【イギリス周遊旅行乗車レビュー】国立鉄道博物館へ世界最速SLマラード号を見に行く

鉄道発祥の国、イギリス。


鉄道ヲタクとしては、やはり英国を旅行する際には是非とも鉄道を周遊する旅程を所望するわけで ございまして…

世界最大級の国立鉄道博物館
●世界最大級の国立鉄道博物館●

そして鉄道ヲタクとしては、やはり鉄道発祥の国の鉄道博物館なんかも是非とも見てみたいわけで ございましてですね…


そんな感じで今回は、誰に需要があるのか微妙にマニアックな記事に なりますが…

国立鉄道博物館への訪問も交えつつイギリスの鉄道の乗車レポートみたいな記事をお送りしたいと思います。



運行系統は複雑だがネットが便利

エディンバラ城下に行き交う鉄道網
●エディンバラ城下に行き交う鉄道網●

まず日本の国鉄→JRの流れと同じように、イギリスも かつて国営だったのが現在は幾つかの民営会社に分社されて運行されているみたいです。


これが結構やっかいで切符も ちゃんと それに応じて買わないと いけないので、真っ向からルートを考えようとすると結構 複雑だと思われますが…


しかし、今はネットの時代。ネットには便利なサービスとかも ありまして ですね…

「Trainline」でルートを検索
●「Trainline」でルートを検索●

参考までに、僕は「Trainline」というサイトを使ってルートを検索して計画を立てておりました。


Yahooの路線情報みたく日付や時間、目的地を入力すれば分社の垣根も超えた乗り継ぎとかも全部 割り出してくれるので…


とりあえずコレを使えば、大抵の旅程に関しては予め立てられるんじゃないかなーと思います。

料金は基本高いが「特急」の概念がない

人が行き交うエディンバラ・ウェイバリー駅
●人が行き交うエディンバラ・ウェイバリー駅●

続いて料金体系ですが、飛行機とかと同じような感じで変動制に なっているみたいです。


ピークの時ほど高くなるとか、早めに買えば安くなるとか…


早めに予約しちゃえば かなり安くなるけど…その代わり替えが利かないよ?乗り遅れたりしたらアウトだよ?みたいな制約も、航空券と同じように あったりしますね。
これさえあれば乗り降りし放題
●これさえあれば乗り降りし放題●

しかし鉄道周遊旅を所望するのであれば、便利なのは このブリットレイルパス。今回 僕はコレを利用しました。

イギリス中の鉄道が、有効期間内 乗りたい放題できちゃいます。


コレ自体も結構な お値段は するんですけども、そもそもイギリスの鉄道料金は まともに買ったら もっともっと高いですのでね…


一応 僕は今回のイギリス旅行ではロンドンからスコットランド、ウェールズのほうへも鉄道で行ったり来たりとか してましたので、こういうふうに周遊するんなら充分に元は取れると思います。
ブリットレイルパスもネットで購入
●ブリットレイルパスもネットで購入●

購入できるサイトは色々あるみたいなんですが、僕は「ACPRail」というサイトで購入しました。

もう海外の鉄道の切符でも何でもネットで購入できますね今の時代は…


購入した時点では まだ未開封状態みたいな感じで、ヴァリデーションという開封的な手続きを行なうことでQRコードが発行されて使えるように なります。


以前は紙のアナログ券を用いていたみたいなんですが、現在は このようなモバイルっつーかデジタルチケットが主流になっていますね。
大きめの駅には改札機がある
●大きめの駅には改札機がある●

イギリスも他の欧州と同様に駅に改札がないスタイルが基本なんですが、近年では大きい拠点駅などにキャッシュレス式の自動改札が設けられています。


この改札機にQRコードをかざしてゲートオープン。

ただ なんかしらシステム的に不完全なのか開かない時も しばしば あるんですが、基本的に係員の方が側にいるので有効なチケットを ちゃんと見せれば手動で通してもらえるので大丈夫で ございます。
QR読み取りは ここんとこ
●QR読み取りは ここんとこ●

ちなみに わざわざ そうする人は少ないとは思われますが、一応QRコードは紙にプリントアウトしてもOK。

僕はスマホ持ってないので、もっぱら そうして いましたけども…


プリントアウトの際は拡大しすぎないように注意ですね。上の写真 見てもらえば わかると思いますが、デカすぎたら読むに読めねーでしょうよって話になると思うので…


まぁ発行されるPDFファイルは そもそもスマホ画面くらいの大きさっぽいから、原寸で印刷すれば大丈夫かと…

停車駅も両数もスピードも様々
●停車駅も両数もスピードも様々●

それとイギリスの鉄道の場合、速さによる列車の優等種類区別が ありません。


ローカルな各駅停車も、ビュンビュンすっ飛ばす高速列車も、特急券が必要とか そんな概念なく乗ることが できます。
快適に座れる高速列車
●快適に座れる高速列車●

この事が上記のブリットレイルパスと非常に相性が良くてですね…


特急券の予約とかを気にする必要もないし、状況に応じて臨機応変に乗る列車の予定をコロコロ変えたって かまわないわけだし、お値段以上に利便性が圧倒的に高い鉄道旅になります。


一部 先日のコチラの記事で取り上げた寝台列車「カレドニアンスリーパー」みたく寝台券とかの予約が必要になる列車も ありますが、この場合でもブリットレイルパスがあれば割引価格で予約が できたりしますね。
予約者が来るまでは座っててもOK
●予約者が来るまでは座っててもOK●

なお座席に関しては任意予約制で、混雑が予想される中でも確実に座りたいという需要で予約が あったりします。


この場合は予約していない人でも表示に書かれている駅までは座ってても いいけど、その駅から予約者が来たら譲るというシステムなわけですね。


日本でも中央線の特急とかで採用されている座席未指定券みたいな感じでしょうかね…

アレの特急概念がないヴァージョンといった感じでしょうか。
予約者が来るまでは座っててもOK
●椅子に刺さってるアナログ予約表●

ちなみにデジタル表示器がない車両では、紙の予約表が予め座席に刺してあって その役割をしているみたいです。


たまに、いや、割と この紙がポロポロ落ちちゃってるやつも見受けられたんですが…


まぁ、言って話せば いいだけでしょうけども…

世界最初の鉄道区間


●目指すは国立鉄道博物館のあるヨーク●

さてさて、冒頭から取り上げております国立鉄道博物館という所は、イギリス中部のヨークと いう街にあると いうことで ですね…


僕は先日のコチラの記事で取り上げた、ウェールズのスランディドノという街から向かいました。


その際たまたまでは ありますが、世界で一番最初の公共鉄道路線である「リバプール&マンチェスター鉄道」の区間も通ったので ちょっと触れてみたいと思います。

●この区間が世界最古らしい●

歴史的な経緯からかリバプールのあたり、路線網が結構 入り組んでるんですよね。


西武線が萩山あたりで入り組んでるのと同じような感覚ですかね…西武線ユーザーしか理解できないマニアックすぎる感覚でしょうけども…


その中の一部区間に、件の最古区間が あるということで…

リバプールのライム・ストリート駅~マンチェスター・ヴィクトリア駅間が それに あたるそうです。
少し言い辛いNewton-le-Willows
●少し言い辛いNewton-le-Willows●

この最古区間の途中駅である「ニュートン・ル・ウィローズ」という駅で、列車を乗り換える必要が あったので下車してみました。

よく見たら駅名板の下に「The Liverpool and Manchester Railway」と説明が ありますね。


ちなみに昔は、車両製造会社が ここに あったらしくで ですね…
日本の1号機関車150形
●日本の1号機関車150形●

日本の一番最初の鉄道の機関車、これがイギリスから輸入されたものらしくて ですね…


現在 埼玉の鉄道博物館に保存されているコイツの車体のプレートを よくよく見てみると、たしかにちゃんと「NEWTON LE WILLOWS」と書いてありますね。


僕も見て、この事に すぐハッと気付いた…!


…わけはなく後から知ったんですが、記録としてプレートの写真は撮っておくものですねぇ…ハイ。

以前、コチラの記事の時に訪れた際に とりあえず撮っておいたので…

味のあるレンガの建物
●味のあるレンガの建物●

そんな日本とも微妙に間接的な関係が ないとも言い切れなくも ない、ニュートン・ル・ウィローズで ありますが…


イギリス最古の区間の一つだからなのか、駅舎は確かに なんか年輪を感じさせますね…


まぁイギリスは このくらいの建造物は ごまんとあるので、そこまで物珍しい光景では ありませんが…
何気に実は日立製車両
●何気に実は日立製車両●

…とはいえ、現在は普通に広大なイギリス鉄道網の一部として区別なく扱われている区間なので、特段な特別感もなく ごくごく普通に利用されておりまして…


日本の日立製の高速列車車両なんかもバシバシやってきちゃいます。

英国技術を取り入れた日本の日立が今度は逆輸出

雰囲気は日本車、配置は英国車
●雰囲気は日本車、配置は英国車●

この日立製車両が たまたま僕が次に乗る列車だったので、これは観察するのに いい機会でした。


車内は言われてみれば日本製車両かなー…みたいな雰囲気も感じられなくも ないですが、基本的にはイギリス・欧州の座席構造に準じて作られていますね。
なんとなく馴染みのあるドア周り
●なんとなく馴染みのあるドア周り●

僕の地元の東武東上線も日立製車両が幅を利かせているので、なんとなく日立の雰囲気は把握しているつもりでして…


たしかにドア周りとか、よくよく見ると既視感を感じます。
ステップに日立のロゴがある
●ステップに日立のロゴがある●

すでにイギリス国内に日立の工場があり、そこで製造、整備も されているみたいです。


もともとの技術発祥元であるイギリスに輸出できたというのは、なかなか感慨深いものが あると思われますね。

鉄道の発祥地の博物館

博物館は駅から すぐ
●博物館は駅から すぐ●

と、いうわけでヨーク駅に到着。


鉄道博物館は駅の西側に隣接しておりまして、駅から すぐアクセスできます。
てっぱくとの提携プレート
●てっぱくとの提携プレート●

それでは いよいよ見て行きましょうか…イギリス国立鉄道博物館。


埼玉の鉄道博物館と姉妹提携も しているんですね。
募金箱
●募金箱●

入場料は、なんと無料…!

しかし維持費のための寄付金は募っており、僕も気持ち程度ですが寄付いたしました。


なお、入場にはコチラの公式サイトから事前予約が必要です。

基本的に月曜日が定休日らしいんですが、僕が訪れた8月は書き入れ時だからか月曜日も休みなく開いているようでしたね。

車輪が どデカいSL
●車輪が どデカいSL●

さてさて、博物館の車両展示ですが…


まぁ展示の詳細は実際に行って見てみて なんぼだと思うので、ここで一つ一つ取り上げることは しませんが…


展示の仕方・構造等は提携関係もあってか埼玉のてっぱくに通ずるものも ある気がしますね。


多分、埼玉のほうが こちらを参考にしているのかも しれませんが…
初代ユーロスター373形
●初代ユーロスター373形●

機関車から高速鉄道まで、技術の進化を辿っていくような展示に なっていますね。
SHINKANSEN
●SHINKANSEN●

そして こちらは、JAPANという極東のほうの国の高速列車らしいです。

というか新幹線ですね。


それにしても隣にあるのは先程のSLなんですが、新幹線と並べると相当に車輪がデカいのが改めて わかりますね…
車内に入ると帰国したような感じに
●車内に入ると帰国したような感じに●

この新幹線、2001年に寄贈されたそう車両だそうで…


0系が引退したのが2008年だから、現役時代から展示されているんですね。
0系に英国型コンセントがある珍改修
●0系に英国型コンセントがある珍改修●

見学ついでに日本に戻って来たような雰囲気に黄昏れて座席で ひと休憩していたら、うっかりカメラを置き忘れかけてしまいまして…


イギリスで、0系新幹線の車内で、カメラを忘れました!という訳の分からない珍事に なるところでした。

世界最速の蒸気機関車

LNER4468 MALLARD
●LNER4468 MALLARD●

さあ そして こちらが今回の記事のタイトルにも書きました世界で一番速いと いうSL、マラード号で ございます。


青い車体が鮮烈にカッコイイですねぇー…

なんか、古いのに次世代感を感じさせるフォルムです。
最速SLの機関室
●最速SLの機関室●

あくまでも蒸気機関車で最速、ということですが その最高記録の時速は なんと203キロ。


このSLだったらドクも あんなに苦労しなくても簡単に1985年にタイムスリップできただろうに…


まさに常軌を逸した蒸気ですね。
ここでしか買えない?帽子
●ここでしか買えない?帽子●

「世界最速の蒸気機関車」というスペックワードが子供心に刺さり易いのか、この博物館の中でも かなり人気の高い存在のようで…


この博物館オリジナルのマラードグッズなんかも、各種 販売されております。


かくいう僕も、ついついマラードキャップを買ってしまいました。これなら日本で使っても多分 恥ずかしくない…?…ような気がします。


日本でマラードキャップをかぶってるオッサンを見かけたら、多分それは僕かも しれないですよ…

と いうわけで

ヨークの主役はむしろこっち
●ヨークの主役はむしろこっち●

僕がヨークという街に来た最大の目的は もちろん国立鉄道博物館なんですが、それだけで すぐヨークを後に するのは あまりにも あんまり すぎますので…


せっかくヨークに来たからには、やはりヨーク・ミンスターという大聖堂くらいは見ておきたいなと思うところで ございますね…


イギリスの中でも、かなり大きい大聖堂らしいですよ。
アーチが絵になるキングスクロス駅
●アーチが絵になるキングスクロス駅●

このあとは、高速列車で真っ直ぐロンドンへ…


この日の僕の旅程はウェールズのスランディドノ→ヨーク→ロンドンと なかなかな回り道ルートだったんですが、先に紹介した「Trainline」でサクッと調べたところ時間的にも全然 無理なく こなせそうな旅程だったので…


ブリットレイルパスで乗り放題ですしね…こういう鉄道周遊も全然アリと いうわけで ございます。
キングスクロス名物のハリポタごっこ
●キングスクロス名物のハリポタごっこ●

そんなわけで今回はイギリスの鉄道について、色々と取り上げてみたわけですが…


ひとつ懸念点としては、遅延とか運休とかも度々あるという話を聞きますので そのへんは要注意とか言うか、ある程度 想定も必要なのかなと…


幸い僕は今回そんな予定が崩壊するような事態には当たらなかったので、オンタイムで動いているならイギリス鉄道旅行は非常に便利かと思います。

なるべく朝早くから旅程を進めるようにしたのが功を奏したかな…?


発祥大元の鉄道での周遊は、やはり間違いなく格別に楽しい旅行で ございました。
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Comment 2

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aozoratenki2

ヨーク・ミンスター大聖堂〜こればかりはアチラで見ないと味わえない趣です
初代「新幹線」と「桜花」の設計者が同人物だった話は最近耳にした情報で
先端の丸みは桜花を連想させます 日立は陰ながら応援しております
(^o^)

  • 2023/12/06 (Wed) 07:35
  • REPLY

Mr.よっしい

Re: タイトルなし

aozoratenki2さんへ

ヨーロッパの大聖堂は、よくこんなデカくて装飾が細かくて天井が高いの作ったなぁと感心します。
もちろん中も見てきました。ネタがあくまで鉄道なので今回の記事には内部の写真を載せてませんが…

イギリスの高速鉄道、本当に空気抵抗を追求するなら現行の新幹線のようにアヒルに したほうがいいんでしょうが、そこは多分 多少見た目を重視して丸みを持たせたんでしょうね。どのみち線路的に新幹線ほどの速度は出せませんし…

日立は2000年代以降、車両メーカーの勢力図に変化があったあたりから国内でもプロモーションを攻勢してる感があるので勢いにノってるのは確かだと思います。

Mr.よっしい