【長良川鉄道】美濃から越前には行けなかった越美南線の沿線観光
長良川鉄道。
岐阜県の郡上八幡などをアクセスする鉄道路線ですね。

●宅配もできそうな車両●
2022年の3月に郡上八幡へ行くのに乗車いたしまして ですね…
ちょうど春先だったので花とかも絡めた風景でも観光できればなぁとか、そんな事も考えながら…
今回は そんな長良川鉄道沿線の観光をレポートしたいと思います。

●この色の車両が長良川鉄道の基本●
始発駅は美濃太田駅。
JR線との接続駅で、JR高山本線にて岐阜駅とは40分くらいで結びます。
長良川鉄道は美濃太田駅の一番端っこのホームの なんとなく ちょこっとしたスペースからの発着ですね。
一番の目的地は郡上八幡ですが、今回は いきなり郡上八幡には行かずに途中駅に ちょいちょい寄り道をしていきます。

●美濃市駅前ロータリー●
最初に降り立ちます駅は、美濃太田駅から11駅目の美濃市駅。
なんでも「うだつのまち」と謳われているようで…
うだつが もはや上がりようのない僕のような人間には、気になる所では ありますが…

●「市」がないほうの美濃●
その美濃市駅から徒歩で ちょっと行った所にあるのが、この美濃駅。
現役ではなく廃止された路線の駅なんですが、駅舎が そのまま保存されており観光資源と なっております。
僕としては鉄道マニア案件として来たつもりですが、ノーマルな観光客の方も普通に こぞって来てますね…

●美濃駅のプラットホーム●
何が見どころかって、駅舎だけじゃなくプラットホームも残っているっていう所ですね。
名鉄の美濃町線という路線だったらしいんですが、車両も ちゃんと保存されて残されているのが嬉しいです。
駅名板も…
…いや、美濃の隣が「博多みれん」ってことは ないだろう!?

●五郎がいっぱい●
実は この美濃市、野口五郎氏の出身地だそうで…
駅舎の中は野口五郎一色です。
っていうか本当に一色過ぎるほどに一色でした。
なるほど…それで さっきの駅名板にまでも その影響が…

●記念碑もある●
名鉄の駅ですからね、バリバリの私鉄沿線です。
と いうわけで、有力な観光資源として訪れる人が鉄道ファンに限らず絶えないようです。
野口五郎氏も、改札口で君のことを いつも待っておりますよ。

●うだつの上がる町並み●
美濃市駅付近を引き続き散歩しまして次に訪れますのは、先程も ちょっと気になっていた「うだつの町並み」。
僕のような底辺うだつの人間とは対照的に「うだつの上がる町並み」としてアゲアゲにアピールされております。眩しいですね。
とりあえず、一見では雅な和の町並みが映える風景です。
でも、ポイントは…

●うだつが上がってる●
コレですね。このちょっと出っ張った ちょっとした屋根が「うだつ」と呼ばれるものだそうです。
実用的には防火目的とかだったりするそうですね。
よくありそうで、意外に あまり残ってないんでしょうね…だからこその この町の売りポイントに なっているのでしょう。

●小坂酒造場●
個人的に興味深かったのは この建物。
重要文化財にも なっているみたいなので、この中では有名な建物だと思われるのですが…

●うだつをアップ●
屋根の膨らみですよ。
「むくり屋根」と呼ばれるモノだそうです。
そういえば日本の家屋の屋根って大体直線で構成されてるじゃないですか…
丸く盛り上がってると いうのが、面白いなぁと思ったんですが…
後で調べたら やはり そこは この建物の特徴の一つだったそうで、

Mr.よっしい
と、一人でドヤって ちょっと自己満足できました。

●ピンクの花が映えるホーム●
再び美濃市駅に戻りまして…
なんかホームにイイ感じの花があったので これを利用して今回の目的の一つである、春らしい画を ちょっと狙ってみました。
何の花かは詳しくないから わかりませんが…
逆に車両のほうは花よりは詳しいので紹介しますと、これは観光列車の「ながら」ですね。
これに乗って、次の目的地へ向かいます。

●「ながら」の車内●
観光列車「ながら」は現時点で3本あるようなんですが、車内が このように木目調に ちょっとオシャレに なっているのが共通の特徴ですね。
この車両は3本あるうちで一番新しい「川風号」という車両で、3本中 唯一、一般運用にも就くことが できるようです。
なので今回の僕のように、普通に乗れちゃうわけなんですね。

●深戸駅に到着●
で、次に降り立ちましたのが この深戸駅で ございます。
典型的なTHE・ローカル駅なんですが、駅舎の佇まいに味があって映画とかにも使われたことが あるそうです。
そして春のポイントとして、周辺の桜が素晴らしいことで知られていまして ですね…
僕も それを期待して訪れたわけなんですが…

●「さ」の字が一つもない●
明らかにタイミングが早すぎた…
もはや「桜?何 言ってんだ?」って言われるレベルです…さすがに3月は早いか…

●駅にカフェがあったらしい●
別の駅に撮れ高を求めて移動しようにも、次の電車が1時間半後なんですね…時間を持て余してしまうなぁ…
そういう時に この駅にカフェが あれば「深戸駅で描くヒト」として執筆もできるんですが、残念ながら もう営業していないようで…

●周りは山々●
もしかして徒歩で行っちゃったほうが隣の駅に早く行けるか?とも考えたんですが…
この駅周辺、山々に囲まれていて箱庭のように なっておりまして…
歩道のない車道のトンネルを通らないと脱出が できません。さすがに そこを歩くのは危険ですので…
う~む…降り立つべき駅をミスったかなぁ…

●めげずに撮影に勤しむ●
とりあえず、長良川が画に なりそうだったので これをバックに撮影してみたんですが…
…実は かなりの逆光だったので、かなり無理やり加工してあります。
そうしないと特に車両が真っ暗だったので…
加工自体は正当なテクニックなので別に いいんですが、元が逆光すぎて結構 無理やり やったので遠方の山の色とかが ちょっと不自然ですね…

●去る前にホームでも1発●
ホームに若干小さい花が あったので、これを強引な構図で撮影。
まぁ…これは多少は様になってるかなぁ、とも思いますが…
しかし何にせよ春の景観を撮るには ちょっと訪れるのが早すぎたんですね、多分…

●郡上八幡駅に到着●
そして郡上八幡へ…
郡上八幡の観光の様子はコチラのレポートを是非ご覧下さればと思います。
山と川が調和する和の町並みやら、天空の城にも成り得るポテンシャルを兼ね備えている郡上八幡城などなど、もう景観も内容もド濃いので…

●長良川鉄道 路線図●
郡上八幡にて地元の方と お話をする機会が あったんですが、

郡上八幡ダンディ
越美南線(えつみなんせん)…
要は この長良川鉄道の事なんですが…
長良川鉄道は元々国鉄から引き継いだ路線でして、国鉄時代は その路線名で呼ばれていたので今でも地元の方は昔の呼び方で親しんでいるわけ なんですね。
もっとも、現在でも戸籍上の正式名称は「長良川鉄道 越美南線」と実は路線名自体は変わってないので昔の名前と いうわけでも ないみたい ですけども…

●JR越美北線●
越美南線が あれば、越美北線も あるわけで…
こちらは福井県の越前大野などをアクセスする路線ですね。
僕も2021年に これに乗って越前大野を訪れまして、コチラの記事にレポートしておりますが…
●北と南の未成線部●
本来であれば、この長良川鉄道こと越美南線と現JRの越美北線が結ばれて一つの越美線に成る計画だったらしいんですね。
まぁ諸々、採算も見込めないと いうことで…
北と南の両方の路線が実際に できたにも関わらず、九頭竜湖駅と北農駅が結ばれる事は なく現在に至ると…
結構な山道らしいんですよ…しかも車で行っても実は北農駅ではなく少し南手前の美濃白鳥駅あたりを結んじゃったほうが効率的という…

●越美の北と南に擁する天空城●
…しかし惜しいなぁ…
北は越前大野城、南は郡上八幡城という それぞれ天空の城へのアクセスを擁していると いうのに…

●突貫すぎる手製ポスター●
もし越美線が完全体と なったならば…
天空へのアクセスラインとしての観光の売り込み方とかも できたり しただろうなぁと…
それぞれ、それなりに道のりは大変だったりするんですけども…
でも だからこそ やりがいが あって、登山巡りの需要も取り込めたりとか期待できそうですけどねぇ…

●郡上八幡を後に●
とりあえず、今回は春の花の時期を微妙に外してしまいましたが…
それでも なお撮った写真を見返してみたら、なかなか どうして見過ごせない風景が見られまして ございますので ですね…
南北統一は果たせなかった歴史も感じながら、
調和のとれた風景も感じながら、
是非とも のんびり乗りながら、
長良川を横に見ながら、皆さんもナガラーになってみては いかがでしょうかと いうことで…ハイ。
岐阜県の郡上八幡などをアクセスする鉄道路線ですね。

●宅配もできそうな車両●
2022年の3月に郡上八幡へ行くのに乗車いたしまして ですね…
ちょうど春先だったので花とかも絡めた風景でも観光できればなぁとか、そんな事も考えながら…
今回は そんな長良川鉄道沿線の観光をレポートしたいと思います。

●この色の車両が長良川鉄道の基本●
始発駅は美濃太田駅。
JR線との接続駅で、JR高山本線にて岐阜駅とは40分くらいで結びます。
長良川鉄道は美濃太田駅の一番端っこのホームの なんとなく ちょこっとしたスペースからの発着ですね。
一番の目的地は郡上八幡ですが、今回は いきなり郡上八幡には行かずに途中駅に ちょいちょい寄り道をしていきます。
うだつが上がる町、美濃市

●美濃市駅前ロータリー●
最初に降り立ちます駅は、美濃太田駅から11駅目の美濃市駅。
なんでも「うだつのまち」と謳われているようで…
うだつが もはや上がりようのない僕のような人間には、気になる所では ありますが…

●「市」がないほうの美濃●
その美濃市駅から徒歩で ちょっと行った所にあるのが、この美濃駅。
現役ではなく廃止された路線の駅なんですが、駅舎が そのまま保存されており観光資源と なっております。
僕としては鉄道マニア案件として来たつもりですが、ノーマルな観光客の方も普通に こぞって来てますね…

●美濃駅のプラットホーム●
何が見どころかって、駅舎だけじゃなくプラットホームも残っているっていう所ですね。
名鉄の美濃町線という路線だったらしいんですが、車両も ちゃんと保存されて残されているのが嬉しいです。
駅名板も…
…いや、美濃の隣が「博多みれん」ってことは ないだろう!?

●五郎がいっぱい●
実は この美濃市、野口五郎氏の出身地だそうで…
駅舎の中は野口五郎一色です。
っていうか本当に一色過ぎるほどに一色でした。
なるほど…それで さっきの駅名板にまでも その影響が…

●記念碑もある●
名鉄の駅ですからね、バリバリの私鉄沿線です。
と いうわけで、有力な観光資源として訪れる人が鉄道ファンに限らず絶えないようです。
野口五郎氏も、改札口で君のことを いつも待っておりますよ。

●うだつの上がる町並み●
美濃市駅付近を引き続き散歩しまして次に訪れますのは、先程も ちょっと気になっていた「うだつの町並み」。
僕のような底辺うだつの人間とは対照的に「うだつの上がる町並み」としてアゲアゲにアピールされております。眩しいですね。
とりあえず、一見では雅な和の町並みが映える風景です。
でも、ポイントは…

●うだつが上がってる●
コレですね。このちょっと出っ張った ちょっとした屋根が「うだつ」と呼ばれるものだそうです。
実用的には防火目的とかだったりするそうですね。
よくありそうで、意外に あまり残ってないんでしょうね…だからこその この町の売りポイントに なっているのでしょう。

●小坂酒造場●
個人的に興味深かったのは この建物。
重要文化財にも なっているみたいなので、この中では有名な建物だと思われるのですが…

●うだつをアップ●
屋根の膨らみですよ。
「むくり屋根」と呼ばれるモノだそうです。
そういえば日本の家屋の屋根って大体直線で構成されてるじゃないですか…
丸く盛り上がってると いうのが、面白いなぁと思ったんですが…
後で調べたら やはり そこは この建物の特徴の一つだったそうで、

目の付け所が、違うだろ?
と、一人でドヤって ちょっと自己満足できました。
春らしい鉄道風景を求めた、が…

●ピンクの花が映えるホーム●
再び美濃市駅に戻りまして…
なんかホームにイイ感じの花があったので これを利用して今回の目的の一つである、春らしい画を ちょっと狙ってみました。
何の花かは詳しくないから わかりませんが…
逆に車両のほうは花よりは詳しいので紹介しますと、これは観光列車の「ながら」ですね。
これに乗って、次の目的地へ向かいます。

●「ながら」の車内●
観光列車「ながら」は現時点で3本あるようなんですが、車内が このように木目調に ちょっとオシャレに なっているのが共通の特徴ですね。
この車両は3本あるうちで一番新しい「川風号」という車両で、3本中 唯一、一般運用にも就くことが できるようです。
なので今回の僕のように、普通に乗れちゃうわけなんですね。

●深戸駅に到着●
で、次に降り立ちましたのが この深戸駅で ございます。
典型的なTHE・ローカル駅なんですが、駅舎の佇まいに味があって映画とかにも使われたことが あるそうです。
そして春のポイントとして、周辺の桜が素晴らしいことで知られていまして ですね…
僕も それを期待して訪れたわけなんですが…

●「さ」の字が一つもない●
明らかにタイミングが早すぎた…
もはや「桜?何 言ってんだ?」って言われるレベルです…さすがに3月は早いか…

●駅にカフェがあったらしい●
別の駅に撮れ高を求めて移動しようにも、次の電車が1時間半後なんですね…時間を持て余してしまうなぁ…
そういう時に この駅にカフェが あれば「深戸駅で描くヒト」として執筆もできるんですが、残念ながら もう営業していないようで…

●周りは山々●
もしかして徒歩で行っちゃったほうが隣の駅に早く行けるか?とも考えたんですが…
この駅周辺、山々に囲まれていて箱庭のように なっておりまして…
歩道のない車道のトンネルを通らないと脱出が できません。さすがに そこを歩くのは危険ですので…
う~む…降り立つべき駅をミスったかなぁ…

●めげずに撮影に勤しむ●
とりあえず、長良川が画に なりそうだったので これをバックに撮影してみたんですが…
…実は かなりの逆光だったので、かなり無理やり加工してあります。
そうしないと特に車両が真っ暗だったので…
加工自体は正当なテクニックなので別に いいんですが、元が逆光すぎて結構 無理やり やったので遠方の山の色とかが ちょっと不自然ですね…

●去る前にホームでも1発●
ホームに若干小さい花が あったので、これを強引な構図で撮影。
まぁ…これは多少は様になってるかなぁ、とも思いますが…
しかし何にせよ春の景観を撮るには ちょっと訪れるのが早すぎたんですね、多分…

●郡上八幡駅に到着●
そして郡上八幡へ…
郡上八幡の観光の様子はコチラのレポートを是非ご覧下さればと思います。
山と川が調和する和の町並みやら、天空の城にも成り得るポテンシャルを兼ね備えている郡上八幡城などなど、もう景観も内容もド濃いので…
幻の天空へと誘う路線「越美線」

●長良川鉄道 路線図●
郡上八幡にて地元の方と お話をする機会が あったんですが、

あんちゃんは なんだ、
越美南線で来たのかい?
越美南線で来たのかい?
越美南線(えつみなんせん)…
要は この長良川鉄道の事なんですが…
長良川鉄道は元々国鉄から引き継いだ路線でして、国鉄時代は その路線名で呼ばれていたので今でも地元の方は昔の呼び方で親しんでいるわけ なんですね。
もっとも、現在でも戸籍上の正式名称は「長良川鉄道 越美南線」と実は路線名自体は変わってないので昔の名前と いうわけでも ないみたい ですけども…

●JR越美北線●
越美南線が あれば、越美北線も あるわけで…
こちらは福井県の越前大野などをアクセスする路線ですね。
僕も2021年に これに乗って越前大野を訪れまして、コチラの記事にレポートしておりますが…
●北と南の未成線部●
本来であれば、この長良川鉄道こと越美南線と現JRの越美北線が結ばれて一つの越美線に成る計画だったらしいんですね。
まぁ諸々、採算も見込めないと いうことで…
北と南の両方の路線が実際に できたにも関わらず、九頭竜湖駅と北農駅が結ばれる事は なく現在に至ると…
結構な山道らしいんですよ…しかも車で行っても実は北農駅ではなく少し南手前の美濃白鳥駅あたりを結んじゃったほうが効率的という…

●越美の北と南に擁する天空城●
…しかし惜しいなぁ…
北は越前大野城、南は郡上八幡城という それぞれ天空の城へのアクセスを擁していると いうのに…

●突貫すぎる手製ポスター●
もし越美線が完全体と なったならば…
天空へのアクセスラインとしての観光の売り込み方とかも できたり しただろうなぁと…
それぞれ、それなりに道のりは大変だったりするんですけども…
でも だからこそ やりがいが あって、登山巡りの需要も取り込めたりとか期待できそうですけどねぇ…
と いうわけで

●郡上八幡を後に●
とりあえず、今回は春の花の時期を微妙に外してしまいましたが…
それでも なお撮った写真を見返してみたら、なかなか どうして見過ごせない風景が見られまして ございますので ですね…
南北統一は果たせなかった歴史も感じながら、
調和のとれた風景も感じながら、
是非とも のんびり乗りながら、
長良川を横に見ながら、皆さんもナガラーになってみては いかがでしょうかと いうことで…ハイ。
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