和倉温泉へ男一人旅の観光レビュー

●気品漂う和倉温泉駅●
2022年の2月、せっかく このあたりのエリアを旅行するからと いうことで訪れる事にしたわけで ございます。
オッサン一人ですけども…
…いや、オッサン一人でも別に いいじゃないかと。
どのみちウイルスが どうのこうの騒いでた ご時世だったし、むしろ これからの観光はオッサン一人旅を推すべし時代なのでは なかろうかと…!
そんなわけで、今回はオッサン一人視点での和倉温泉観光をレポートしてみたいと思います。

●和倉温泉は飲める●
…とはいえ こういう温泉地はオッサン一人で来たとしても、何も やる事が ないっちゃないのが正直な所で ありまして…
何かしら明確な目的が ないと、手持ち無沙汰になってしまう…
…まぁしかし そんなわけなので、ちゃんと事前に見てみたい物を見つけておきました。
青林寺

●ごく普通の硬派な山門●
温泉エリアにある お寺。
一見、そこまで変哲は なさそうですが…

●明らかに映えを狙った山門●
夜になると見るからにムーディーに。
この お寺、ライトアップイベントを行なっているそうで和倉温泉の宿泊者優先の予約制で参加できるように なっているみたいです。
と いうわけで これを是非見ようと、僕もちゃんと予約をして行きました。

●入口も演出には こだわる●
ランタンが何らかの不具合で1つでも消えていよう ものなら、

と、すぐさま景観に喝を入れて整えます。
多分、結構イベントにノリノリですね。

●由緒正しき御便殿●
この青林寺の最大の見どころは、やはり なんと言っても この御便殿(ごべんでん)。
一言で言うと、「現在 国内に2つしか現存していない皇室の休憩所的な建物」だそうです。

●天井の造りが また特別●
国の文化財にも登録されていると いうから、恐れ多くも貴重な建物なんだと思います。

●贅沢ティータイム●
そんな御便殿で、恐れ多くもティータイムで ございます。
お茶は和紅茶「いやひめ」、
お茶菓子は七尾銘菓「ながまし」、
いずれも このあたりの名産だそうです。
「ながまし」は中に こしあんが入っていて、美味しいですね。
なるほど…恐れ多くも贅沢な ひと時です。

●このために机が あったのだ●
そして こちらが今回のメーンイベント、御便殿ライトアップですね。
そう、みんな これを見に来たわけで ございまして…
ある日、たまたま訪れた写真家が、

写真家
…と、紹介したのが きっかけだそうです。
元々日中の風景が見事だったらしいんですが、ノリで夜にまで及んじゃったのが このイベントというわけですね。

●これがホントの青林寺●
ただ制限しないと相当人気なのか、一組ずつの順番で、設けられている撮影時間は1分以内!
数秒おきに様々な色に変化するんですが、机にカメラを置いてシャッタースピードを遅くして撮っていると当然あっという間で、2色撮るので精いっぱいでした…
…てなわけで色んな意味で緊張をさせてくれるアトラクションでしたが、撮れ高も高いし、機会が掴めればオススメの観光スポットだと思います。
宿泊した宿

●和倉温泉といえば加賀屋●
いつもはビジネスホテルとかを主に利用する僕ですが…
今回は温泉観光地と いうことで、さすがに温泉宿なるものに泊まりました。
…とはいえ有名な加賀屋とかだと、値段的に僕の許容を越えてしまうのは明白ですので…

●温泉宿らしい和な入り口●
今回 僕がお世話になったのは こちらの「能州いろは」さん。
ありがたいことに、僕みたいな懐も頭髪も人間関係も薄寒い一人旅のオッサンでも受け入れてくれる、ちょうどいいシングルプランが あったのですよ。

●ビジホとは やはり違う●
ロビーから早速お上品なお香の香りが…
当たり前ですが、さすが温泉宿。
求められるニーズがビジネスホテルとは違いますよね、そりゃあ。

●少人数用の和室●
おそらく、端っこに一つしか ないであろうシングル用途っぽい和室。
料金は1泊 素泊まりで11000円。和倉温泉の相場としては比較的リーズナブルなほうかと思われます。
こういう和室宿泊は子供の頃の家族旅行以来かもしれないので、なんか久々の旅情間を味わえました。

●床は畳一択●
この宿 何が面白ぇって、館内の床が基本的に全部 畳なんですよ。
なんならエレベーターまで畳なんですよ。

●足袋で乗るべきエレベーター●
従ってスリッパはなし。用意された足袋を履いて過ごします。
こういう こだわりが、実に楽しいです。

●和倉温泉の大浴場●
そして勿論、温泉も。
ちょうど誰も いなかったタイミングだったので独り占めでした。
と、いうわけで なかなか…
なかなか満喫できた一泊で ありました。
ちょっとしたグルメ

●サプライズお土産●
翌朝、チェックアウトの際に温泉卵を頂きました。
ハナから朝食無しプランで泊まってる僕には、十分すぎるほどの朝食代わりで ございます。

●和倉温泉のゆるキャラ●
その名も「わくたまくん」だそうです。
なるほど…温泉卵は、和倉温泉の推しなんですね。

●実食●
卵、大好きですので…
普通に 美味しく ありがたく召し上がりました。
ただ、ゴミ箱と いうものが軒並み撤去されている最近の趨勢の影響で…
殻、どこに捨てりゃいいかな…っていうのが微妙に悩みました…
…大人なんだから、宿や観光センターの人かなんかに言えばいいのか…?わざわざ…?
和倉温泉のアクセス

●七尾駅から のと鉄道●
最後に和倉温泉の公共交通での行き方ですね。
鉄道ではJR七尾線で行くと いうことに なるんですが…まぁ大人の事情で路線形態が ひと手間ややこしい事に なっておりまして…
普通列車は基本的に七尾駅で必ず「のと鉄道」に乗り換える事になります。
和倉温泉まで あと一駅じゃん!…って思うんですけどね…

●直通は特急だけの特権●
一方で特急列車は、和倉温泉まで七尾駅で乗り換えることなく直通で行きます。
観光映えする「花嫁のれん」や「能登かがり火」、
大阪を直通する「サンダーバード」もありますが、これは北陸新幹線が敦賀まで延伸すると なくなるんでしょうね…
まぁ現状でも1往復しか ないみたいですし…

●沿岸を沿えば富山方面●
さて このあと僕の旅程としては、富山県に向かうんですが…
直線距離でいうと石川県の七尾市から富山県の氷見市へ そのまま行きゃあ いいと思うんですけど、この区間 鉄道が存在しないんですよね。
●悔しい程に結ばれていない●
七尾と氷見を繋ぐ鉄道が存在しないので、鉄道に こだわると どうしたって一旦 金沢方面に戻らざるを得ない…
けど、それだと さすがに遠回りで効率が悪いので…

●特急バスわくライナー●
ここは さすがに鉄道以外の手段を使いましょう。
このバスなら富山県へ、氷見を経て高岡までラクに行けるわけですね。
と、いうわけで このバスで僕は高岡へ向かいます。
ちなみに さっきの温泉卵の殻、高岡駅で やっと捨てられました。
そこまで持ち歩かんでも、どっかで捨てるとこ なかったか!?
なかったんですよね…
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