英国ロンドン地下鉄をVISAタッチ決済で都市部から郊外まで簡単乗車

“地下鉄”というのは都会の移動手段、という位置付けなのは周知されている通りだと思われますが…


実は路線網の端っこのほうに行ってみると、意外にも郊外鉄道の役割も兼任していると いうのを垣間見る事が できるのが また面白い所なので ございまして ですね…


と いうわけで今回は、そういう感じの地下鉄路線の末端駅を見てみようじゃないかと…


…それも、日本じゃなくてイギリスで。
こんな所まで来てしまった
●こんな所まで来てしまった●

特段 用が ある人以外は行かないであろう地下鉄路線の末端部分、しかも海外でという、まさに地下鉄ヲタクの おふざけ観光の極みで ありますが…


そんな感じで、イギリスの首都ロンドンの地下鉄をややマニアックな視点でレポートしてみたいと思います。



ロンドンの地下鉄は世界最古

世界初の地下鉄はSLだった
●世界初の地下鉄はSLだった●

イギリスは鉄道発祥の地として知られていますが、地下鉄もイギリスが発祥。


開業は1863年。ちなみに日本の地下鉄が開業したのが1927年(現在の東京メトロ銀座線)。

よくも まぁ蒸気機関車の時代の段階で地下に走らせようと考えたものだなぁ、と思いますね…
ベーカー・ストリート駅
●ベーカー・ストリート駅●

上の絵に出てた駅のホーム。


最古の開業時の感じを表しておりまして、鉄ヲタ観光的にも人気の高い駅として知られております。
特徴的な窓
●特徴的な窓●

おそらく蒸気を考慮して、この部分が当時は通風 兼 灯りの役割を果たす窓だったんじゃないかなぁという気も するんですが…


現在ある姿は あくまで復元的な意味合いなので、さすがに ここは飾りとして あるだけで塞がれていますね。


このようにデザイン的に映えるホームがあるのも地下鉄の魅力で ございまして…

観光の際には、こういう部分も是非!と いうのが地下鉄ヲタからの提言で あります、ハイ。

ロンドン地下鉄の乗り方

このマークが目印
●このマークが目印●

ロンドンの地下鉄の駅は、このマークを探せば間違いありません。


「UNDERGROUND」というのが名称。

「メトロ」では ないんですね…地下鉄は場所によって色々と呼び方が あります。


アメリカとかの地下鉄の名称として知られる「サブウェイ」はイギリスでは地下道の事。

上の写真でも よく見ると「PUBLIC SUBWAY」と横に書いてありますが、これは多分 駅が公共地下道も兼ねてるという表記なんだと思われますね。

さすが大都市の路線網
●さすが大都市の路線網●

路線網は結構 複雑です。


路線は10種類以上あるんですが、一部路線に共用部分が あったりとか してですね…


東京の有楽町線と副都心線、南北線と都営三田線みたいな感じで…


…と、日本の例でも なんじゃそりゃって方は多いと思うので…


地下鉄に乗る際は その列車に表示されている行き先や路線名に注意が必要ですね。

券売機
●券売機●

切符ですが、「Oyster」というロンドン交通のICカードを使うのが一般的。


紙の切符も存在は しているらしいんですが、あり得ないくらい高いらしいです。

「ICカードを使ってくれ」ってことなんでしょうね…


ICカードは券売機で購入・チャージが可能らしいんですが…


実は僕は、このICカードは購入していません。必要が ありませんでした。


と、いうのも…
外国だとわかるVISAタッチの有難み
●外国だとわかるVISAタッチの有難み●

昨今 日本でも普及されつつあるVISAカードのタッチ決済ですが…


なんと、これで そのまま改札が通れます。

日本から普段使ってるVISAカードで そのまま改札も通れると いうわけですよ。


料金面も先のICカードと同様の扱い。なんなら総額が1日乗り放題券の額に達すると自動的に乗り放題扱いに なるそうです。


これなら券売機の前で色々と悩む必要なく、そのまま改札を通れますので…


これが普及してくれると非常に助かると…

自分が外国人旅行者になると噛み締めて実感できる事案で ございます。

昔の英国は冷房が不要だったが…

ここらへんから、いよいよマニアック寄りの内容に なっていきますが…


ロンドン地下鉄の車両は路線により、車体が大きいのと小さいのの2種類が ありまして…
初期の駅は開放的
●初期の駅は開放的●

まずは大きいの。基本的に初期の路線になりますね。

初期に開業した系統は先に述べたように“蒸気”だってことを考慮してホームも含めて広々した造りに なっています。


地下に作りたいのか、作りたくないのか、葛藤した結果なんでしょうね…
車両は普通に現代的
●車両は普通に現代的●

路線は古いですが、車両のほうは古いままと いうことはなく、ちょうど新型車両に置き換えが完了したタイミングかもしれません。


おそらく、この顔のやつに ほぼほぼ統一されているものかと思われます。
標準的な通勤車両の様相
●標準的な通勤車両の様相●

まぁ日本の標準的な、JR在来線と同じくらいの広さと思ってもらえれば…


さすがにイギリスは先進国だし冷房が付いているのは当たり前と思いきや、実はロンドン地下鉄で冷房が付いたのは比較的 近年登場の この車両が初めてだそうです。


要は近年の温暖化というのが背景にあるらしくて…イギリスで冷房が必要に なってしまったのかと話題にも なったそうですよ。

いかにもトンネルな空間
●いかにもトンネルな空間●

そして もう一つの小さいの。


トンネル構造が まるでチューブのように なってることから、ロンドンの地下鉄は愛称として「チューブ」と呼ばれたりも するそうです。


こちらのほうは まだ車両置き換えの時期には入っていないのか、70年代くらいの車両も未だに走っていたりするのが むしろマニア的には面白い限りだったりしますね。
笑っちゃうくらい狭い
●笑っちゃうくらい狭い●

これは後年、建設費抑制ということで断面を小さくしたとか…


…に、したって小さいな…


同様の理由で小さく作られた東京の都営大江戸線よりも小さいんじゃないかコレは…
昭和男子の手が天井に届いちゃう
●昭和男子の手が天井に届いちゃう●

ちなみに先にも述べたように、もともと冷房がなくて よかったイギリスなので…


この小さいタイプの路線にはホームも含めて冷房がないので、現在の夏は なかなかに暑くなります。


車内は走行中に通風されるので いいんですが、ホームは不快に暑いです。狭いから余計に。


これらに路線にも今後 空調を どうにかしなきゃいけないと考えると、なかなか頭が痛い問題だとは思われますね…

レールの横と真ん中にもレールが
●レールの横と真ん中にもレールが●

集電方式は天井のパンタグラフではなく線路の横に また電気が流れてるレールがあって、そこから電気を取る方式。


集電用の第三のレールから取るという事で「第三軌条」と呼ばれてる方式で、世界的に地下鉄で よく採用されている方式ですが…

ロンドンの地下鉄は さらに もう1本真ん中にもレールがある「第四軌条」という方式になっていて、真ん中のレールから電気を逃がしているそうです。
4本もレールがあるとポイントが複雑
●4本もレールがあるとポイントが複雑●

この方式の最も気を付けなければ いけないのが、人が落ちたらケガじゃ済まないと いうこと。


なので東京の地下鉄でも、この方式で動いてる銀座線とかでは あまり車両基地公開ファミリーイベントとかは やってる記憶が ありません。

イベントに行ってイベントで逝っちゃう危険性が高いですからね…

牧歌地域なのにロンドン地下鉄沿線

目指すはド末端
●目指すはド末端●

さて、冒頭でも述べたように地下鉄ヲタクとして さらなる異質な観光を求めてロンドン地下鉄の末端郊外部を ちょっと行って見てみようと思います。


その末端部分は路線網の一番左上に位置する「チェシャム(CHESHAM)」という駅。


ロンドン地下鉄はゾーン1(ド都心)~ゾーン9(ド郊外)と いうふうに区分があり、上の地図で見たところ そもそもゾーン9に当たる駅は全体でも3駅ほどしかなく、このレアさ加減がマニア心をそそりますね…
路線図が単純ではなさそう
●路線図が単純ではなさそう●

っつっても、行くのは ただ地下鉄で終点まで乗り続けてれば いいだけで超簡単…


…と思ったんですが、先程も解説したように路線網は結構 複雑に入り組んでおりますので…それと なんか快速とかも あったりするのか?


あと、そもそも末端まで行く列車っていうのは さすがに少ないんですね…行き当たりばったりで ちょうどチェシャム行きに乗れるという こともなく…


なので とりあえず行けるところまで同方向の列車に乗って、分岐点でチェシャム行きが来るのを待つという方法をとりました。

もはや地下鉄ではなく木下鉄駅
●もはや地下鉄ではなく木下鉄駅●

まぁそんな感じでしたが、無事チェシャム駅に到着。


ロンドン都心部からは時間にして約1時間。距離は約40キロ以上。


もはや ここはロンドンなのか?といった趣の場所まで来てしまいましたが…
もはや木々のトンネルの駅
●可愛らしい広場がある●

駅の近くに程よい感じにショッピングストリートや広場が あったりしまして…


都心部から北西に約40キロくらい…

これは東京近郊に置き換えると、ちょうど僕の地元らへんである埼玉の東武東上線のエリアに あたりましてですね…


街の規模的にも、

Mr.よっしい
Mr.よっしい
このチェシャムは、
ロンドン近郊における鶴ヶ島だ!
と、勝手に脳内で姉妹提携を結んで楽しんだりしてました。
歴史を感じさせる駅舎
●歴史を感じさせる駅舎●

そうは言っても この駅 実は なかなか歴史も長いらしく開業は1880年代、余裕で100年前には存在していたそうです。

駅設備も歴史的建造物に指定されているようで…


対して我が東武東上線の鶴ヶ島、坂戸方面に鉄道が開業したのは せいぜい1910年代…まぁこちらも100年は超えてますけども…


そんな埼玉の東上沿線民がチェシャム駅様と比較しようなんざ、とても おこがましい限りでしたね…
この信号扱所も歴史的価値が
●この信号扱所も歴史的価値が●

しかし もはやロンドンとは言えない郊外で あるにも関わらず紛う事 無きロンドン地下鉄沿線であり、1本でベーカー・ストリートとかに行けちゃうと いうのは地元の方にとっては穴場的な住みトク感を感じているものだと思われますね。


本数だけはネックですけどね…

30分に1本くらいのようです、調べてみたら…

森のトンネルから木下鉄進入
●森のトンネルから木下鉄進入●

と いうわけで なんだかんだチェシャム駅を見て自分なりに勝手に楽しめたので、ちゃんと時刻表を確認して30分に1本の列車を待って都心部に戻るとしましょうかね…


…ていうか この画すげえな…黙って見せたら誰も地下鉄って思わねえだろ…


っつーか、こんな屋外で集電レール大丈夫なのか!?


…と、ツッコミどころも色々あって面白いんですが…
一応柵っぽいのがある
●一応柵っぽいのがある●

多分、牧場とかでも やってるように微弱な電流が流れる柵でガードされてる感じでは ないでしょうかね…


じゃないと、人間は ともかく小動物が進入しまくりでヤバイでしょうから…

ロンドン交通博物館もオススメ

ロンドンの乗り物がいっぱい
●ロンドンの乗り物がいっぱい●

そんな感じでマニア視点で、それも かなり偏屈な角度からの視点で お送りしたロンドン地下鉄レポートで ございましたが…


この他の見どころとしては、やはりロンドン市内にあるロンドン交通博物館ですかね…


古い地下鉄の車両は勿論、バスなどもあり気軽にファミリー層にも幅広く楽しめるかと思われます。


他にも もっとマニアックな車両基地倉庫の公開も まれに あったりするらしいんですが…残念ながら僕は今回そちらのほうには機会に恵まれませんでして…


やはりイギリスは鉄道の歴史があるだけに、マニアの掘り下げ甲斐も たくさんあって尽きない所だなぁと思いますね。
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