イギリスのSL『ジャコバイト号』をフォートウィリアム・グレンフィナンで撮影観光!

イギリス北部のスコットランド、


そして そのスコットランドの中でも さらに北西部のほうにあるのが、今回 取り上げますフォートウィリアムという所で ございます。


地理的には まーぁ正直 辺境なんですが…

通な人には結構 人気が高い所で、観光客も結構 多いのです。


おそらく その惹き付け役となっているのが、このジャコバイト号という蒸気機関車だと思われます。
文字通り惹き付けてるSL
●文字通り惹き付けてるSL●

この「ウエスト・ハイランド鉄道」という路線を走るジャコバイト号の風向明瞭な景観が、それは それは とても画になると いうことで ですね…


今回は このフォートウィリアム周辺観光も兼ねて、その景観を是非 撮ろうじゃないかと…そういう挑戦をレポートしようと思います。



拠点の街フォートウィリアム


●フォートウィリアムの場所●

なにしろスコットランドの都市であるグラスゴーとかエディンバラとかへアクセスするにも、鉄道で どうしたって3時間半前後とか かかるところで ございますので…


僕はロンドンから、先の記事でも紹介したカレドニアンスリーパーという寝台列車で訪れましたが、ロケーション的にも むしろ寝台列車ありきの観光地と言えるかも しれません。

フォートウィリアム市街地
●フォートウィリアム市街地●

今回の観光の拠点となるフォートウィリアムの街。


この辺りはトレッキング観光需要も多いので、スポーツ用品店も結構 多い印象ですね。


飲食店も並んでいるので、観光客は大体みんな このあたりで宿泊して過ごすことに なると思います。


ちなみに当日、到着した時は かなりの雨でした。

もともとスコットランドの地方は雨が よく降ったり止んだりとからしいので、まぁしかたなし なのかなぁーと…

宿の選択肢は多くはない

下層階にレストランもある
●下層階にレストランもある●

今回 僕がお世話になりましたのは、こちらの「Bank Street Lodge」と いう所。


ありがたいことに、駅から至近距離です。


あまりに至近距離すぎて むしろ最初は通り過ぎちゃって、無駄に遠くのほうを雨の中 探し回ってしまったほどで ございます。
広く見晴らしのいい部屋
●広く見晴らしのいい部屋●

バスルーム付きのシングルルームで、お値段は1泊69ポンド。

内容を考えると かなりリーズナブルな所だと思います。なかなか快適に過ごせました。


と いうか そもそもフィートウィリアム自体そんなに宿泊施設の選択肢が多くない印象なので、宿泊先を探すのに結構 粘りました。


値段にも よるんですが粘って粘って、ある日やっと1件 発見したぞ!という感じなので、旅行計画は早めのほうが いいんだと思われますね…

ジャコバイト号の出発を見届ける

雑な図ですが、ご了承下さい
●雑な図ですが、ご了承下さい●

それでは いよいよ本題、ジャコバイト号の撮れ高観光と まいりましょうか…


僕が訪れた2023年8月当時のジャコバイト号のダイヤは上記の通りで、1日2本 走るみたいです。


SLはフォートウィリアムからマレイグという所まで往復で走りますが、今回 僕が狙うのは この沿線途中に あるグレンフィナン高架橋という橋。


ここの風景が実に素晴らしく、ここを通る機関車を撮ろうという目論見で ございます。

フォートウィリアム駅で出発待機
●フォートウィリアム駅で出発待機●

1本目の10時15分発は、寝台列車のカレドニアンスリーパーがフォートウィリアム駅に到着して ちょうどいいタイミングで乗り継げるように設定されているようです。


僕も駅に到着して、早速このSLの出発を見届けました。


ちなみに どうでも いいかも しれませんが、厳密には上の写真は到着時ではなく翌日に撮ったものです。

この日はカレドニアンスリーパーが運転されていないので横に客車が停めてありますね。


到着時は先にも述べたように雨が ひどくて、翌日のほうが見栄えが よかったのですよ…
アフタヌーンティーが楽しめそうな客車
●アフタヌーンティーが楽しめそうな客車●

本当は このジャコバイト号自体に乗るのも いいかなぁーと思ったんですが…


乗っちゃうと逆に撮影に勤しむ時間は取れなくなるので、今回は撮るほうに専念することに しました。


なお、乗るのであればコチラの公式サイトで予約しておいたほうが確実です。これも やはり かなり人気が高いのでですね…

撮影の舞台、グレンフィナン高架橋へ

普通列車でGO
●普通列車でGO●

ジャコバイト号を見送った後、12時12分発のマレイグ行き普通列車で後を追うように沿線に出発で ございます。


そもそも この路線、本数が ものすんごく少ないので ですね…

夏休みシーズンに伴って増結は してると思いますが、満席に近いくらい混雑してました。


でも最終的には立ちっぱの人は いなく、一応みんな座れたのかな…?

摩訶不思議です。

皆様 左手に ご注目
●皆様 左手に ご注目●

フォートウィリアム駅を出発して、大体30分前後くらいですかね…

方角的に西側の車窓に今回のハイライトである橋が見えてきます。


いいですねぇー…

乗客は この景観に大興奮です。


この橋を通り過ぎると間もなくグレンフィナン駅に到着で ございます。

グレンフィナン駅で下車
●グレンフィナン駅で下車●

この駅は この路線における中核ポイント的な駅で、観光ポイントでも あります。


さっき通った橋までは徒歩で2~30分くらいとのこと らしいので…早速 向かいましょう。


最初に狙うSLの橋 通過予定時刻である13時25分頃までには、何とか辿り着かなくては…
周辺案内地図
●周辺案内地図●

駅から橋までの道は大きく分けて2ルート、

①の山道ルートか、②の舗装道路ルートか…


事前に調べてみたところ①のほうが早く着けそうなので、こちらのルートで行ってみます。
①の道のり
●①の道のり●

距離は そんなに長くは ありませんが草あり、坂あり、ぬかるみありのイメージ通りのトレッキングな道のり。


中にはビーチサンダルで道行く猛者も見かけましたが、いくら軽めの道のりとは いえ さすがにトレッキングシューズ推奨です。


そして この道を順調に進んで行くと…

橋が見えてきた
●橋が見えてきた●

おお…ついに やってまいりましたよ、今回の撮影の舞台であるグレンフィナン高架橋です。


時間のほうも予定通り、ちゃんと間に合いました。
観光客でいっぱい
●観光客でいっぱい●

古くから名所として知られているようですが、近年ではハリーポッターでも この場所が登場したという事もあり人気が絶えないようです。


老若男女、世界各国、鉄ヲタも そうでない人も、みんなジャコバイト号が ここを通り過ぎる その時を待ち構えております。


そして いよいよ、今回の目玉シーンとも いうべき2本目の往路便が通過する13時25分頃…!


…なのですが…

時間は過ぎてるが…
●時間は過ぎてるが…●

………


…来ねえな…


イギリスの鉄道は よく遅れるとも聞くし、遅延かな…?


空は晴れ間が出てきて、撮るなら絶好のタイミングなんですが…


…まぁ待ちますよ。ここまで来といて そうそう簡単には引き下がれませんのでね…

むしろ逆側のが来ちった
●むしろ逆側のが来ちった●

結局 往路便が来ないまま15時00分を迎えてしまいまして…

むしろ朝に見送った1本目の復路便が やってきてしまいました。


なお先程の図にメモしたように この路線には機関車の向きを変える転車台がないため、復路便は ご覧のように機関車がケツを先頭にして走る事に なります。
逆向きなのは ちょっと悔しい
●逆向きなのは ちょっと悔しい●

機関車の顔を拝めることに こだわると どうしても こっち側のアングルで撮るしか なかったんですが…


復路便を撮るのであれば、お顔拝見は諦めて いっそ逆サイド側から撮っても よかったかも しれないですね。


しかし1本目の復路便が来てしまったという事は、恐らく2本目は運休と見なして差し支えないかな…


景観的には まぁ壮大な画なので よかったんですが、ちょっと心残りな結果と なりましたね…

グレンフィナン駅も見どころチラホラ

駅に戻って来た
●駅に戻って来た●

帰りのフォートウィリアムへ向かう列車が来るまで時間が あるので、駅に併設されている客車を転用したカフェで ちょっと一息を…
グレンフィナンでも描くヒト
●グレンフィナンでも描くヒト●

ちなみに、もしかして宿泊も できたりするのかココ…?


ここに泊まれれば、午前の1本目の往路便SLを撮影するのに便利かもしれない…


ただし、周りに店が あまり無さげなのは ちょっと不便利かもしれない…

博物館で歴史を学ぶ
●博物館で歴史を学ぶ●

また駅舎には博物館も開設されていて、この路線やグレンフィナン高架橋の歴史などが学べます。


例えば高架橋の建設時に誤って支柱内に転落してしまった馬が、今でも そのまま埋め込まれているとか…


歴史ある所には逸話もあり、ですね。

と いうわけで

帰路につく
●帰路につく●

さて、そろそろフォートウィリアムに帰りましょう。


帰りの列車はグレンフィナンを16時54分発。


ちなみに これを逃すと、次の列車は19時4分まで来ませんので ですね…

SL運行情報のお知らせ
●SL運行情報のお知らせ●

フォートウィリアム駅に、「2本目のジャコバイト号は運休」との旨の張り紙が ありました。


もしかして、最初の時から貼ってあったかな…気付いていれば、もう少し撮影位置の考慮が できたかもしれんな…


…しかし まぁそんなわけで鉄道旅情あり、トレッキング要素もありと結構 時間を持て余す事もなくスコットランド北部の大自然の景観を楽しめた1日だったと思いますね。


最後に橋通過シーンの動画を…

今回は静止画よりも動画優先で撮影したんですが、見返してみると動いてる画の雰囲気が結構よかったので撮っておいて正解だったかもしれません。

●顔は撮れませんでしたが…●

理想の画が撮れなかったのは心残りっちゃあ心残りでは ありますが…


今後のリベンジ案件…


…に しては、さすがに遠すぎるもんなぁぁ…う~ん…
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Comment 2

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aozoratenki2

最後の動画 シュシュポ☓10 なんと懐かしい音でありましょう
幼い頃に住んでいた家は線路傍だったんです
なので黒煙をあげながらSLが通過していくさまをよくみました
英語は聞き取れなくてもSLの音は聞き取れます
感動をありがとう 動画をありがとう よっしいさまありがとう
\(^o^)/


  • 2023/10/06 (Fri) 06:50
  • REPLY

Mr.よっしい

Re: タイトルなし

aozoratenki2さんへ

懐かしい、なるほど…SLの現役時代を知る人だとノスタルジーさが思い出される1シーンかもしれないですね。

僕なんかはSLは もはや実用ではなく観光で走ってる姿のモノという感覚だったので、日本とはひと味違った中世っぽい風景を求めての撮影で ありました。

イギリスだと今回の場所以外でも結構保存SLが走っておりまして、今後の記事でも また別のSLに触れることに なると思います。

Mr.よっしい