東京-シンガポール航空・経由-ロンドン便、長距離合計20時間フライトレビュー
2019年以来、実に久方ぶりの海外旅行!
と いう事で、とりあえず無難にイギリスに行ってみようじゃないかと いうことで ですね…
そうなると当然 日本の東京からイギリスの首都・ロンドンまで飛行機で行くわけですが…
…果たして、直行便で行こうか、経由便で行こうか…
基本的には直行便のほうが値段が高く、経由便のほうが安いです。
飛ぶ距離の長さではなく、航空会社的には如何に席を埋めるかと いう事が重要だからだと思われますが…
最終目的地まで飛行機に乗る時間は めちゃくちゃ長くなるけど、その代わり安いよ!と いうことですね。
高いけど早く着ける直行便か…それとも長いけど安い経由便か…
僕の選択は…

●長距離に挑むことにした●
と いうことで今回はシンガポール航空・シンガポール経由で行く東京⇔ロンドン往復、
片道 実に合計 約20時間という脅威の長時間フライトのレポートをお届けしたいと思います。
航空券が高いご時世になりました
数ある航空会社から何故シンガポール航空を選んだか…?以下、僕が航空券を購入した頃の各航空会社の価格が列記されていた広告で ございます。
たまたま参考用にスクリーンショットしておいたのです。ちょっと長細いですが…

●20万30万は当たり前●
これねぇ…軒並み高いんですよ…
ここ最近の色々あるご時世の影響で、2019年以前に比べて本当にかなり高くなってしまったんですよ…
以前なら欧州は安いタイミングなら10万円ちょい前後で行けたはずです。
ちなみにエコノミーで この値段ですから…以前ならビジネス乗れたんじゃないかな この値段は…

●直行便とは時間も価格も倍ぐらい●
僕の財布の許容範囲的に20万円台以上は さすがに許し難いので、10万円台で なんとか無難な所を…
…と、いう事でシンガポール航空に落ち着いたわけでございます。
フライト時間は かなり長いですが価格は どうにか許容範囲。これが妥協点かな、と…
しかしながらシンガポール航空自体は航空業界的には かなり評価が良い航空会社なようでして…
せめて その分、長時間と快適が ちょうどよくプラマイになることを期待したいと思います。
往路1本目・羽田⇒シンガポール便

●京急品川名物の駅員お立ち台●
さぁいよいよ待ちに待ったフライト日です。
この日を どんなに待ちわびた事か…
今回は羽田空港から出発と いうことで、JR山手線の品川駅で京急こと京浜急行線に乗り換えて向かいます。

●1本目のフライト●
羽田空港から22時55分発のフライトです。
22時台くらいのフライトだと、普通に仕事が終わってからでも行けるので個人的には好みですね。
長時間フライトなので、実に都合よく飛行機で寝れますし…
「どこでも描くヒト」は「どこでも寝るヒト」でも あります。

●相棒のゴロゴロリュック●
機内に持ち込める荷物の制限は「お手回り品」を名乗れる小さ目のバッグと、7キロまでの大きめのバッグのみ。
大きめのバックにあたる僕のゴロゴロリュック、預けることなく機内まで持って行けるかどうか測ってみたところ7.4キロ…
…ですが、

これ以上 お土産とかで増やさないようにしてくださいね。
と、おまけしてOKしてくださいました。
これでロンドンに着いた時に預け荷物を待たずに済みます。
そして これならロストバゲージ率も当然0%なので、なるべくなら機内に全部 持って行きたい次第なのですよ…

●機内●
このフライトで使用される機材はエアバス社のA350-900という形式。
僕は航空機は全然詳しくないですが、比較的 大型の航空機ですね。

●配布されるイヤホン●
おそらく持って帰っていいやつです。
むしろ乗り継ぐなら使いまわしてくれた方がSDGsなんじゃないかなと思われます。
クオリティは多分100均くらいのものだとは思いますが、大体イヤホンとかは返却する場合が多いので貰えるのは珍しいかな…?

●CAさんの過ぎる魅力●
それにしたってシンガポール航空、女性CAさんのスタイルがセクスィー過ぎやしませんか。
もしや、スリーサイズとか規定があったりするのか…?まぁ真面目な話 商売柄、多少は本当にあるとは思いますが…
おかげで寝ようと思っていたのに、色んな意味で興奮冷めやらぬ出発となりました。

●ちなみに機内食●
時間的に夕食、というよりは夜食でしょうか…
僕は あえて食わずに乗ったから これが夕食に なりますが…
何が嬉しいかってデザートの どら焼き。
あえて取っておいて後でシンガポールの空港でオヤツ的に食べました。
今回のフライトでは食事は たしか この1回のみ。
半分寝てたのでスルーした可能性もありますが多分1回だったと思います。
ちなみに同じく寝ていた隣の人から、

と聞かれたんですが…
以前は そういうサービスも あったんでしょうか…今回は無かったと思いますね。
シンガポールで乗り継ぎ

●空港内でもマーライオン●
と、いうわけでシンガポールはチャンギ空港に到着で ございます。
まぁね…1本目のフライトは7時間ですから…まぁまぁ…
これで音を上げていたら、次のフライトは とても乗れませんし…

●空港内シャトル鉄道●
次のフライトの時間は4時間後。
もう少し、最低でも6時間以上とかあれば ちょっとシンガポールに入国寄り道していくのも有りなんですが…
4時間では色々な手続きとかも考えると若干厳しいので、今回は寄り道はせず空港で ひたすら過ごします。
どのみち現地時間は深夜明け方だったので、入国したところで何も できませんし…
空港内は当然ながら時間帯 問わずショップは充実していますので、まぁ時間を潰すのは そこまで困難な事ではないと思います。
往路2本目・シンガポール⇒ロンドン便

●お次に乗る飛行機●
さあ いよいよイギリスはロンドンに向けて2本目のフライト、
9時ちょうど発のロンドン・ヒースロー空港行きです。
機材はエアバスA380-800という、2階建ての大型機で ございます。

●上等エリアへの階段●
上層階はその名の通り、ファーストクラス等の上客の特等席。
僕のような下等生物には到底 上がれない階段ですね…

●忖度無用の座席を確保済み●
…とはいえ今回 往路便に関してはエコノミーの中でも ちょびっとだけ条件のいいクラスの券だったので、事前の座席決めが可能でして…
個人的に好みである、トイレ直近の中央列の通路側席を予め確保しました。
用足しもリクライニングも気を遣う事なく できるので、ここが好みなので ございます。

●ロンドンは遥かに遠い●
なにしろシンガポールからロンドンまで12時間以上かかるという…
できれば好んでは乗りたくない、気合の必要な長距離便です。しかも僕は すでに7時間乗ってきてますし…
この便を如何に、できる限り快適に過ごせるか どうか…

●おそらく朝食●
オムレツ出ました。オムレツは比較的 好みです。
ちなみに この便では さすがに長時間ゆえ食事も2回出ますが、基本的に僕は食っても1回だけと決めているので2回目は断っています。
2回目って、着陸のために飛行機が下る時間と お通じが下る時間が絶妙にダブルブッキングしがちなので…

●自席モニターで映画を観る●
さすがに寝飽きたと いうのも ありまして…
せっかくなので今まで あまり観た事がなかったハリーポッターを、イギリスということで今更 焦って予習です。
ネタに使われたのはココかぁー、みたいなのが あると思うので…

●さらに映画を観る●
それにしたって12時間も余暇が あるのでですね…
ハリーポッターを2本観た上に、最近話題だったスーパーマリオブラザーズも時間的に全然 余裕で観れました。
結果としては、なんだかんだで そこまで苦痛なく過ごせたんじゃないかなぁと思います。
そして ようやっと…
やっとこさロンドンに到着

●長時間を物語るペットボトル●
シンガポール出発から12時間以上、
そして東京出発からだと実に1日以上かけて、ついにロンドンはヒースロー空港に到着 致しました。
おおよそ合計20時間もフライトしてると、そりゃ羽田で買った鶴瓶の麦茶も気圧で へこむわって話ですね…

●イギリスに入国●
数年前まで、以前はイギリスの入国の際の問い質しは微妙に厳しいと いう噂でした。
しかし、今日では日本を含めた大体その辺りの界隈の国々のパスポートであれば自動ゲートを利用することが可能です。
おかげで今までの経験した中でも一番スムーズに入国できました。COVID-19以前よりも むしろ断然 手続きがラクになりましたね…
なお、件のウイルス関係うんぬんで かかる問題は もはや何も ありません。至って普通に出入国できます。

●空港連絡鉄道・ヒースローエクスプレス●
ちなみにヒースロー空港⇔ロンドン市街地間は鉄道を使うとなると選択肢は以下の3つ、
- 値段は張るけど速いヒースローエクスプレス
- 値段も時間も程々のエリザベスライン
- 時間はかかるけど一番安い地下鉄
と、この中から値段をとるか、時間をとるか、なんですが…
実は1のヒースローエクスプレス、早割というのが あって これなら最安の地下鉄と それほど変わらない値段で乗る事も可能です。
なんなら半年以上前からでもコチラの公式サイトで切符を購入できるので、フライトが決まっているなら買わない手はなくない?っていう感じでオススメだと思います。
僕も それで このヒースローエクスプレスを、行きも帰りも利用しました。
特に帰り、なにしろ帰国便が朝 早い便ですのでね…
復路も同じく長時間フライト

●ヒースロー空港 出発ゲート●
と いうわけで楽しい楽しいイギリス旅行の旅程も全て終え、あとは もう日本へ帰国するのみ…
もちろん復路も また同じ道のり、シンガポール経由で日本に帰国で ございます。
気流の関係で西へ飛んだ往路よりも東へ向かう復路のほうが若干早いみたいなんですが…
帰りは、ただただ苦行ですね…旅行が終わっちゃうっていうのも あって…

●Cadburyのチョコレート●
一応、イギリスに行ってきたぞとアピールできそうなバラ巻き土産を…
このメーカーのチョコがイギリスでは結構 定番らしいです。
空港で買うと高いイメージが ありますが、イギリスの場合は そもそも普通に物価が高いので空港でも あんまり変わらないかもしれないですね。

●機内●
復路便1本目はロンドン朝9時25分発のシンガポール行き、
往路同様、12時間以上かかります。
機材はボーイング社の777-300ERというやつで、これも比較的 大きめの機体ですね。

●朝食は またオムレツだった●
今回 復路便のほうは事前の座席選択が有料じゃないと できないクラスで ありまして…
ケチって座席は運任せでした。
しかし結果的には、個人的に まぁまぁ好みな後方の通路側席に充当されたのでラッキーで ございます。
これで安心して長距離便に挑めますね。

●非常口近くは特等席●
実は最初は非常口に近くて足元が広い もっとラッキーな席に充当されていたんですが、そこだと本当に非常の際に英語で協力アシストをしないと いけない義務が発生するので席替えしてもらいました。
そんな、英語しゃべれませんのでね…

●これは もはやSwitch●
しかし さすがに12時間以上と いうことで、また時間を持て余して映画を3本くらい観ちゃうかなとか思ったんですが…
早朝なのが相成って、割と終始ウトウトしながら12時間のフライトを乗り越えましたね…

●漕ぐ充電コーナー●
で、シンガポールに到着。
ここで また日本便に乗り継ぎです。
次の飛行機までの時間は4時間くらい。
往路同様、外に出るには心許ない時間なので大人しく空港で待機します。
シンガポール観光は、またいつか別の機会ですね…

●この場所が気になるが…●
このチャンギ空港には「JEWEL」という新しい複合施設ができたそうで ちょっと興味が あったんですが、実は これも入国しないと行けないそうです。
空港内シャトルに乗ってる途中で覗き見することだけなら できるみたいですが…
なんか凄い滝とかが あるそうですよ。

●見覚えあるチョコ●
そして、さっきヒースロー空港でイギリス土産として買ったものと全く同じチョコが このシンガポールでも売ってる衝撃ですね…
シンガポール版とかじゃなくて、全く同じヤツです。う、う~~~む…
…やっぱり英語圏だと、同じものが輸出・流通するんですかね…

●これがラストフライト●
さあ、いよいよ これで最後のフライトですね。
9時25分発の成田行き。機材は さっきと同じ777-300ERです。
ちなみに行きは羽田で帰りは何故に成田かというと、羽田便だと到着が現地時間22時とかなので終電に間に合わないんですね…
この成田便なら到着が17時30分なのでバッチリ。
フライト時間は7時間。
12時間のフライトを乗り越えて、あと もう一息ですが…

●今回の座席位置●
なんということでしょう…
今回は個人的に、
いや、大多数の人にとって大外れと いえる真ん中の真ん中の超ど真ん中席に充当されてしまいました…
窮屈&トイレにも無言では行けないと いうことで…

●やっと日本に帰って来た●
…もう食事も当然 断って、7時間ひたすら爆睡を決め込みました。
まぁ僕は「どこでも寝れるヒト」なんで、寝るのは寝れますが…
ケツが…7時間も座りっぱなしだと さすがにケツが…
ケツの座りの悪い都会で憤りの酒をたらせば半端な俺の骨身に しみました…
と いうわけで しあわせのとんぼが ほら、ようやっと成田へ到着で ございます。

●入国審査は自動化●
従来までであれば日本に入国の際に黄色い税関の紙を記入しなければ いけなかったんですが、予め「Visit Japan Web」というのに登録しておけば それを省略してQRコード読み取りで通れます。
なので僕も予め登録しておきました。
「制限のある物を持ち込んでませんか?/はいorいいえ」と旅行に出発する前から解答しておくのも おかしな話では ありますが、実際に相違なければ別に問題は ありません。
パスポートもイギリス入国時同様 自動ゲートで通れるので、本当に いまだかつてないくらいに入出国に行き来はラクラクでした。
このあたりは時代が進んだなぁと思いますね…
と いうわけで

●マリオが お出迎え●
東京-シンガポール経由-ロンドン間、実に片道合計 約20時間ほどかかるフライトのレポート…
今回は記事自体も結構長々となってしまったので、長時間の閲読お疲れ様で ございます。
とりあえず、まとめますと ですね…
- シンガポール航空、全体的なシステム面は特に問題なく無難に安心
- サービス面も特に落ち度も無く無難に普通
- 女性CAさんは業界屈指で有難くセクスィー
- 時間さえあればシンガポールに寄るのもアリ
- 座席は例え課金してでもケチらずに真ん中だけは極力避けたほうがいい
まぁ…オススメはしないですよ。年取れば取るほど この旅程は つらい苦行に なると思います。
ただ この昨今、本当に航空券が高いので…
全体的なクオリティやコスパを考えると、シンガポール経由は まぁ候補の一つとして考えておくのはアリだと思います。
僕も多分、欧州に行く際に値段によっては多分また使う可能性は高い気がしますので…
あと、今度はトランジット時間を調整してシンガポール観光も ちょっとしたいですね。
長時間フライトでも、間に そういうボーナスを挟むと精神的にはポジティブになれると思いますので…
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