SL銀河を撮って乗って食べてみたレビュー
岩手県の花巻から釜石を行く、釜石線という路線にSL銀河という観光列車が走っておりまして…
沿線の景観も素晴らしく、地震からの復興で盛り上げようという事もあり非常に好評を博していたんですが…
…残念ながら、2023年の6月で運行を終了してしまうんですね…

●こんなのもあるのに終わっちゃう…●
そんなわけで僕も昨年2022年の8月にですね、
まぁ終わる前に いっちょ乗ってみようと思って行ってまいりまして…
今回は そのレポートをお届けしようかと思います。
例によって、こういう観光列車は乗るのは勿論ですが撮るのも外せないと いうことで…

●いわてホリデーパス●
岩手県内のJR線が1日乗りたい放題できる切符。
今回 僕は このうちの釜石線しか使わないんですが、いくつか繰り返し乗り降りしたい部分も あるので これを使ったほうが お得かと判断しまして…
今回は これで巡ってみようかと思います。

●宮守駅ホーム●
まず 訪れますのは この宮守駅。
釜石線観光としては王道中の王道のスポットでして…

●例の有名な めがね橋●
ここですね。
駅から徒歩10分程で到着できるので、アクセスも容易でございます。
近くに「道の駅みやもり」も あって色々潰しも効くので、まさに観光には もってこいのスポットですね。

●まずは普通列車で練習●
この橋 正式名称が「宮守川橋梁」らしいんですが、このあたりが出身地である宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフの一つと されているようで…

●そして本命のSL銀河●
ここが非常に画になるわけで…
ここは やっぱり、乗るよりも撮りたかったわけで ございます。
ちなみに写真には写っていない、っていうか写さないように しているわけですが、やはり この瞬間を狙っている観光客は沢山いまして…
でも こういう瞬間になると みんな静かに真剣でシャッター音だけが鳴り響くのが、鉄道スナイプの あるあるだったりします。
特に このSL銀河のように運行日も限られている上に1日1回片道分しか走らないような やつだと なおさらですね…

●SL銀河が停車中の遠野駅●
SL銀河を撮影した後 後続の列車に乗って、お次は 遠野駅に やってきました。
釜石線に おける中間拠点駅で、SL銀河においては停車は もちろん この駅で しばらく調整も兼ねて長時間 休憩するんですね。
この点を利用すれば、先程の めがね橋で撮影した上でも後続列車で追いつくことが できるわけでして…
と いうことで僕は この駅から、いよいよSL銀河に乗車で ございます。

●牽引する機関車C58 239●
そもそもSL銀河という名前からして童話のイメージが盛り沢山で…
なんか、なんか わかんないけど素敵な印象です。
当然 人気も高く、僕も予約する時はキャンセル待ちとかを見計らって取ったりしました。
大体 この遠野を分岐に乗り降りする人が多いみたいなので、全線 乗り通しに固執しないほうが予約が取りやすかったりも しますね。

●牽引される客車キハ141系●
SLが機関車として走るから客車は引っ張られるだけで動力を持っていないのが通常だと思うんですが、この列車に関しては客車のほうも自力で走れる動力を持っています。
釜石まで向かう道のり、なかなかの山間を行くのでSLのパワーだけじゃ ちょっと…ってことでアシストとして そういうふうに しているみたいですね。
ただ この車両も老朽しており、さすがに もう引退せねば ならないと いうことでして…
と いうわけで、実はそれがSL銀河が終了する理由で ございます。
この青いのが もう限界なんですね…

●中がイイ●
こんなに素敵な車内なんですけどねぇー…
しかし だからこそ、そうそう簡単には代役が用意できないと いうことなのでは なかろうかと…
●線形がオメガ●
なんで こんな非効率な線を描いているのかと いうと、まぁ要は山間なので 出来る限り勾配の負担を無くすために こうなったと…
坂は縦にまっすぐ登るより横にグルグル周ったほうが距離は長くても足に来るダメージは軽減できますからねぇ。

●上側の車窓から●
地図上で線路が並行して描かれている部分は、実際には高低差が あるのです。
まずは この写真は西側のほうからの車窓風景。
見えますね、眼下に線路が…
陸中大橋駅も、この眼下側に ありまして…

●陸中大橋駅に停車●
そして到着りくちゅうおおはし。
地元では多分 単に「おおはし」と親しまれている様相なんでしょう。
この駅では上下線の交換も兼ねて停車します。

●下側の車窓から●
で、今度は東側のほうから車窓を見上げると今まさに すれ違った列車が見れるという粋な演出。
通って来た線路が並行で見れると いうのが、地図も交えて意識すると なかなか面白い場面だと思いますね。

●名産グルメが並ぶ車内●
車内には売店コーナーも ありまして…
…やはり ひと際 気になりますね、「SL銀河弁当」…

●っつーことで購入●
駅弁も鉄道のロマンの一つですからねぇ…
ただ本来はランチを想定して販売されているものと思われますが、乗車中は あれこれ見るので色々忙しいので今回は夜まで とっておいて夕食用としました。

●これは宝石箱や●
ご飯の上にはウニ、そして丸いやつは花巻銘産の「金婚漬」と いうものだそうです。
なかなか贅沢な中身で、味も旅情も満足で ございました。

●釜石駅の駅舎●
そして列車は終点 釜石駅に到着です。
さて…今回 僕は前述した通り せっかくフリーパスを持っているので、もう1回 釜石線の列車に乗って さっきの めがね橋まで戻ろうかと思ってたんですよ。
あの めがね橋、夜は また綺麗にライトアップをするらしいので ですね…それを見たいと思っていたのです。
ですが…

●経験ない大雨とか言ってる●
実は この当時、天気が かなりヤバかったのです。
一応 列車に乗って宮守に向かって行ったものの、遠野に近付いてきたあたりから雨が かなり えげつない事に なってきまして ですね…
これじゃあ橋どころじゃない、最悪の場合 山間の釜石線は不通に なってしまう危険性も あったので…
残念ですが、めがね橋のライトアップは諦めて遠野で引き返して釜石に留まりました。
結果的には そのあと本当にダイヤに影響が あったようなので、僕の判断は正解だったようで ございます。

●釜石花火大会のチラシ●
とはいえ、撮れ高が なくなったわけでは ありません。
実は この日ちょうど、釜石港で花火大会が行われるとの事で…
内陸側は雨でしたが、釜石は なんとか天気が もっていたので決行っぽいです。

●釜石で一泊中の客車●
SL銀河は大体2日かけて往復をするというスケジュールだそうで、
往路は花巻から釜石へ
↓
列車は釜石駅で一泊
↓
翌日、復路で花巻へ戻る
と いうパターンで運行されていて、この日は釜石で停泊している姿が見られるわけなんですが…
コレ、もしかして…
釜石港との位置関係的に、花火とのコラボ画が撮れるじゃなかろうかと…

●撮れた●
この時しか撮れない画ですね。
めがね橋のライトアップは断念しましたが結果的には結果オーライだったかと思います。
…と、まぁそんなわけでSL銀河で行く釜石線観光、なかなか旅情が楽しめるわけで ございますが…
冒頭でも述べたように2023年をもって運行が終了、6月がラストランだそうです。
僕が断念した めがね橋のライトアップともコラボれる、まさに銀河鉄道の夜間運行も見れるとかで…
機会が合えば、是非 見届けたくなる光景に なるかと思われますね。
沿線の景観も素晴らしく、地震からの復興で盛り上げようという事もあり非常に好評を博していたんですが…
…残念ながら、2023年の6月で運行を終了してしまうんですね…

●こんなのもあるのに終わっちゃう…●
そんなわけで僕も昨年2022年の8月にですね、
まぁ終わる前に いっちょ乗ってみようと思って行ってまいりまして…
今回は そのレポートをお届けしようかと思います。
例によって、こういう観光列車は乗るのは勿論ですが撮るのも外せないと いうことで…

●いわてホリデーパス●
岩手県内のJR線が1日乗りたい放題できる切符。
今回 僕は このうちの釜石線しか使わないんですが、いくつか繰り返し乗り降りしたい部分も あるので これを使ったほうが お得かと判断しまして…
今回は これで巡ってみようかと思います。
宮守駅のめがね橋

●宮守駅ホーム●
まず 訪れますのは この宮守駅。
釜石線観光としては王道中の王道のスポットでして…

●例の有名な めがね橋●
ここですね。
駅から徒歩10分程で到着できるので、アクセスも容易でございます。
近くに「道の駅みやもり」も あって色々潰しも効くので、まさに観光には もってこいのスポットですね。

●まずは普通列車で練習●
この橋 正式名称が「宮守川橋梁」らしいんですが、このあたりが出身地である宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフの一つと されているようで…

●そして本命のSL銀河●
ここが非常に画になるわけで…
ここは やっぱり、乗るよりも撮りたかったわけで ございます。
ちなみに写真には写っていない、っていうか写さないように しているわけですが、やはり この瞬間を狙っている観光客は沢山いまして…
でも こういう瞬間になると みんな静かに真剣でシャッター音だけが鳴り響くのが、鉄道スナイプの あるあるだったりします。
特に このSL銀河のように運行日も限られている上に1日1回片道分しか走らないような やつだと なおさらですね…
客車内が童話チック

●SL銀河が停車中の遠野駅●
SL銀河を撮影した後 後続の列車に乗って、お次は 遠野駅に やってきました。
釜石線に おける中間拠点駅で、SL銀河においては停車は もちろん この駅で しばらく調整も兼ねて長時間 休憩するんですね。
この点を利用すれば、先程の めがね橋で撮影した上でも後続列車で追いつくことが できるわけでして…
と いうことで僕は この駅から、いよいよSL銀河に乗車で ございます。

●牽引する機関車C58 239●
そもそもSL銀河という名前からして童話のイメージが盛り沢山で…
なんか、なんか わかんないけど素敵な印象です。
当然 人気も高く、僕も予約する時はキャンセル待ちとかを見計らって取ったりしました。
大体 この遠野を分岐に乗り降りする人が多いみたいなので、全線 乗り通しに固執しないほうが予約が取りやすかったりも しますね。

●牽引される客車キハ141系●
SLが機関車として走るから客車は引っ張られるだけで動力を持っていないのが通常だと思うんですが、この列車に関しては客車のほうも自力で走れる動力を持っています。
釜石まで向かう道のり、なかなかの山間を行くのでSLのパワーだけじゃ ちょっと…ってことでアシストとして そういうふうに しているみたいですね。
ただ この車両も老朽しており、さすがに もう引退せねば ならないと いうことでして…
と いうわけで、実はそれがSL銀河が終了する理由で ございます。
この青いのが もう限界なんですね…

●中がイイ●
こんなに素敵な車内なんですけどねぇー…
しかし だからこそ、そうそう簡単には代役が用意できないと いうことなのでは なかろうかと…
陸中大橋駅とオメガループ
ただただ乗ってるだけじゃ気付きにくいですが言われてみれば確かに面白いのが、陸中大橋駅界隈の線形ですね。●線形がオメガ●
なんで こんな非効率な線を描いているのかと いうと、まぁ要は山間なので 出来る限り勾配の負担を無くすために こうなったと…
坂は縦にまっすぐ登るより横にグルグル周ったほうが距離は長くても足に来るダメージは軽減できますからねぇ。

●上側の車窓から●
地図上で線路が並行して描かれている部分は、実際には高低差が あるのです。
まずは この写真は西側のほうからの車窓風景。
見えますね、眼下に線路が…
陸中大橋駅も、この眼下側に ありまして…

●陸中大橋駅に停車●
そして到着りくちゅうおおはし。
地元では多分 単に「おおはし」と親しまれている様相なんでしょう。
この駅では上下線の交換も兼ねて停車します。

●下側の車窓から●
で、今度は東側のほうから車窓を見上げると今まさに すれ違った列車が見れるという粋な演出。
通って来た線路が並行で見れると いうのが、地図も交えて意識すると なかなか面白い場面だと思いますね。
銀河グルメ

●名産グルメが並ぶ車内●
車内には売店コーナーも ありまして…
…やはり ひと際 気になりますね、「SL銀河弁当」…

●っつーことで購入●
駅弁も鉄道のロマンの一つですからねぇ…
ただ本来はランチを想定して販売されているものと思われますが、乗車中は あれこれ見るので色々忙しいので今回は夜まで とっておいて夕食用としました。

●これは宝石箱や●
ご飯の上にはウニ、そして丸いやつは花巻銘産の「金婚漬」と いうものだそうです。
なかなか贅沢な中身で、味も旅情も満足で ございました。
釜石線の夜景

●釜石駅の駅舎●
そして列車は終点 釜石駅に到着です。
さて…今回 僕は前述した通り せっかくフリーパスを持っているので、もう1回 釜石線の列車に乗って さっきの めがね橋まで戻ろうかと思ってたんですよ。
あの めがね橋、夜は また綺麗にライトアップをするらしいので ですね…それを見たいと思っていたのです。
ですが…

●経験ない大雨とか言ってる●
実は この当時、天気が かなりヤバかったのです。
一応 列車に乗って宮守に向かって行ったものの、遠野に近付いてきたあたりから雨が かなり えげつない事に なってきまして ですね…
これじゃあ橋どころじゃない、最悪の場合 山間の釜石線は不通に なってしまう危険性も あったので…
残念ですが、めがね橋のライトアップは諦めて遠野で引き返して釜石に留まりました。
結果的には そのあと本当にダイヤに影響が あったようなので、僕の判断は正解だったようで ございます。

●釜石花火大会のチラシ●
とはいえ、撮れ高が なくなったわけでは ありません。
実は この日ちょうど、釜石港で花火大会が行われるとの事で…
内陸側は雨でしたが、釜石は なんとか天気が もっていたので決行っぽいです。

●釜石で一泊中の客車●
SL銀河は大体2日かけて往復をするというスケジュールだそうで、
往路は花巻から釜石へ
↓
列車は釜石駅で一泊
↓
翌日、復路で花巻へ戻る
と いうパターンで運行されていて、この日は釜石で停泊している姿が見られるわけなんですが…
コレ、もしかして…
釜石港との位置関係的に、花火とのコラボ画が撮れるじゃなかろうかと…

●撮れた●
この時しか撮れない画ですね。
めがね橋のライトアップは断念しましたが結果的には結果オーライだったかと思います。
…と、まぁそんなわけでSL銀河で行く釜石線観光、なかなか旅情が楽しめるわけで ございますが…
冒頭でも述べたように2023年をもって運行が終了、6月がラストランだそうです。
僕が断念した めがね橋のライトアップともコラボれる、まさに銀河鉄道の夜間運行も見れるとかで…
機会が合えば、是非 見届けたくなる光景に なるかと思われますね。
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