JR七尾線沿線の白鳥飛来地で鉄道と共演写真を狙い撮る
石川県の能登半島南部、金沢のあたりから七尾、和倉温泉のほうへと行くJR七尾線。
この七尾線の沿線上に、白鳥が飛来することで有名な場所が あるらしいという情報を得ましてですね…

●金沢駅で待機中の七尾線●
これは、もしかしたら…
鉄道と白鳥のコラボ写真が狙えるんじゃないか?と思いまして…
昨年2022年の2月、旅行で ちょうど この七尾線に乗って金沢から和倉温泉に向かう通り道だったので、途中下車して撮影にチャレンジしてみる事にしました。
今回は そのレポートで ございます。
この1か月前に宮城県の白石市という所に旅行に行った際に、たまたま途中の「東白石」という駅で白鳥が朝日を浴びながら沿線の川を泳いでいる光景を見かけましてですね…
…これ、もしかしたら途中下車してでも立ち寄れば、素敵な鉄道風景が撮れたのでは なかろうかと…
自分の想定以上に なんか激しい後悔をしまして、結構 心残りだったんですよね…
…と いうわけで割とチャンスを伺っていたので、いい機会だなと思った次第なのでございます。
それだけの事なんですけどね。
●邑知潟の周辺地図●
七尾線の千路(ちじ)駅と金丸駅の中間地点あたりですかね。
と、いうわけで僕は千路駅からアクセスすることに しました。

●安定の無人な千路駅●
ちなみに金沢駅~和倉温泉駅まで、厳密には全てが「JR七尾線」というわけでは なく…
第3セクターとの直通共同運用だったりとか、色々と めんどくさい大人の事情が…
40超えてるオッサンが言うのも なんですが、大人って嫌な生き物ですねぇ…

●周辺は田んぼが広がる●
このあたりは見渡す限り、こんな感じで全体ほぼほぼ一面 田んぼエリアという感じです。
だからこそ、白鳥さんには好条件なようで…

●来た来た●
おお!白鳥さんが続々やってきましたね。
田んぼには白鳥さんが好む食べ物が豊富に あるようで ございまして…

●ブレックファーストの時間●
昼間はグループみんなで田んぼに食事に やってきて、日が暮れたらキャンプ宿泊地である潟へ また戻ると…そういうお勤めルーチンだそうです。
それにしても、まぁ いっぱい いるなぁ…
結構 有名な場所らしく、僕以外にも白鳥さん目当ての人がチラホラ見られました。

●孤高そうな来客も●
ちなみに白鳥さん以外にも、色々な鳥が来るようです。
この方は…なんでしょうねぇ…
あくまでも野鳥ではなく鉄道を撮りに来ているヒトなので、詳しくは わかるべくも ありませんで…

●黒いほうの鳥も来訪●
カラス氏は また、違う用事で来ているような気も しますけども…

●ちょっとグレーのもいる●
少し灰色っぽいのは にわかで身につけた知識によると、幼鳥では なかろうかと思われます。
体格は大きいので、子供と いうよりは高校生ぐらいのイメージ…でしょうかねぇ?

●ここを七尾線が走っていく●
さてさて、目的は冒頭でも述べたように「鉄道と白鳥のコラボ風景写真」ですので…狙うは この方角。
線路の南側の、白鳥さん達が お食事をしている田んぼを挟んだ道路上から撮影に臨みます。

●望遠は必須●
なお、白鳥さん達は非常に被害者意識が高い方々だそうで…
ストーカー被害を感じると、もう その場所には来なくなってしまう可能性も あるそうです。
なので、見学は極力 距離を取って…目安としては白鳥さんから100メートル以上の距離を取るのが望ましいと…ストーキング行為を気付かれないように…
と いうわけで、そこそこの望遠の画角で撮る構図に なりますね。
まずは車両の顔が見えるように、少し斜めからのアングルを狙ってみようかと思います。

●まずは特急車両●
ここを走る特急は「能登かがり火」と「サンダーバード」の2種類があるみたいですが、見た目は基本同じ様。
う~ん…ちょっと遠すぎたな…
白いのが白鳥だか雪なのか、パッと見じゃ判り辛い…
この編成が6両と長めだから致し方ない部分も あるっちゃありますが…
もうちょっとズームした方が良さそうですね…

●お次は普通列車●
と、いうわけで めいっぱいアップ。
これなら白鳥さんの存在も わかりますね。

●一番画になる列車●
そしてコイツが、ある意味 本命!
この路線の看板観光特急「花嫁のれん」ですね。白鳥と是非並べてみたかった被写体です。
…でも、なんか もうひとつ、パンチの効いた迫力が欲しかった気も…
なんだろう…白鳥さんが もっと わんさか いたほうが絵になるのかな、やっぱり…
白鳥さんが集まっている場所も考慮しないと いけないのが難しいですね。

ストーカー
とか強制できませんしねぇ…

●普通列車の真横●
一応2両編成が全部入るように考慮すると、こんな感じに なりました。
多分、ワイドパノラマ写真とかに したほうが しっくり来そうな構図ですね。
白鳥さんが わんさか いるのは、なかなかイイと思います。

●花嫁のれんの真横●
実は同じ2両編成でも、花嫁のれんのほうが普通列車よりも やや長いみたいで…
全体を入れようと なると、さっきよりも ちょっとズームダウンをせざるを得ませんでした…
でも そうすると白鳥さんが さすがに小粒すぎて…
…やっぱり もっと白鳥さんにもスポットを当てて拡大したいところだなぁー…

●特急の真横のドアップ●
と、いうわけで特急列車は開き直ってドアップに。どうせ編成も長すぎて入らないし…
…うわ、こっちのほうが だいぶイイなぁ…
…花嫁のれんもドアップで撮ったほうが よかったなぁ、多分…
白鳥さんが わんさかいる横を走る花嫁のれんとか、間違いなく寿を感じる1枚だっただろうに…
…まぁでも この特急車両でも、この画は なかなか好きな構図で あります。

●千路駅 待合室●
このあと雨が降ってきちゃったんですが、ちょうど予定していた撮りたい獲物スケジュールは こなし切れたので心置きなく千路駅に戻り、ここを後にしました。
もともと本数自体が少ないので必然的に結構 長時間 粘る撮影に なるんですが、寒い中まぁ よく やったもんです。
自分で言うのも なんですが、鉄道趣味は人間を無駄に しぶとく させますね。

●のと鉄道を乗り継いで和倉温泉へ●
まぁ、そんなわけで…
能登半島の田んぼ、
伝統風習が由来の花嫁のれん、
それに白鳥のコラボと…
ある意味なかなか乙な石川県らしい鉄道風景が楽しめた機会だったんじゃないかなぁ、と思いました。
この七尾線の沿線上に、白鳥が飛来することで有名な場所が あるらしいという情報を得ましてですね…

●金沢駅で待機中の七尾線●
これは、もしかしたら…
鉄道と白鳥のコラボ写真が狙えるんじゃないか?と思いまして…
昨年2022年の2月、旅行で ちょうど この七尾線に乗って金沢から和倉温泉に向かう通り道だったので、途中下車して撮影にチャレンジしてみる事にしました。
今回は そのレポートで ございます。
白鳥にこだわる理由
と言っても、僕は別に白鳥さんに関して特別な所縁とかが あったりするわけでは ないんですが…この1か月前に宮城県の白石市という所に旅行に行った際に、たまたま途中の「東白石」という駅で白鳥が朝日を浴びながら沿線の川を泳いでいる光景を見かけましてですね…
…これ、もしかしたら途中下車してでも立ち寄れば、素敵な鉄道風景が撮れたのでは なかろうかと…
自分の想定以上に なんか激しい後悔をしまして、結構 心残りだったんですよね…
…と いうわけで割とチャンスを伺っていたので、いい機会だなと思った次第なのでございます。
それだけの事なんですけどね。
飛来地の場所
場所は石川県は羽咋(はくい)市の邑知潟(おうちがた)と いう所の周辺。●邑知潟の周辺地図●
七尾線の千路(ちじ)駅と金丸駅の中間地点あたりですかね。
と、いうわけで僕は千路駅からアクセスすることに しました。

●安定の無人な千路駅●
ちなみに金沢駅~和倉温泉駅まで、厳密には全てが「JR七尾線」というわけでは なく…
第3セクターとの直通共同運用だったりとか、色々と めんどくさい大人の事情が…
40超えてるオッサンが言うのも なんですが、大人って嫌な生き物ですねぇ…
狙う舞台は田んぼ

●周辺は田んぼが広がる●
このあたりは見渡す限り、こんな感じで全体ほぼほぼ一面 田んぼエリアという感じです。
だからこそ、白鳥さんには好条件なようで…

●来た来た●
おお!白鳥さんが続々やってきましたね。
田んぼには白鳥さんが好む食べ物が豊富に あるようで ございまして…

●ブレックファーストの時間●
昼間はグループみんなで田んぼに食事に やってきて、日が暮れたらキャンプ宿泊地である潟へ また戻ると…そういうお勤めルーチンだそうです。
それにしても、まぁ いっぱい いるなぁ…
結構 有名な場所らしく、僕以外にも白鳥さん目当ての人がチラホラ見られました。

●孤高そうな来客も●
ちなみに白鳥さん以外にも、色々な鳥が来るようです。
この方は…なんでしょうねぇ…
あくまでも野鳥ではなく鉄道を撮りに来ているヒトなので、詳しくは わかるべくも ありませんで…

●黒いほうの鳥も来訪●
カラス氏は また、違う用事で来ているような気も しますけども…

●ちょっとグレーのもいる●
少し灰色っぽいのは にわかで身につけた知識によると、幼鳥では なかろうかと思われます。
体格は大きいので、子供と いうよりは高校生ぐらいのイメージ…でしょうかねぇ?

●ここを七尾線が走っていく●
さてさて、目的は冒頭でも述べたように「鉄道と白鳥のコラボ風景写真」ですので…狙うは この方角。
線路の南側の、白鳥さん達が お食事をしている田んぼを挟んだ道路上から撮影に臨みます。

●望遠は必須●
なお、白鳥さん達は非常に被害者意識が高い方々だそうで…
ストーカー被害を感じると、もう その場所には来なくなってしまう可能性も あるそうです。
なので、見学は極力 距離を取って…目安としては白鳥さんから100メートル以上の距離を取るのが望ましいと…ストーキング行為を気付かれないように…
と いうわけで、そこそこの望遠の画角で撮る構図に なりますね。
斜めからの撮影
そんな感じで、いよいよ撮影に挑戦です。まずは車両の顔が見えるように、少し斜めからのアングルを狙ってみようかと思います。

●まずは特急車両●
ここを走る特急は「能登かがり火」と「サンダーバード」の2種類があるみたいですが、見た目は基本同じ様。
う~ん…ちょっと遠すぎたな…
白いのが白鳥だか雪なのか、パッと見じゃ判り辛い…
この編成が6両と長めだから致し方ない部分も あるっちゃありますが…
もうちょっとズームした方が良さそうですね…

●お次は普通列車●
と、いうわけで めいっぱいアップ。
これなら白鳥さんの存在も わかりますね。

●一番画になる列車●
そしてコイツが、ある意味 本命!
この路線の看板観光特急「花嫁のれん」ですね。白鳥と是非並べてみたかった被写体です。
…でも、なんか もうひとつ、パンチの効いた迫力が欲しかった気も…
なんだろう…白鳥さんが もっと わんさか いたほうが絵になるのかな、やっぱり…
真横からの撮影
と、いうわけで今度は真横からのアングルを挑戦してみます。白鳥さんが集まっている場所も考慮しないと いけないのが難しいですね。

キミたち!もうちょっと!もうちょっと左に集まってよ!
とか強制できませんしねぇ…

●普通列車の真横●
一応2両編成が全部入るように考慮すると、こんな感じに なりました。
多分、ワイドパノラマ写真とかに したほうが しっくり来そうな構図ですね。
白鳥さんが わんさか いるのは、なかなかイイと思います。

●花嫁のれんの真横●
実は同じ2両編成でも、花嫁のれんのほうが普通列車よりも やや長いみたいで…
全体を入れようと なると、さっきよりも ちょっとズームダウンをせざるを得ませんでした…
でも そうすると白鳥さんが さすがに小粒すぎて…
…やっぱり もっと白鳥さんにもスポットを当てて拡大したいところだなぁー…

●特急の真横のドアップ●
と、いうわけで特急列車は開き直ってドアップに。どうせ編成も長すぎて入らないし…
…うわ、こっちのほうが だいぶイイなぁ…
…花嫁のれんもドアップで撮ったほうが よかったなぁ、多分…
白鳥さんが わんさかいる横を走る花嫁のれんとか、間違いなく寿を感じる1枚だっただろうに…
…まぁでも この特急車両でも、この画は なかなか好きな構図で あります。
と いうわけで

●千路駅 待合室●
このあと雨が降ってきちゃったんですが、ちょうど予定していた撮りたい獲物スケジュールは こなし切れたので心置きなく千路駅に戻り、ここを後にしました。
もともと本数自体が少ないので必然的に結構 長時間 粘る撮影に なるんですが、寒い中まぁ よく やったもんです。
自分で言うのも なんですが、鉄道趣味は人間を無駄に しぶとく させますね。

●のと鉄道を乗り継いで和倉温泉へ●
まぁ、そんなわけで…
能登半島の田んぼ、
伝統風習が由来の花嫁のれん、
それに白鳥のコラボと…
ある意味なかなか乙な石川県らしい鉄道風景が楽しめた機会だったんじゃないかなぁ、と思いました。
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