大井川鐵道でSLにトーマスに温泉に茶畑風景を堪能した2021年9月
鉄道の運営と いうものは、それは それは桁違いの莫大なスケールのコストが かかるもので…
特に人口自体が減少傾向にある地域においては経営の維持が非常に大変なのは想像に難くないと思います。
だからこそ、各社とも あの手この手で観光需要を見い出している昨今なわけで…
静岡の大井川鐵道なんかは、その代表的な例として広く知られているところですね。

●大井川鐵道のキラーコンテンツ車両●
今回は この大井川鐵道の、風景というか車両というか…
もはや路線自体がアトラクションみたいな感覚かもしれません。
この路線へ、昨年の2021年9月に行った時のレポートをお送りしようと思います。

●小田急30000系●
僕の住んでる埼玉県からだと、静岡県は地味に遠いです。
東京都心経由で東海道線あたりに乗って4~5時間とか かかります。
かと言ってわざわざ課金して新幹線に乗るほどの距離かな…?というと微妙なところでして…故に地味に遠いのです。
調べたところ いきなり直接JRだけで向かうよりも、新宿から小田原まで あえて私鉄の小田急線を挟んで行ったほうがコスパが良さげな感じがしました。

●意外に展望できなくもない●
特急「EXEa」という車両。
小田急の特急といえば「ロマンスカー」でして この車両も当然その名を冠しては いるんですが、いかんせん代名詞である展望席が この車両には ありませんでして そのため批評も多かったようで…
しかし今回 先頭席に座ってみると案外 展望できるので、一応ある程度のロマンスは感じられるんじゃないかと思いましたけどね。

●鳥が当たった跡●
走行中に鳥が一羽、運転室の前面窓にバシッと接触したのはビビりました。
飛び立つタイミングが若干 遅かったようです。
比較的、運動神経の悪い鳥さん だったんでしょうかね…

●211系車両●
小田原からはJR東海道本線に乗り換え。
しかも ちょいちょい運行区間が区切られているので2回くらい乗り換えて、静岡県の金谷という駅まで向かいます。

●金谷駅に到着●
さあ金谷からは、いよいよメイン アトラクションである大井川鐵道に乗るわけで ございますが…
大井川鐵道は、
大きく この2路線に分かれて生成されているわけですね。
とりあえず まずは本線を金谷から千頭に向かって、見どころを取り上げてみたいと思います。

●金谷駅ホーム●
停まっているのは元 南海電鉄のズームカーと呼ばれた21000系。
中小私鉄において大手私鉄の旧車両を使用する例は多いですが、大井川鐵道は割と色々な所から車両を譲り受けて注目度を集めている趣が あるような気がします。
当然これら往年の名車目的で来る鉄ファンも多いわけですね。

●いかにも木造な駅舎●
最初に取り上げますは この駅。
「かわねおんせん ささまど」と読むんですね。
その名の通り「川根温泉」目的で比較的 観光客も多かろう所だと思われます。

●大井川にかかる橋●
鉄的に ここの最大のポイントは なんと言っても この大井川第一橋梁。
ここを走る列車を撮るのが画的にも堅い定番のようです。
僕も今回 是非ここで撮ろうと思った次第で ございますが、どのアングルから撮ってみようか…
撮れるアングルも川を跨いだりして色々幅広く選べるようですが…

●大井川を飛び越えられるか…?●
その時の水量とかにも よるんでしょうけど、一見 渡れそうに見えて実は やすやすとは渡れなさそうで…
目的のアングルを求めて川を跨ぐ場合は頑張って飛び越えるか、観念して濡れながら突っ切るか…
幸い今回は僕の力量の範囲内の水量だったので なんとか飛び越えてやりましたよ、ええ。

●SLかわね路号●
今では色々な所で観光集客の柱として運行されているSLですが、観光用としてSLを始めたのは この大井川鐵道が最初みたいです。
特に この川根温泉笹間渡の第一橋梁は、SLが見れる温泉として人気が高いみたいですね。

●機関車トーマス号●
そして今や大井川鐵道の必須コンテンツとなった機関車トーマス。
硬派なファンの間では貴重なSLを変に化粧したりして…みたいな感じで賛否も あるみたいなんですが、僕個人的には これは これで画的には面白いので全然 有りだと思っております。
なにより実際 上記の写真を見比べてみると、正統SLは客車が4両なのに対してトーマスは7両あります。
にも拘わらず予約はトーマスは満席で、正統SLのほうは全然 空いてたりするんですよね実は…
冒頭でも述べましたが鉄道の運営維持のための集客コンテンツとしても、こういう色々な画作りは必要なんだろうなぁという気は しますねぇ…

●道の駅 川根温泉●
せっかくなので、もちろん温泉にも入ってきました。
先程も言ったようにSLが見れる温泉と いうことで、露天風呂から第一橋梁を眺める事が できるわけですね。

●お互いに見えちゃう●
そう、こんな感じで…
…っていうか当然ながら車窓側からも見えるわけで、はしゃぎすぎると まさに川根温泉の ささまど から何かが見えてしまうので要注意で ございますね、ハイ。

●元 近鉄の16000系●
次に紹介します この塩郷(しおごう)駅でも、やはり また鉄道撮影が目的です。
が、ダイヤ的タイミングの問題で かなり時間を持て余してしまいまして…
ちょっと周辺を散策してみました。

●細すぎる吊橋●
この駅のポイントの一つなのは、なんと言っても この吊橋ですね。
「恋金橋」という女子ウケが良さげな名前の橋なんですが、それより何より幅員がスリリングすぎる…!
大井川が青々としていて、風景は大変 宜しいんですけどね。

●橋を渡ると こんな風景が●
基本的に、何も無いっちゃ何も無いのが正直なところ なんですが…
これ多分、茶畑ですかね…?
静岡らしい風景を眺める事は できました。

●トーマスがやってきた●
で、狙っていたのが この画だったんですけども…
ポイントは車道にも なんか同族っぽいバスがトーマスの後を追うように ついて来てると いう事。バーティーというやつ らしいんですが…
ちょっとタイミングが惜しかったですね…バーティー側も なるべく ここで並ぶように狙って走っては いるらしいんですが…
まぁこれは道路事情も あるし、致し方なしだと思います。

●ファミリーでいっぱいの千頭駅●
そして、大井川本線の終着駅である千頭ですね。
駅構内は見ての通りトーマスフェスティバルの会場といった装いに なっておりまして、

お子さん
と、小さいお子さんなんかは もう大はしゃぎで ございます。

●転車するトーマス●
…ところで僕としてはトーマスって人形劇のイメージで考えていたんですが…
いやはや いつの間にやら、現在のトーマスは完全にCGのアニメーションなんだそうです。
トーマスっつったら森本レオだろ!とか話すと、それで世代が分かれそうですね。

●模型がリアルになった感●
むしろ その人形劇のイメージもあって、実物大トーマスというのはオッサンながら割と興奮するんですよ実は。
目が動くように作られているギミックもリアルトーマスさながらって感じで…
ちなみに 真ん中のヒロと いうやつは、よく見ると とりあえず顔の造形だけで目は動かないっぽいかな…?
人形劇の頃には いなかったキャラだからですかね…日本国籍車という設定らしいですけども。

●てなわけで●
そんなわけで その沿線の景色も さることながら、SL…しかもトーマスで子供心を がっちりと掴む強力なコンテンツを兼ね備えた大井川鐵道の本線を見てきたわけですが…
でも まだ、もうひとつの井川線という見どころも見逃せないわけで ございまして…
やっぱり記事1本では収まり切れなくなってきたので、それは また次回 後編に続かせて頂こうと思います。
特に人口自体が減少傾向にある地域においては経営の維持が非常に大変なのは想像に難くないと思います。
だからこそ、各社とも あの手この手で観光需要を見い出している昨今なわけで…
静岡の大井川鐵道なんかは、その代表的な例として広く知られているところですね。

●大井川鐵道のキラーコンテンツ車両●
今回は この大井川鐵道の、風景というか車両というか…
もはや路線自体がアトラクションみたいな感覚かもしれません。
この路線へ、昨年の2021年9月に行った時のレポートをお送りしようと思います。
埼玉から静岡へ

●小田急30000系●
僕の住んでる埼玉県からだと、静岡県は地味に遠いです。
東京都心経由で東海道線あたりに乗って4~5時間とか かかります。
かと言ってわざわざ課金して新幹線に乗るほどの距離かな…?というと微妙なところでして…故に地味に遠いのです。
調べたところ いきなり直接JRだけで向かうよりも、新宿から小田原まで あえて私鉄の小田急線を挟んで行ったほうがコスパが良さげな感じがしました。

●意外に展望できなくもない●
特急「EXEa」という車両。
小田急の特急といえば「ロマンスカー」でして この車両も当然その名を冠しては いるんですが、いかんせん代名詞である展望席が この車両には ありませんでして そのため批評も多かったようで…
しかし今回 先頭席に座ってみると案外 展望できるので、一応ある程度のロマンスは感じられるんじゃないかと思いましたけどね。

●鳥が当たった跡●
走行中に鳥が一羽、運転室の前面窓にバシッと接触したのはビビりました。
飛び立つタイミングが若干 遅かったようです。
比較的、運動神経の悪い鳥さん だったんでしょうかね…

●211系車両●
小田原からはJR東海道本線に乗り換え。
しかも ちょいちょい運行区間が区切られているので2回くらい乗り換えて、静岡県の金谷という駅まで向かいます。

●金谷駅に到着●
さあ金谷からは、いよいよメイン アトラクションである大井川鐵道に乗るわけで ございますが…
大井川鐵道は、
- 金谷~千頭(せんず)の本線
- 千頭~井川の井川線
大きく この2路線に分かれて生成されているわけですね。
とりあえず まずは本線を金谷から千頭に向かって、見どころを取り上げてみたいと思います。

●金谷駅ホーム●
停まっているのは元 南海電鉄のズームカーと呼ばれた21000系。
中小私鉄において大手私鉄の旧車両を使用する例は多いですが、大井川鐵道は割と色々な所から車両を譲り受けて注目度を集めている趣が あるような気がします。
当然これら往年の名車目的で来る鉄ファンも多いわけですね。
川根温泉笹間渡

●いかにも木造な駅舎●
最初に取り上げますは この駅。
「かわねおんせん ささまど」と読むんですね。
その名の通り「川根温泉」目的で比較的 観光客も多かろう所だと思われます。

●大井川にかかる橋●
鉄的に ここの最大のポイントは なんと言っても この大井川第一橋梁。
ここを走る列車を撮るのが画的にも堅い定番のようです。
僕も今回 是非ここで撮ろうと思った次第で ございますが、どのアングルから撮ってみようか…
撮れるアングルも川を跨いだりして色々幅広く選べるようですが…

●大井川を飛び越えられるか…?●
その時の水量とかにも よるんでしょうけど、一見 渡れそうに見えて実は やすやすとは渡れなさそうで…
目的のアングルを求めて川を跨ぐ場合は頑張って飛び越えるか、観念して濡れながら突っ切るか…
幸い今回は僕の力量の範囲内の水量だったので なんとか飛び越えてやりましたよ、ええ。

●SLかわね路号●
今では色々な所で観光集客の柱として運行されているSLですが、観光用としてSLを始めたのは この大井川鐵道が最初みたいです。
特に この川根温泉笹間渡の第一橋梁は、SLが見れる温泉として人気が高いみたいですね。

●機関車トーマス号●
そして今や大井川鐵道の必須コンテンツとなった機関車トーマス。
硬派なファンの間では貴重なSLを変に化粧したりして…みたいな感じで賛否も あるみたいなんですが、僕個人的には これは これで画的には面白いので全然 有りだと思っております。
なにより実際 上記の写真を見比べてみると、正統SLは客車が4両なのに対してトーマスは7両あります。
にも拘わらず予約はトーマスは満席で、正統SLのほうは全然 空いてたりするんですよね実は…
冒頭でも述べましたが鉄道の運営維持のための集客コンテンツとしても、こういう色々な画作りは必要なんだろうなぁという気は しますねぇ…

●道の駅 川根温泉●
せっかくなので、もちろん温泉にも入ってきました。
先程も言ったようにSLが見れる温泉と いうことで、露天風呂から第一橋梁を眺める事が できるわけですね。

●お互いに見えちゃう●
そう、こんな感じで…
…っていうか当然ながら車窓側からも見えるわけで、はしゃぎすぎると まさに川根温泉の ささまど から何かが見えてしまうので要注意で ございますね、ハイ。
塩郷

●元 近鉄の16000系●
次に紹介します この塩郷(しおごう)駅でも、やはり また鉄道撮影が目的です。
が、ダイヤ的タイミングの問題で かなり時間を持て余してしまいまして…
ちょっと周辺を散策してみました。

●細すぎる吊橋●
この駅のポイントの一つなのは、なんと言っても この吊橋ですね。
「恋金橋」という女子ウケが良さげな名前の橋なんですが、それより何より幅員がスリリングすぎる…!
大井川が青々としていて、風景は大変 宜しいんですけどね。

●橋を渡ると こんな風景が●
基本的に、何も無いっちゃ何も無いのが正直なところ なんですが…
これ多分、茶畑ですかね…?
静岡らしい風景を眺める事は できました。

●トーマスがやってきた●
で、狙っていたのが この画だったんですけども…
ポイントは車道にも なんか同族っぽいバスがトーマスの後を追うように ついて来てると いう事。バーティーというやつ らしいんですが…
ちょっとタイミングが惜しかったですね…バーティー側も なるべく ここで並ぶように狙って走っては いるらしいんですが…
まぁこれは道路事情も あるし、致し方なしだと思います。
千頭

●ファミリーでいっぱいの千頭駅●
そして、大井川本線の終着駅である千頭ですね。
駅構内は見ての通りトーマスフェスティバルの会場といった装いに なっておりまして、

とーましゅ、とーましゅぅ!
と、小さいお子さんなんかは もう大はしゃぎで ございます。

●転車するトーマス●
…ところで僕としてはトーマスって人形劇のイメージで考えていたんですが…
いやはや いつの間にやら、現在のトーマスは完全にCGのアニメーションなんだそうです。
トーマスっつったら森本レオだろ!とか話すと、それで世代が分かれそうですね。

●模型がリアルになった感●
むしろ その人形劇のイメージもあって、実物大トーマスというのはオッサンながら割と興奮するんですよ実は。
目が動くように作られているギミックもリアルトーマスさながらって感じで…
ちなみに 真ん中のヒロと いうやつは、よく見ると とりあえず顔の造形だけで目は動かないっぽいかな…?
人形劇の頃には いなかったキャラだからですかね…日本国籍車という設定らしいですけども。

●てなわけで●
そんなわけで その沿線の景色も さることながら、SL…しかもトーマスで子供心を がっちりと掴む強力なコンテンツを兼ね備えた大井川鐵道の本線を見てきたわけですが…
でも まだ、もうひとつの井川線という見どころも見逃せないわけで ございまして…
やっぱり記事1本では収まり切れなくなってきたので、それは また次回 後編に続かせて頂こうと思います。
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