【埼玉県民の日フリー乗車券の旅2020後編】DRCから大樹まで…東武鉄道巡り
毎年11月14日の埼玉県民の日に、県内の鉄道会社から発売される県民の日フリー乗車券。
昨年2020年の同日に、こいつを利用して色々 巡ってみようじゃないかと いうのを やっているわけで ございますが…

●県民の日フリー乗車券●
地元の「東武東上線」(左側の路線図)で買った、東武鉄道のフリー乗車券なんですけども…
実はコレ1枚で右側のほうの、同じ鉄道会社の路線ながら僕の地元では全然ないほうの「東武本線」でも使えるんですよね。
そんなわけで前回 大宮にある鉄道博物館に行った続きから、今回は この東武線を利用した散策へと ちょっと行ってみようと思います。

●東武野田線●
っつーことで大宮から東武野田線という路線に乗って、東武ワールドへ突入していきましょうかね。
各駅停車の柏(千葉県)行き。
東武は東京・埼玉と さらに千葉・群馬・栃木へと関東を幅広く走っている鉄道会社で、日本の私鉄では1位の近鉄に次いで2番目に広大な路線網だそうです。
ちなみに最近は時代を意識して新しい取り組みも しているようで、この野田線も呼称を「アーバンパークライン」という ちょっと時代を意識し過ぎた呼び方をするように なってしまった そうなんですが…
少なくとも僕は譲る気は なく、今でも「野田線」と頑なに呼んでおります。

●岩槻駅●
まず立ち寄りますのは、この岩槻という駅。
ローカル情報としては、人形で有名な街だそうですよ。
この駅で ちょっと行ってみたい所が ありまして…

●岩槻城址公園●
駅から20~30分歩いた所に ある、この公園が目的地です。
皆さん こぞってピクニックに訪れて楽しんでる姿が見られる、ごくごくフツーの公園で ございますが…
この公園内に“鉄”的に見過ごせないブツが あるらしいんですけども…

●ブツを発見●
ありました。アレですね。
敷地の比較的 隅っこに ある上に、色が美味い具合に枯葉に溶け込んじゃってるので微妙に探しちゃいました。

●東武1720系●
東武と いえば日光観光が有名ですが、その図式を象徴付けたと いっても過言では ないのが この車両。
デラックスロマンスカー、これを略してDRCと呼ばれていた かつての東武の看板特急車両ですね。

●後ろに室外機が●
公園という場所の、しかも屋外に置かれている割には保存状態が いいんですが、公開時間とかが しっかり管理されているから でしょうかね。
東武グループ直下の「東武博物館」と いう施設にも同じ車両が公式に保存されていますが、博物館のほうは敷地の都合上 車体が無念にも少しカットされてしまっているそうです。
そういう意味では、しっかり車体が残されている こちらは また貴重な存在と いえるんじゃ ないかと…
外部装置から電源や空調なども完備されているのも またご愛敬で ございます。

●車内も見学可能●
車内見学できる日時に限りが あり、基本的には休みの日の10時からお昼休みを挟んで15時もしくは16時と なっているようです。
そこは予め計算して行きましたとも、ええ。

●デラックスロマンスシート●
今の基準と比較したら、座席に見劣りは あるのかも しれません。
しかしながらシートピッチは広く、フットレストも ありますし、当時としてはデラックスなロマンスが感じられた車両だったんだと思われますね。

●運転席●
間近に見る事 自体は できましたが、たしか ご時世の影響で触れることは できなかった…んじゃなかったっけかな…
触れるなら大抵マスコンに自分の手を掛けた写真を撮ると思うので、僕の場合は…

●かすかべ防衛隊が…●
DRCを見た後は再び野田線に乗って、今度は春日部駅へと やってきました。
ここでは東武鉄道の真っ当な本線である「東武スカイツリーライン」へ乗り換えが できます。
こちらの横文字名称は、まぁまだ行き先も具体的なので しっくり くるかなーとは思いますね…
とにかく、ここで鬼怒川方面に行く電車へと乗り換えるわけなんですが…

●往路の特急券を購入●
…実は先程のDRC、つい うっかりデラックスなロマンスに浸り過ぎてしまったが ために時間が結構かつかつで ございまして…
しかたがないので特急を利用。
出費には なりますが奥地は列車本数も少ないし、それなりに遠いので いたしかたないです、ハイ。

●復路の特急券も購入●
ついでに帰りの分の特急券も予め購入。
再三 言いますが奥地のほうは本数も少なく、距離も なかなか遠いから特急じゃないと帰りがマジで遅くなっちゃうので、これは もう予め迷わず特急利用で いたしかたないかと…
ちなみに言うと、こういう特急券は やっぱり土壇場ではなく事前に予定を決めて買っておくのが吉かと…
実は往路の特急券はホームで すぐ買えるのに対して、帰りの特急券は一度改札を出て外の券売機を使わないと買えなかったんですが、それでも事前に買っておいたほうが よかったと思いました。
理由は後で わかりますが…

●特急「リバティ」●
近年 登場した東武の次世代を担う特急。今回 初めて乗車します。
と、いうか そもそも東武の専用特急車両に乗る事自体 初めてかも…
同じ東武でも東上線沿線民としては、あまり こっちの東武線のほうには行かないので…

●リバティの車内●
天上の感じが ちょっとオシャレです。
東武には いくつか特急車両が ありますが、このリバティに関してはビジネス用途も兼ねた総合効率型の特急と いう位置付けらしく、居住性を重視した豪華特急と比較すると少し劣るという意見も あります。
とはいえ さすがに最新設備も備えた車両なので、個人的には必要十分に悪くない特急だと感じますけどねぇ。

●栃木県に突入●
このリバティで まずは下今市(しもいまいち)と いう駅まで向かいます。
下今市は栃木県日光市に ある駅で、春日部から特急でも1時間以上かかりますね…
…本来は埼玉県民の日フリー乗車券で巡ると いう触れ込みのはずが いつの間にか栃木県にまで乗り込んじゃってるんですけども、もはや気にしない方向で お願いします。(もちろん乗り越し料金は払ってます)

●路線バスに乗り換え●
下今市からは普通電車に乗り換えて…
…と いきたかったところ だったんですが ちょうど良き時間に乗り継ぎが なかったので、急遽 「日光交通」という路線バスで向かう代替案に変更。これも予め時刻表とかを調べておいて正解でした。
…が、一点調べが足りなかったんですけども、実はICカードが使えないらしいです。
一応 大手私鉄の東武グループのバスだし、準首都圏ぐらいのエリアだから使えるだろう…と思い込んでる人が僕も含めて多いようで、運転手さんが都度「カード使えないですよ」と言い慣れている感じでした…
ご苦労様で ございます。

●倉ケ崎新田で下車●
一応ネットで調べた限りでは、ここが僕の目的地への最寄りバス停だと認識しているんですけども…
…周りの風景が変わらな過ぎて、パっと見だけでは正直わからんな…

●日光自動車学校●
で、バス停の近くに唯一あった公共施設が この教習所。
しかたないので、ここで道を尋ねることに しました。

Mr.よっしい
●目的地付近●
…すると どうも、この場所からは結構 距離が あるようで…
調べが甘かったですね…どうやら もう2、3コ先の「倉ケ崎」か「梶ケ原」と いうバス停で降りたほうが近そうでした。「梶ケ原」のほうが見た感じ正解かな…?
…ともあれ、聞いて よかったです。この辺り景色が あまり変わらないので自分の独断だと多分 辿り着けなかったと思います。
しかも…

教習所の人

●目的地に到着●
なんと、先程 尋ねた日光自動車学校の方が車で目的地まで送ってくださいました。
こんな見ず知らずの よそ者の、しかも教習に全く関係ない“鉄”なんかの ために…
…なんて親切なんだ!と深く感動をしてしまいました。
本当に、まことに ありがとうございました。

●線路際のイルミ●
「倉ケ崎SL花畑」。
東武では数年前から「大樹(たいじゅ)」と名付けられたSLを走らせていまして、ここでは その名の通りSLに並ぶ花畑の風景を見ることが できるように なっているそうで…
そして、冬は ご覧の通りイルミネーションが照らされます。
このイルミネーションとSLを撮ろうと いうのが今回の目的で ございます。そのために わざわざ埼玉県民の日のエリアを はみ出して ここまで来てしまいました。

●まずは6050系を●
…とは いえ難しいんですよ、このシチュエーションは…
暗い中で、しかも動いているモノを撮ると いうのは悪条件にも程が あると いうことで…
しかもカメラ、安物ですしね…本来、このカメラに課せられるミッションでは ないです、これは…

●お次はスペーシア●
夕暮れは まだ いいんですよ。
むしろ このくらいの空模様のほうがムード的にも ちょうどいい感じは すると思うんですけどね…

●暗闇で6050系●
でも この暗さに なっちゃうと、もう無理っすね、このカメラと この人のテクニックでは…
まぁでも せっかく来たんだし、やれるだけ やってみると いうことで…

●本命のSL大樹●
…やはり無理が あったと、痛感いたしました…
しかも よりによってピントも合わなかったようで…
これなら無理に連射を狙わずにフツーにオートで撮るか、開き直って数秒間 露光させて光線を付けちゃったほうがカッコ良く撮れたかも しれませんね…
う~ん…これは、機会が またあったら、リベンジ案件の一つに なるかなぁ…
もうちょっと頑張りたい気持ちは ありますねぇ…

●大桑駅●
さあ、もう完全に夜も更けて きているので帰りましょう。
最寄り駅は大桑駅。暗い中 土地勘が ない上に時間も割とギリギリだし、乗り遅れたら本数的にも相当ヤバイので そこそこ焦って向かいました。

●乗車駅証明書を発行●
大桑駅は無人駅で券売機も無ければ改札機も無く、代わりに こういう証明書発行機が あります。初めてだと ちょっと戸惑いますね。
ここから普通電車に乗って、下今市駅まで向かいまして…

●下今市で乗り換え●
下今市で待ち合わせている特急「スペーシア」に乗り換えるんですが、乗り継ぎ時間が なんと1分!
特急券 買ってる暇も ないぜ!?
…と いうわけで往路の際に春日部駅に おいて、予め特急券を買っておいて正解だったんじゃないかと思われます。さっきの大桑駅も証明書発行機しか ないから当然 特急券なんか買えませんので…
買ってなかった場合どうすんだろう…いや、さすがに待っては くれるかな…?

●スペーシアに乗車●
スペーシアは東武の看板特急車両。岩槻で見てきたDRCの後継的存在ですね。
30年以上前の車両なので さすがに ところどころ古い部分があり、そのためか先程 乗ったリバティよりも むしろ少し安い値段設定です。
しかし逆に、作られた時期がバブル期だったので当時としては ふんだんに贅を尽くしており、フットレストが あったりテーブルのフチが金色だったりと、随所に豪華さは垣間見れますね。

●スペーシアの風格●
間近に顔を見ると、遠目の写真とかで見る以上に“私鉄界の女王”たる迫力を感じます。
スカートが泥だらけに なっているのは、むしろ女王の やんちゃな一面として見るべきかと…
…と まぁそんなわけで埼玉県民の日フリー乗車券を使った散策、鉄道博物館から東武線巡りまで勢い余って栃木県にも はみ出して しゃぶり尽くした一日に なりましたが…
イルミネーション撮影の心残りは ありましたけど、非常に満足な散策と なりました。
ちなみに県民の日とは いいますが県民以外の方も当然フリー乗車券は買えますので、興味と機会が あったら他所の方も是非ご利用を検討してみては いかがかと思われますね。

●糖尿病の日でも あった●
まぁ、なんのことはない鉄道一人旅だったわけ なんですけども…
…しいて一つ、心に残った出来事を挙げると なると…
…ひょんな事から お世話に なりました日光自動車学校さんへの感謝の意は特筆しないわけには いかない ですね、やっぱり…
そんな親切な日光自動車学校は、日光交通バス「倉ケ崎新田」バス停の すぐそばに あるという非常に便利なロケーション!
東京からなら、浅草駅から東武特急に乗って下今市駅でバスに乗り換えて片道 約2時間で教習に通えますので、是非こちらも ご検討いただければと いいんじゃないかなー、と…
昨年2020年の同日に、こいつを利用して色々 巡ってみようじゃないかと いうのを やっているわけで ございますが…

●県民の日フリー乗車券●
地元の「東武東上線」(左側の路線図)で買った、東武鉄道のフリー乗車券なんですけども…
実はコレ1枚で右側のほうの、同じ鉄道会社の路線ながら僕の地元では全然ないほうの「東武本線」でも使えるんですよね。
そんなわけで前回 大宮にある鉄道博物館に行った続きから、今回は この東武線を利用した散策へと ちょっと行ってみようと思います。
往年の東武特急「DRC」を見に行く

●東武野田線●
っつーことで大宮から東武野田線という路線に乗って、東武ワールドへ突入していきましょうかね。
各駅停車の柏(千葉県)行き。
東武は東京・埼玉と さらに千葉・群馬・栃木へと関東を幅広く走っている鉄道会社で、日本の私鉄では1位の近鉄に次いで2番目に広大な路線網だそうです。
ちなみに最近は時代を意識して新しい取り組みも しているようで、この野田線も呼称を「アーバンパークライン」という ちょっと時代を意識し過ぎた呼び方をするように なってしまった そうなんですが…
少なくとも僕は譲る気は なく、今でも「野田線」と頑なに呼んでおります。

●岩槻駅●
まず立ち寄りますのは、この岩槻という駅。
ローカル情報としては、人形で有名な街だそうですよ。
この駅で ちょっと行ってみたい所が ありまして…

●岩槻城址公園●
駅から20~30分歩いた所に ある、この公園が目的地です。
皆さん こぞってピクニックに訪れて楽しんでる姿が見られる、ごくごくフツーの公園で ございますが…
この公園内に“鉄”的に見過ごせないブツが あるらしいんですけども…

●ブツを発見●
ありました。アレですね。
敷地の比較的 隅っこに ある上に、色が美味い具合に枯葉に溶け込んじゃってるので微妙に探しちゃいました。

●東武1720系●
東武と いえば日光観光が有名ですが、その図式を象徴付けたと いっても過言では ないのが この車両。
デラックスロマンスカー、これを略してDRCと呼ばれていた かつての東武の看板特急車両ですね。

●後ろに室外機が●
公園という場所の、しかも屋外に置かれている割には保存状態が いいんですが、公開時間とかが しっかり管理されているから でしょうかね。
東武グループ直下の「東武博物館」と いう施設にも同じ車両が公式に保存されていますが、博物館のほうは敷地の都合上 車体が無念にも少しカットされてしまっているそうです。
そういう意味では、しっかり車体が残されている こちらは また貴重な存在と いえるんじゃ ないかと…
外部装置から電源や空調なども完備されているのも またご愛敬で ございます。

●車内も見学可能●
車内見学できる日時に限りが あり、基本的には休みの日の10時からお昼休みを挟んで15時もしくは16時と なっているようです。
そこは予め計算して行きましたとも、ええ。

●デラックスロマンスシート●
今の基準と比較したら、座席に見劣りは あるのかも しれません。
しかしながらシートピッチは広く、フットレストも ありますし、当時としてはデラックスなロマンスが感じられた車両だったんだと思われますね。

●運転席●
間近に見る事 自体は できましたが、たしか ご時世の影響で触れることは できなかった…んじゃなかったっけかな…
触れるなら大抵マスコンに自分の手を掛けた写真を撮ると思うので、僕の場合は…
特急「リバティ」に乗車

●かすかべ防衛隊が…●
DRCを見た後は再び野田線に乗って、今度は春日部駅へと やってきました。
ここでは東武鉄道の真っ当な本線である「東武スカイツリーライン」へ乗り換えが できます。
こちらの横文字名称は、まぁまだ行き先も具体的なので しっくり くるかなーとは思いますね…
とにかく、ここで鬼怒川方面に行く電車へと乗り換えるわけなんですが…

●往路の特急券を購入●
…実は先程のDRC、つい うっかりデラックスなロマンスに浸り過ぎてしまったが ために時間が結構かつかつで ございまして…
しかたがないので特急を利用。
出費には なりますが奥地は列車本数も少ないし、それなりに遠いので いたしかたないです、ハイ。

●復路の特急券も購入●
ついでに帰りの分の特急券も予め購入。
再三 言いますが奥地のほうは本数も少なく、距離も なかなか遠いから特急じゃないと帰りがマジで遅くなっちゃうので、これは もう予め迷わず特急利用で いたしかたないかと…
ちなみに言うと、こういう特急券は やっぱり土壇場ではなく事前に予定を決めて買っておくのが吉かと…
実は往路の特急券はホームで すぐ買えるのに対して、帰りの特急券は一度改札を出て外の券売機を使わないと買えなかったんですが、それでも事前に買っておいたほうが よかったと思いました。
理由は後で わかりますが…

●特急「リバティ」●
近年 登場した東武の次世代を担う特急。今回 初めて乗車します。
と、いうか そもそも東武の専用特急車両に乗る事自体 初めてかも…
同じ東武でも東上線沿線民としては、あまり こっちの東武線のほうには行かないので…

●リバティの車内●
天上の感じが ちょっとオシャレです。
東武には いくつか特急車両が ありますが、このリバティに関してはビジネス用途も兼ねた総合効率型の特急と いう位置付けらしく、居住性を重視した豪華特急と比較すると少し劣るという意見も あります。
とはいえ さすがに最新設備も備えた車両なので、個人的には必要十分に悪くない特急だと感じますけどねぇ。
親切な日光自動車学校

●栃木県に突入●
このリバティで まずは下今市(しもいまいち)と いう駅まで向かいます。
下今市は栃木県日光市に ある駅で、春日部から特急でも1時間以上かかりますね…
…本来は埼玉県民の日フリー乗車券で巡ると いう触れ込みのはずが いつの間にか栃木県にまで乗り込んじゃってるんですけども、もはや気にしない方向で お願いします。(もちろん乗り越し料金は払ってます)

●路線バスに乗り換え●
下今市からは普通電車に乗り換えて…
…と いきたかったところ だったんですが ちょうど良き時間に乗り継ぎが なかったので、急遽 「日光交通」という路線バスで向かう代替案に変更。これも予め時刻表とかを調べておいて正解でした。
…が、一点調べが足りなかったんですけども、実はICカードが使えないらしいです。
一応 大手私鉄の東武グループのバスだし、準首都圏ぐらいのエリアだから使えるだろう…と思い込んでる人が僕も含めて多いようで、運転手さんが都度「カード使えないですよ」と言い慣れている感じでした…
ご苦労様で ございます。

●倉ケ崎新田で下車●
一応ネットで調べた限りでは、ここが僕の目的地への最寄りバス停だと認識しているんですけども…
…周りの風景が変わらな過ぎて、パっと見だけでは正直わからんな…

●日光自動車学校●
で、バス停の近くに唯一あった公共施設が この教習所。
しかたないので、ここで道を尋ねることに しました。

「倉ケ崎SL花畑」と いう所に行きたいんですが…
●目的地付近●
…すると どうも、この場所からは結構 距離が あるようで…
調べが甘かったですね…どうやら もう2、3コ先の「倉ケ崎」か「梶ケ原」と いうバス停で降りたほうが近そうでした。「梶ケ原」のほうが見た感じ正解かな…?
…ともあれ、聞いて よかったです。この辺り景色が あまり変わらないので自分の独断だと多分 辿り着けなかったと思います。
しかも…

結構 遠いから乗ってきなよ、ホラ。

●目的地に到着●
なんと、先程 尋ねた日光自動車学校の方が車で目的地まで送ってくださいました。
こんな見ず知らずの よそ者の、しかも教習に全く関係ない“鉄”なんかの ために…
…なんて親切なんだ!と深く感動をしてしまいました。
本当に、まことに ありがとうございました。
イルミネーションとSL大樹

●線路際のイルミ●
「倉ケ崎SL花畑」。
東武では数年前から「大樹(たいじゅ)」と名付けられたSLを走らせていまして、ここでは その名の通りSLに並ぶ花畑の風景を見ることが できるように なっているそうで…
そして、冬は ご覧の通りイルミネーションが照らされます。
このイルミネーションとSLを撮ろうと いうのが今回の目的で ございます。そのために わざわざ埼玉県民の日のエリアを はみ出して ここまで来てしまいました。

●まずは6050系を●
…とは いえ難しいんですよ、このシチュエーションは…
暗い中で、しかも動いているモノを撮ると いうのは悪条件にも程が あると いうことで…
しかもカメラ、安物ですしね…本来、このカメラに課せられるミッションでは ないです、これは…

●お次はスペーシア●
夕暮れは まだ いいんですよ。
むしろ このくらいの空模様のほうがムード的にも ちょうどいい感じは すると思うんですけどね…

●暗闇で6050系●
でも この暗さに なっちゃうと、もう無理っすね、このカメラと この人のテクニックでは…
まぁでも せっかく来たんだし、やれるだけ やってみると いうことで…

●本命のSL大樹●
…やはり無理が あったと、痛感いたしました…
しかも よりによってピントも合わなかったようで…
これなら無理に連射を狙わずにフツーにオートで撮るか、開き直って数秒間 露光させて光線を付けちゃったほうがカッコ良く撮れたかも しれませんね…
う~ん…これは、機会が またあったら、リベンジ案件の一つに なるかなぁ…
もうちょっと頑張りたい気持ちは ありますねぇ…
スペーシアに乗って帰路へ

●大桑駅●
さあ、もう完全に夜も更けて きているので帰りましょう。
最寄り駅は大桑駅。暗い中 土地勘が ない上に時間も割とギリギリだし、乗り遅れたら本数的にも相当ヤバイので そこそこ焦って向かいました。

●乗車駅証明書を発行●
大桑駅は無人駅で券売機も無ければ改札機も無く、代わりに こういう証明書発行機が あります。初めてだと ちょっと戸惑いますね。
ここから普通電車に乗って、下今市駅まで向かいまして…

●下今市で乗り換え●
下今市で待ち合わせている特急「スペーシア」に乗り換えるんですが、乗り継ぎ時間が なんと1分!
特急券 買ってる暇も ないぜ!?
…と いうわけで往路の際に春日部駅に おいて、予め特急券を買っておいて正解だったんじゃないかと思われます。さっきの大桑駅も証明書発行機しか ないから当然 特急券なんか買えませんので…
買ってなかった場合どうすんだろう…いや、さすがに待っては くれるかな…?

●スペーシアに乗車●
スペーシアは東武の看板特急車両。岩槻で見てきたDRCの後継的存在ですね。
30年以上前の車両なので さすがに ところどころ古い部分があり、そのためか先程 乗ったリバティよりも むしろ少し安い値段設定です。
しかし逆に、作られた時期がバブル期だったので当時としては ふんだんに贅を尽くしており、フットレストが あったりテーブルのフチが金色だったりと、随所に豪華さは垣間見れますね。

●スペーシアの風格●
間近に顔を見ると、遠目の写真とかで見る以上に“私鉄界の女王”たる迫力を感じます。
スカートが泥だらけに なっているのは、むしろ女王の やんちゃな一面として見るべきかと…
…と まぁそんなわけで埼玉県民の日フリー乗車券を使った散策、鉄道博物館から東武線巡りまで勢い余って栃木県にも はみ出して しゃぶり尽くした一日に なりましたが…
イルミネーション撮影の心残りは ありましたけど、非常に満足な散策と なりました。
ちなみに県民の日とは いいますが県民以外の方も当然フリー乗車券は買えますので、興味と機会が あったら他所の方も是非ご利用を検討してみては いかがかと思われますね。
と、いうわけで

●糖尿病の日でも あった●
まぁ、なんのことはない鉄道一人旅だったわけ なんですけども…
…しいて一つ、心に残った出来事を挙げると なると…
…ひょんな事から お世話に なりました日光自動車学校さんへの感謝の意は特筆しないわけには いかない ですね、やっぱり…
そんな親切な日光自動車学校は、日光交通バス「倉ケ崎新田」バス停の すぐそばに あるという非常に便利なロケーション!
東京からなら、浅草駅から東武特急に乗って下今市駅でバスに乗り換えて片道 約2時間で教習に通えますので、是非こちらも ご検討いただければと いいんじゃないかなー、と…
- 関連記事
-
-
武蔵丘フェスタ’19前編 2019/10/06
-
元・東武東上線8000系(8111号車)の抱き枕 2020/05/20
-
『福井鉄道』&『えちぜん鉄道』の奇奇怪怪な福井駅界隈の乗り入れ 2021/02/18
-
武蔵丘フェスタ’19後編 2019/10/20
-
東上線3塗色編成 2015/01/12
-
もはやこれだけで観光名所!ロシア・モスクワ地下鉄の宮殿のごとき豪華絢爛な駅ホーム巡り 2019/08/22
-