富山地方鉄道と万葉線、立山連峰と路面電車と両極端に奥深い鉄道風景
富山県、実は県内の全ての市町村に鉄道駅が あるそうですね。
まぁ市町村の合併で結果的に そうなった感じも ありそうですが、そうは言っても これは全国で富山県が唯一だそうです。

●あいの風とやま鉄道●
…そんなわけで、結構 鉄道の存在感が あり気な富山県と いうことで…
昨年2022年2月に せっかく訪れた事ですし、画になる鉄道景色の撮れ高を求めて幾つか巡ってみたので、今回は その風景写真を綴ってみたいと思います。

●地鉄電車を巡る為のグッズ●
まず富山の鉄道と言えば、その名も富山地方鉄道。
地元では略称で親しまれているみたいですが“富山”ではなく“地方”のほうをとって“地鉄電車”と呼ばれている辺りが只物では ありません。
1日フリーきっぷを買ったら時刻表も頂けたので、もうコレを使って どんどん巡ってくれと…そういう事ですね。

●大好きな電車がいっぱい●
地方中小私鉄ならではですが、在籍車両も なかなかマニアには魅力なモノが揃っておりまして ですね…
ターミナルである富山駅の一つ隣の稲荷町駅に車庫があり、まず そこで下車して眺めたいところで あります。

●10030形●
この車両なんかは元・京阪電車ですね。
京阪といえば2階建ての車両が あることでも知られていますが、それも譲り受けてダブルデッカーエキスプレスとして運行されていて当然 人気も高いようです。
観光用としても もちろんですが、京阪時代同様に通勤用としても威力を発揮している…のかな?
朝、反対車線で すれ違うのを見かけましたので…この日は平日でしたし…

●20020形●
こちらは元 西武鉄道の特急。
西武では「ニューレッドアロー」という愛称で走っていましたが、富山でも「ニューレッドアロー」ままのようです。わざわざ新たに改名するのが手間だったのかな…?
埼玉県民の僕に とっては割と見慣れている車両なんですが、見た目も西武時代ほぼ そのまま ですね。

●16010形●
で、こちらは旧「レッドアロー」。
ただ、富山では「レッドアロー」の名を改めて、一部は「アルプスエキスプレス」という観光列車に なっているようです。
ニューじゃないほうの名前が消えたのにニューのほうがニューのままの呼称で導入されるという、名前の辻褄が合わない結果に…
今となっては こちらのほうが貴重なので是非乗りたかったのですが、残念ながら今回は縁がなかったようで…
遠くから望遠で なんとか撮った この顔が、唯一の収穫でした。

●雪がモリモリの立山駅●
まだ朝・午前中ですが いきなり終点の一つ、立山まで やってきました。
黒部ダムを擁する立山黒部アルペンルートとか、観光的にも かなりのポテンシャルを持っている所なんですが…

●ケーブルカーは寂しく閉鎖中●
さすがに冬季は雪が凄すぎて、アルペンルートの類は閉鎖されておりますね…
ローカルな お婆様が同じ電車に乗って来てたんですが、立山駅を下車するや否や颯爽とスキー板を引っ提げてスキー場行きのバスに乗って行ったのが妙にカッコ良かったです。
で、僕はスキーではなく鉄道写真を撮ろうと思うんですが…

●明らかに意味ありげな空きが●
立山駅から少し戻った所の橋上から撮れるみたいです。
雪が すげぇー積もってて どうすんだ…と思いきや、1か所ポッカリと空いておりました。
十中八九あそこでしょうね、撮影スポットは…

●冬の立山らしい景色●
富山地鉄の撮影スポットとしては、ド定番中のド定番の場所。
いやいや、素晴らしい雪景色です!
通りすがりの地元の方曰く昼になると木々にこびり付いてる雪が溶けてしまうため、これは朝から撮りに来て正解だったようですね。
車両は富山地鉄オリジナルの14760形。
しかし この会社は付番が独特なので正直 覚え辛いっすね…

●ちょっと現代的な駅舎●
お次に狙う撮影スポットは、この「えっちゅうえばら」駅が最寄り。
比較的 市街地寄りのエリアで周りも住宅街なので、電車の本数も比較的 多めで画作りには有利ですね。
さっきの立山駅のような末端部だと本数に限りがあるので、せいぜい1、2本で精一杯だったので…

●常盤橋の歩道から狙う●
駅から1キロほど歩いた所にある川・堤防が撮影スポットです。
周りに景色を遮るものが ほぼ無い、すげぇー見晴らしの いい景観ですね。

●元東急の17480形●
見晴らしが いいので、こんな感じで立山連峰をバックに大きく聳えた風景が撮れるのが この場所の特徴です。
今日は少し曇っては いるんですが、一応 薄っすらと見えるので まぁよかったと思います。スケジュール的に この日1日しか撮れるチャンスなかったので…

●パターンその2●
ただ この場所、キャンパスが だだっ広いので むしろ逆に構図選定を悩ませてくれます。
少し川から ずらした位置から撮ってみたりとか…

●パターンその3●
あるいは もうちょっとズームして撮ってみたりとか…
バックの連峰も位置によって見え方が違うので、それの好み次第で選ぶというのも ありですかねぇ…

●新旧路面電車が練り走る●
それと、富山の鉄道といえば取り上げないわけに いかないのが路面電車。
現在 運営は さっきまでの鉄道と同じく富山地鉄なので民営ですが、こちらは区別する意味でも“市電”と呼ばれているみたいです。
ちなみに富山地鉄の撮影、さっきの立山とかも この市街地も全部 同じ日に撮ってます。
市街地から立山までは30キロ強・所要時間1時間程度でしか ないんですが、雪景色からの景観のギャップが同じ日・同じ沿線で撮ったとは思えないですね…

●小さい子も大きい子も喜ぶ旧車●
路面電車は富山に限らず比較的古い車両が今でも現役で使われていることが多い気がします。
運用的に普通の鉄道ほど寿命を すり減らさないからなのか、結論として新車に刷新するより整備し続けたほうが経済的なのか…

●新時代の富山城下●
市電で画になる風景ということで、とりあえず ここで撮影してみました。
環状線の電停「国際会議場前」の所です。
環状線の車両は新型のトラムであり環状線自体も割と新しいので、この風景は比較的 新名所と いえるのかも しれません。
よく見ると、アスファルトも若干 石畳風になってますね。

●商店街で路面電車が すれ違う●
最期に もう一つ紹介しておきたいのが、同じ富山県の高岡市を中心に走っている万葉線。
路線名と いうよりは、運営している会社名が「万葉線」なんですね。

●22世紀のネコ型トラム●
万葉線で特筆すべきは、なんといってもドラえもんトラム。
藤子・F・不二雄先生の出身地ならでは です。
是非とも狙って下さいと ばかりに、何時に走るのかも予め決められている推し電車ですね。

●車内●
少々マニアックな事を言うと、アニメ画ではなく原作寄りのイラストになっているのは 原作者リスペクトを意識してるからって事でしょうかねぇ。

●ドラえもんの個人情報●
さりげなくドラえもんうんちく情報も散りばめられています。
この絵を見る限り、ドラえもんは そこにあるボタンを押せませんね…

●要るのか…?●
と、いうわけで…
突き詰めると思っている以上に鉄道の奥が深い富山県で ありました。
今回は冬季だったので無理でしたが、夏季なら夏季で また立山あたりが さらにトロッコとかケーブルカーとかトロリーバスとか奥深いらしいですし…
また機会が見つかれば是非とも行ってみたいところで ございます、ハイ。
まぁ市町村の合併で結果的に そうなった感じも ありそうですが、そうは言っても これは全国で富山県が唯一だそうです。

●あいの風とやま鉄道●
…そんなわけで、結構 鉄道の存在感が あり気な富山県と いうことで…
昨年2022年2月に せっかく訪れた事ですし、画になる鉄道景色の撮れ高を求めて幾つか巡ってみたので、今回は その風景写真を綴ってみたいと思います。
富山地方を担う鉄道、地鉄電車

●地鉄電車を巡る為のグッズ●
まず富山の鉄道と言えば、その名も富山地方鉄道。
地元では略称で親しまれているみたいですが“富山”ではなく“地方”のほうをとって“地鉄電車”と呼ばれている辺りが只物では ありません。
1日フリーきっぷを買ったら時刻表も頂けたので、もうコレを使って どんどん巡ってくれと…そういう事ですね。

●大好きな電車がいっぱい●
地方中小私鉄ならではですが、在籍車両も なかなかマニアには魅力なモノが揃っておりまして ですね…
ターミナルである富山駅の一つ隣の稲荷町駅に車庫があり、まず そこで下車して眺めたいところで あります。

●10030形●
この車両なんかは元・京阪電車ですね。
京阪といえば2階建ての車両が あることでも知られていますが、それも譲り受けてダブルデッカーエキスプレスとして運行されていて当然 人気も高いようです。
観光用としても もちろんですが、京阪時代同様に通勤用としても威力を発揮している…のかな?
朝、反対車線で すれ違うのを見かけましたので…この日は平日でしたし…

●20020形●
こちらは元 西武鉄道の特急。
西武では「ニューレッドアロー」という愛称で走っていましたが、富山でも「ニューレッドアロー」ままのようです。わざわざ新たに改名するのが手間だったのかな…?
埼玉県民の僕に とっては割と見慣れている車両なんですが、見た目も西武時代ほぼ そのまま ですね。

●16010形●
で、こちらは旧「レッドアロー」。
ただ、富山では「レッドアロー」の名を改めて、一部は「アルプスエキスプレス」という観光列車に なっているようです。
ニューじゃないほうの名前が消えたのにニューのほうがニューのままの呼称で導入されるという、名前の辻褄が合わない結果に…
今となっては こちらのほうが貴重なので是非乗りたかったのですが、残念ながら今回は縁がなかったようで…
遠くから望遠で なんとか撮った この顔が、唯一の収穫でした。
立山駅

●雪がモリモリの立山駅●
まだ朝・午前中ですが いきなり終点の一つ、立山まで やってきました。
黒部ダムを擁する立山黒部アルペンルートとか、観光的にも かなりのポテンシャルを持っている所なんですが…

●ケーブルカーは寂しく閉鎖中●
さすがに冬季は雪が凄すぎて、アルペンルートの類は閉鎖されておりますね…
ローカルな お婆様が同じ電車に乗って来てたんですが、立山駅を下車するや否や颯爽とスキー板を引っ提げてスキー場行きのバスに乗って行ったのが妙にカッコ良かったです。
で、僕はスキーではなく鉄道写真を撮ろうと思うんですが…

●明らかに意味ありげな空きが●
立山駅から少し戻った所の橋上から撮れるみたいです。
雪が すげぇー積もってて どうすんだ…と思いきや、1か所ポッカリと空いておりました。
十中八九あそこでしょうね、撮影スポットは…

●冬の立山らしい景色●
富山地鉄の撮影スポットとしては、ド定番中のド定番の場所。
いやいや、素晴らしい雪景色です!
通りすがりの地元の方曰く昼になると木々にこびり付いてる雪が溶けてしまうため、これは朝から撮りに来て正解だったようですね。
車両は富山地鉄オリジナルの14760形。
しかし この会社は付番が独特なので正直 覚え辛いっすね…
越中荏原駅

●ちょっと現代的な駅舎●
お次に狙う撮影スポットは、この「えっちゅうえばら」駅が最寄り。
比較的 市街地寄りのエリアで周りも住宅街なので、電車の本数も比較的 多めで画作りには有利ですね。
さっきの立山駅のような末端部だと本数に限りがあるので、せいぜい1、2本で精一杯だったので…

●常盤橋の歩道から狙う●
駅から1キロほど歩いた所にある川・堤防が撮影スポットです。
周りに景色を遮るものが ほぼ無い、すげぇー見晴らしの いい景観ですね。

●元東急の17480形●
見晴らしが いいので、こんな感じで立山連峰をバックに大きく聳えた風景が撮れるのが この場所の特徴です。
今日は少し曇っては いるんですが、一応 薄っすらと見えるので まぁよかったと思います。スケジュール的に この日1日しか撮れるチャンスなかったので…

●パターンその2●
ただ この場所、キャンパスが だだっ広いので むしろ逆に構図選定を悩ませてくれます。
少し川から ずらした位置から撮ってみたりとか…

●パターンその3●
あるいは もうちょっとズームして撮ってみたりとか…
バックの連峰も位置によって見え方が違うので、それの好み次第で選ぶというのも ありですかねぇ…
富山市の路面を走る市内電車

●新旧路面電車が練り走る●
それと、富山の鉄道といえば取り上げないわけに いかないのが路面電車。
現在 運営は さっきまでの鉄道と同じく富山地鉄なので民営ですが、こちらは区別する意味でも“市電”と呼ばれているみたいです。
ちなみに富山地鉄の撮影、さっきの立山とかも この市街地も全部 同じ日に撮ってます。
市街地から立山までは30キロ強・所要時間1時間程度でしか ないんですが、雪景色からの景観のギャップが同じ日・同じ沿線で撮ったとは思えないですね…

●小さい子も大きい子も喜ぶ旧車●
路面電車は富山に限らず比較的古い車両が今でも現役で使われていることが多い気がします。
運用的に普通の鉄道ほど寿命を すり減らさないからなのか、結論として新車に刷新するより整備し続けたほうが経済的なのか…

●新時代の富山城下●
市電で画になる風景ということで、とりあえず ここで撮影してみました。
環状線の電停「国際会議場前」の所です。
環状線の車両は新型のトラムであり環状線自体も割と新しいので、この風景は比較的 新名所と いえるのかも しれません。
よく見ると、アスファルトも若干 石畳風になってますね。
高岡の路面電車、万葉線

●商店街で路面電車が すれ違う●
最期に もう一つ紹介しておきたいのが、同じ富山県の高岡市を中心に走っている万葉線。
路線名と いうよりは、運営している会社名が「万葉線」なんですね。

●22世紀のネコ型トラム●
万葉線で特筆すべきは、なんといってもドラえもんトラム。
藤子・F・不二雄先生の出身地ならでは です。
是非とも狙って下さいと ばかりに、何時に走るのかも予め決められている推し電車ですね。

●車内●
少々マニアックな事を言うと、アニメ画ではなく原作寄りのイラストになっているのは 原作者リスペクトを意識してるからって事でしょうかねぇ。

●ドラえもんの個人情報●
さりげなくドラえもんうんちく情報も散りばめられています。
この絵を見る限り、ドラえもんは そこにあるボタンを押せませんね…

●要るのか…?●
と、いうわけで…
突き詰めると思っている以上に鉄道の奥が深い富山県で ありました。
今回は冬季だったので無理でしたが、夏季なら夏季で また立山あたりが さらにトロッコとかケーブルカーとかトロリーバスとか奥深いらしいですし…
また機会が見つかれば是非とも行ってみたいところで ございます、ハイ。
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