2021年夏の京都・奈良、自粛規制や大雨で異例尽くしの観光レビュー
やはり、京都・奈良が 挙げられるでしょうかね…
いつ行っても人気過ぎて混雑している…従来は そういうイメージだったはずです。

●東海道新幹線●
昨年、2021年の夏…
国内外問わず、人の移動は良くない事だと…そういう ご時世に なっていた頃で ありました…
…当時に こんな事 言ったら非国民扱いされそうな空気だったので、ちょっと言い辛かったんですが…
今だから ぶっちゃけちゃうと ですね…
…むしろ京都・奈良に行くには大チャンスじゃねえかと…!
この時をおいて比較的 空いてる京都・奈良に行く機会なんて、なかなか ないんじゃ なかろうかと…気持ちが はやり高まりまして ですね…
…そんなわけで そんな時期の中に行ってまいりました、従来とは異例な様子の2021年のお盆休みの京都・奈良紀行を今回より数回に渡りお届けしたいと思います。
お住まいの地域に よって違うと思いますが、とりあえず僕の住んでる関東圏の人間的には、
京都・奈良は みんな行った事ある。
…修学旅行で。
…と いうイメージです。
しかし、逆に大人に なってから個人で京都・奈良に行った事ある人は割と少ないような気もします。
それこそ「修学旅行で行った」からか…
修学旅行では なんというか、自分で行ったのではなく流れで連れられて行ったみたいな感じも どこかあり、自分の中では消化不良気味な部分も多々ありましたので…
今回は修学旅行の やり直しじゃないけど改めて自分のペースで王道を見てみようじゃないかと…
と いうことで今回はざぁーっと、ハイライト的に定番スポットのレポートを流していきたいと思います。
金閣寺

●金閣寺の御朱印●
まずはド定番中のド定番である金閣寺から。
突き詰めると至近距離に鉄道駅がないので、交通の便が いいとは言い難い場所にある金閣寺ですが、そんな事は問題に ならないくらいの圧倒的なゴールデンスポットで あることは、もはや説明するまでも ないですやね。

●水面に映える金閣寺●
ちなみに、修学旅行では使い捨てカメラの「写ルンです」を持っていきました。
ただ その持っていった「写ルンです」が、よりよって望遠モデルと いうやつ だったんですよ…
めちゃくちゃ望遠が撮れるんですが、望遠しか撮れないモデルでして…
おそらく本来はスポーツ観戦とかで使うモデルだったんでしょうね…
逆に普通に使うと なると、全体像を入れるのに相当な広いスペースでもって被写体から離れる必要が ありまして…
じゃないと金閣寺が画角に入らないんですよ…これが入らないって どんだけだ!
結果、中学生が使い捨てカメラで撮ったにしても かなり残念な感じの写真に なりまして…
まさに中二病が祟った、致命的なカメラのミスチョイスを犯してしまった当時でした…
…なので今回は そのリベンジのつもりも あって ちゃんと撮りたかったわけで ございます、ハイ。

●金閣寺のてっぺん●
今回は ちゃんと意図した望遠も…
さすが、てっぺんの鳳凰も金キラキンですね。
伏見稲荷神社

●京阪 伏見稲荷駅●
ここは今でこそ有名スポットですが、僕が修学旅行で行った当時…1996年くらいか…その頃は それほどメジャーでも なかったと思います。
近年は特に外国人観光客に広く知られるスポットになったようで…

●千本鳥居●
その名を轟かせたのは、やはり この景観でしょうね…
鳥居がトンネルのようにズラ~っと並んでる様は他の稲荷神社でも見られますが、ここが その総本山的な存在なようで…
ちなみに この写真の場所は まだ ほんの入り口で神社の山は さらに もっともっと奥深いらしいんですが、時間の関係も あって今回の僕は とりあえず触りだけで引き返しちゃいました。
インがバウンドしていた時には、こんな誰も いない瞬間なんか撮れないくらい混んでいたかも しれないですね。
平等院鳳凰堂

●抹茶づくし●
平等院があるのは、宇治。
宇治と いえば抹茶、ということで通りには抹茶を売りにした お店が軒を連ねておりますね。
…しかし やはり この ご時世では閑散気味だったのが、なんとも…

●雨が ひどすぎ●
それと、訪れた日は雨が降っておりまして…
雨にも まぁ度合いってものが ありますが…
度合いで いうと、最悪レベルの雨でした。
できる事なら定休日に したくなるレベルの雨です。…でもスケジュールの都合上、僕は行くしか なかったのです…

●そして、鳳凰堂●
左右の様が羽を広げているように見立てられるから鳳凰の名前が付いてるとか…
僕の安カメラでは収めるのが難しいほどの横への広がり。
その存在感と調和が とても美しい画だと思います。
天気が良ければ朱色が もっと鮮やかに映えて、水鏡が美しい感じだったんだと思いますが…
まぁこの緑が沈んだ感じも宇治らしい渋さと捉えるのが、ポジティブな観光かなぁ、と…

●中を見学できる●
真ん中の建物の中には貴重な阿弥陀如来像があり、見学も可能。
料金は300円で、ツアーみたく人数を区切って案内をしてくださいます。
ただ、この日は雨が ひどすぎて正面の門を閉じているとの事でした…仏さんも濡れたかないでしょうからね…

●と、思いきや●
見学のあと ますます雨足が強くなってきたんですが…
あまりの雨足に ご乱心なさったのか、逆に御開帳してしまったようです。

●雨天を視察する如来様●
こんだけ降ってたら、むしろ気になって しょうがなかったんでしょうかね…
奈良公園

●いざ東大寺へ●
そして、奈良。
修学旅行の定番の流れですね。
そう、今回の僕は まさに修学旅行の やり直しに来ているとも言えます。
と いうのも実は修学旅行では数ある訪問先が選択制だったため、金閣寺と たしか法隆寺は訪れたと思いますが、東大寺は行かなかったんですよ…
…てなわけで僕は東大寺の大仏様を見に行くのは初めてなので、普通にワクワクします。

●大仏様とご対面●
しかも、8月13日と8月14日の夕方~夜間にかけては大仏殿が無料で拝観できるそうです。
せっかくなので、僕も この時を狙って来たわけで ございます。

●別角度から●
しかし、この ご時世においても しっかり実施された夜間の無料拝観ですが…
…実は あまり知られていないのか、それとも本当に自粛の呼びかけが効きすぎてるのか、はたまた この日の天気が悪すぎたからなのか…
人の入りが本当に まばらです。
て いうか下手したら大仏殿の中に拝観客は僕一人だけだった、っていう状態すら ありました。

●静けさすらある大仏殿●
例年を知りませんが、元々夜間無料拝観の人の入りは こんなくらい なのか…?
いや、さすがに かの奈良の東大寺の大仏なので、本来は もっと混んでると思うんですが…
…しかし、そう考えれば このタイミングを狙ったのは逆に正解だったのかも しれません。
じっくりと堪能することが できました。

●鹿で賑わう奈良公園●
観光客よりも、むしろ鹿のほうが多い奈良公園。
鹿さん的には雨天も、例の緊急事態なんたらも、大した問題じゃなさそうですからねぇ…

●お買い求めの来客●
ここで鹿せんべいを買って、鹿さんに与えてあげると…そういう光景が よく見られると思うんですが…
この年は あまりに くれる人が少なかったのか、仕方なく鹿さん自らが せんべいを求めて直接お店に…
…でも、残念ながら追い返されていました。
どうせウチらが食うんだから いいだろー…みたいな感じに しょげてましたけどね…

●そして、鹿るべき行動に●
…そんな こんなで、鹿の観察も面白い奈良で ありました。
清水寺 界隈

●和と坂の調和●
ここも超ド定番エリアですが、有り余る風情の魅力で外すわけには いかない所ですね。

●実はスタバ●
ここに あるのは有名で よく知られているんですが、溶け込み過ぎて 注意深く見ないと見過ごしてしまいそうなスターバックス京都二寧坂ヤサカ茶屋店。
よ~く見ると、スタバのマークがあることに気が付きます。

●店内は和室●
「どこでも描くヒト」としては、やはりココで描いたという足跡(筆跡?)は残さずには いられませんで…
ちょうど上手い具合に席が空いてるタイミングでした。
外国人の観光客も それなりに いるといえば いましたが、やはりフルだった時期に比べれば比較的 空いていたのでは ないかと思われますね…

●ご存知 清水寺●
ここは さすがに修学旅行の時も訪れました。
が、道順なんか覚えてないもので…
本当は清水寺に あえて向かわないように進んでたつもりが、いつの間にか清水寺に到着しちゃってた、みたいな感じで辿り着いてしまいました。まぁ、それが参道と いうものですかね。
実は清水寺は2019年までは長い事 改修工事で布に覆われて残念な景観に なっていたようで…
2020年にやっと外せた!と思ったら…この ご時世かよ!みたいな事に…
奇妙なもんです、ハイ。

●よく見る人気撮影スポット●
この時も雨が降っていましたのでね…
雨足が強くなるほどに反比例して客足は さらに弱くなっていった…という感じ でしょうかね…
メリットとデメリットが非常に複雑です。
そして…

●夜に再訪●
お盆期間は清水寺で「千日詣り」というのが やっているらしく…
それが具体的に どんな ご利益がある事なのか…僕ごときが深く問われられても、何にも答えられませんが…
…とにかく、夜間もやってる!清水寺のライトアップを拝められる!
と いうのは間違い ありません。

●清水寺の御朱印●
雨は相も変わらず すげぇー降ってて もはや旅行中ずっと靴の中が水没状態だったんですが、この機会を逃す手は ないので頑張って雨の中 清水寺まで登っていきました。
この期間は普段は入れない本堂の中にも入れて、お参りが できるんですね。

●清水寺ライトアップ●
不思議なもので、ここで いざ撮影する段階に来たら その時だけ雨が神がかり的に ちょっと止まってくれまして…
いやぁ~…なかなか…
感無量です、ハイ。
ちなみに空に びょーっと伸びてて気になる あの光線は、観音様の慈悲と いうものを表す光だそうです。
眼下には京都タワーも見えますね。
交通とか宿泊とか
最後に、今回 利用した宿泊情報とか交通情報とかを少々…
●宿泊したホテル●
今回 僕が泊まったのは「ホテルウィングインターナショナル京都四条烏丸」というところ。
京都市営地下鉄の四条駅が最寄り駅なんですが、このあたりの場所は その気になれば祇園とか清水寺 界隈も歩いて向かえるので交通観光的には悪くない場所だと思います。
ホテル自体は無難なチェーンで、ごくごく普通に快適に過ごせるビジネスホテルですね。

●シックな部屋●
で、驚愕なのは その価格。
一泊3000円でした。マジで。
えええええええええええ………
素泊まりでは ありますが、ドミトリーとかじゃなくて ごくごく普通のビジネスホテルのシングル利用が この値段て…
…これが2021年のお盆休みの京都です。
もちろん僕としては万々歳だったんですが、こっちのほうが よっぽど緊急事態だったのでは なかろうかと…

●埼玉で使ってるカードで●
そして交通事情ですが…
電車やバスは基本的に交通ICカードが当たり前のように利用可能。
関東圏で いうところのSuicaとかPASMOが そのまま使えます。
修学旅行で行った当時は当然そんなものは なく、電車は まだしも路線バスなんか小銭の整理が一番やっかいな乗り物ですので…
これが普段から地元で使ってるPASMOでもってタッチだけで乗り降りできるのは、いやはや やっぱり なんだかんだ言って進歩したんだなと思いますね。

●鴨川がこんな事に●
と、いうわけで とりあえず ざぁーーーっと おおまかに お送りした2021年のご時世の最中の京都・奈良の王道観光でしたが…
…ただ今回の最大のネックは その ご時世よりも、天候のほうでしたね…
4泊したんですが、そのうち実に3日間も飽きもせずに降り続いておりまして…
修学旅行の時も よりによって6月の梅雨時期だったもので…それがイヤだから夏に行ったのに…
…この時期に この台風レベルの雨は異例だったんじゃないかと思いますね…

●これは これで珍条件●
しかし、じゃあ やはり2021年は行った事により後悔したのか?と言われますと…
当然そんな事は全くなく、断然 行って よかったと思います。
いろんな意味で、こんな異例な京都・奈良は もはや なかなか ないでしょうしね。
- 関連記事
-
-
【天童温泉】将棋の駒、鳥中華、銀山温泉アクセスにも王手飛車角取りが指せる局面の観光地 2022/12/20
-
【2020年秋の島根・鳥取・姫路紀行その4】出雲大社参拝と夕暮れの稲佐の浜 2020/10/10
-
【2020年秋の島根・鳥取・姫路紀行その10】カプセルホテル『THE BEEHIVE(ザ・ビーハイブ)』の宿泊レビュー 2020/11/09
-
【2020年秋の島根・鳥取・姫路紀行その3】一畑電車でご利益とクロスオーバーする鉄道風景を 2020/10/06
-
【2021年春の青森津軽紀行その8】津軽せんべいで堅く締めくくり 2021/07/06
-
金沢一人旅におススメ?のグルメ&ホテルレビュー 2023/02/20
-