰国していて、
これから ちょうど帰るところのようで。

それにしても…何だこの偶然!

ブログには この日に日本に帰国するとか
この日にベラルーシに帰るとかは
書かれていませんので、
僕とベラルーシ行きのフライト日が
重なったのは完全なる偶然です。

何この出来過ぎた展開!

自分で考えた漫画の展開よりも
よっぽど漫画っぽい展開です。


…さて、どうしよう…


話しかけるべきか…?


そうです、僕は日本でも有数の
草食系人見知り男子なので
ここでサクっと気さくな感じで
アグレッシブには話しかけられないのです。


う~ん…でもなぁ…


こんな偶然、ないぞ…


う~ん…


と、いうわけで、ちょっと悩んだんですが
やはり、お話をすることにしました。

なにしろ初の1人海外だし、
ベラルーシの情報は欲しいし、
なにより こんな偶然、
何かの運命だろうと思ったので…。


と、いうわけで
これからベラルーシに旅行に行くんです、
ブログを読ませて頂いてますという旨を
説明し、話を切り出しまして。
はぐれミーシャさんも まさか
ブログの読者と こんなところで会うとは
思っていなかったようで驚かれておりました。


快く、気さくにお話を聞かせて頂きまして。
現地の様子、気になっていたことなど
色々教えてくださいました。
こんな出会いは想定できるはずも
なかったので感激です。


これは…今回のベラルーシ旅行は…
なかなか何かあるな?と。
勝手に自分の中で思ったりした瞬間でした。



色々と話し込んでるうちに、
意外に時間が経っていたようで、
長かった待ち時間はあっという間でした。

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●明るくなってた●


「何か ありましたら、ご連絡ください」
ということで連絡先も教えてもらい、
とても心強いバックアップを得ることができました。

本当にありがたい。大感謝です。

あと、ご子息の龍二くんが
かなり自由に元気でした。

完全アウェイの僕の近くにも おかまいなしに
ご自慢の飛行機のおもちゃで悠々と
自分空港を展開していましたから。


そんな感じで、気が付いてみたら
搭乗時間まで あともう少し。
3時間以上という長さがぶっとぶ
奇跡の展開でございました。


-つづく-
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