長野電鉄の日帰り乗り撮り小旅行2020年秋(前編)
読者様には どーでも いい事では ありますが、僕は幼少期の頃に3年程だけですが長野市に住んでいたことが ありまして ですね…
長野市を中心に走るローカル私鉄である長野電鉄。これにも ですね、やはり ちょくちょく利用していましたし、勿論 興味深くも感じておりました。

●家に残ってた切符(手形?)●
前々から いつか長野電鉄を中心とした目的で再訪しようかなーとは思っておりましてですね…
2020年、海外旅行も行けないし、ちょうど ふと気が付くと新幹線の半額キャンペーンとかも やっていたので…これを機に ちょっと行ってみた次第で ございます。
と いうわけで今回は去年の話になりますが、2020年の秋に行った長野電鉄の乗り降り日帰り ほっつき歩きのレポートを お送りしたいと思います。

●大宮駅の案内板●
僕が乗りますのは上から3番目の7時50分発の「あさま」603号 長野行き。
今回は1日で できる限り効率的に長野電鉄沿線を巡って行こうと、事前にダイヤを入念に照らし合わせた上で行動しましたので ですね…
少々くどくなりますが、しっかり時間も記入してレポートをしていこうかと…
なお、ダイヤは2020年10月当時のモノなので そのあたりは ご了承 願います。

●北陸新幹線「あさま」●
かつて上野から発着していた在来線特急のほうの「あさま」は、長野まで3時間以上かかっていたものですが…
今は新幹線で片道1時間前後なので、容易に日帰りが可能なんですよね…いやはや…

●長野駅前●
9時14分、長野に到着です。
おお…俺の知ってる頃の長野駅とは、随分 違う気がするな…
厳密には幼少期以来 一度も再訪していないわけでは ないんですが、少なくとも駅前にドンキは間違いなく無かったですからねぇ。

●長野電鉄の長野駅ホーム●
さて、早速 今回の目的である長野電鉄に乗りに行きましょう。もうホームに見えております9時23分発の普通列車に乗っていかないと いけませんので…
長野電鉄は市街地では地下鉄然とした感じに なっていまして、これはローカル私鉄としては かなり思い切った路線環境だと思われます。

●長電フリー乗車券●
当然ながら、1日乗り降り自由となる この切符を購入。
ちなみに長野電鉄には特急列車も ありまして通常 利用には別途100円かかるんですが、このフリー乗車券なら特急も全部 使いたい放題だそうです。これは ありがたいですね。

●権藤駅に到着●
まずは市街地 地下区間の駅の一つである権藤(ごんどう)で下車です。
写真の車両は元 東急電鉄の8500系。長野電鉄も他の中小私鉄同様に大手私鉄からの中古車両で担っていて、そこが またファン的には見どころでも ありまして…
主に昭和時代の東京の地下鉄で使われていた車両が短編成で走っている上に、この地下駅の様相も昭和時代からの いい意味で着飾りないままのホームなので、「まるで昭和時代の地下鉄の風景のようだ」と定評が あるんですよね。

●権藤駅前●
それと僕個人的には、幼少期との照らし合わせで この権藤駅周辺の様子を見てみたかったと いうのが ありまして…
権藤駅前と いえばイトーヨーカドーがあったんですが、この2020年の6月で閉店してしまったそうです。
写真左上の所とか、まだ所々に「イトーヨーカドー」の看板が残っているのが泣かせますね…

●ヨーカドーの出入口だった所●
地上に出なくても地下駅から そのまま行けるという便利な立地だったんですよ…
ウチの地元のほうでも見られた近年のヨーカドー閉店ラッシュの波でしょうかねぇ…こういうシャッターは やはり寂しい感じがしますね…

●権藤アーケード街●
僕が いた頃は、左の韓国料理店は確かマックだったはずです。
右のパチンコ屋あたりに おもちゃ屋があって、そこでスーパーマリオブラザーズのファミコンカセットを買ってもらった記憶が…
この時は たまたま朝早いから人が少ないのか…それとも僕のいた当時は80年代のバブル期だから そもそも比較に ならないのか…
気が付いてみたら、あれから もう30年以上…時代の移り変わりを感じますね…

●権藤は特急も停まる●
…さて、次の駅へと行きますが…
写真の この9時53分発の特急列車は見送って、次の9時57分発の普通列車に乗って行きます。
この特急車両に関しては後々に また じっくりと取り上げることに致しまして…

●朝陽駅の駅舎●
次は地上区間に出まして朝陽(あさひ)と いう駅で下車。駅舎も なんか いい味 出してますね。
●朝陽駅 周辺の地図●
この駅から東に徒歩で数分の所にある線路と道路が沿っている所、そこで走行中の列車を2、3本ほど撮ろうかと…

●青空の下の8500系●
人気の撮影地のようで、僕以外にも本格的な同業者が沢山いました。
こっちの角度から下り方面の列車を撮るのが王道のようです。

●迫力の角度の特急列車●
一方 逆側から上り方面の列車を撮るのは、あれだけ沢山の同業者がいたのにも関わらず僕だけでした。
この時間帯だと顔が影に なるから撮る価値無しと見なされて いるのかな…?
個人的には、これでも嫌いじゃないですけどねぇ…

●次の目的地へ●
そして、10時42分発の普通列車に乗って次の目的地に向かいます。
写真は元 営団地下鉄(現 東京メトロ)日比谷線で使われていた3500系車両。
前の東京五輪の時代から日比谷線を走っていた車両で、本当は この車両こそ地下駅で撮りたかったんですけどね…

●千曲川を渡る橋●
柳原という駅で下車し、そこから十数分~20分くらい徒歩った所に ある「村山橋」と いう橋が目的地です。
この橋、道路と鉄道が一緒になっている なかなか珍しい橋でして鉄道風景と しても非常に撮れ高が高いんですが…
ただ、柵も高くてですね…
列車が まさに この道路併用の橋を渡る瞬間を撮るには なかなかアングルが難しいモノが ありまして…

●村山橋を渡る電車と車●
なので、これが限界でした。
う~ん…もうちょっとなぁ~…
…そこで、ふと地図を見て思ったんですけどね…
●村山橋 周辺の地図●
柳原駅と千曲川の中間地点にある、線路と国道が交差している個所なんですが…
ココ、道路のほうが線路を跨ぐように立体交差しておりまして…
もしかして この高架上からなら、思い描いている画が撮れるんじゃなかろうかと思いまして ですね…

●あそこが村山橋●
遠いけど…いけそうじゃねぇ?
こういう時こそ、40倍ズームの威力発揮です。

●ズーム、発動●
どうでしょうかね…
少なくとも、個人的には こっちのほうが好きです。撮ってみた甲斐 充分です。
鉄道と道路が合体した橋というのが わかる構図だと思います。

●これぞ併用橋●
今度は少し離して、反対車線の道路も…ちなみに鉄道のほうは単線1本のみです。
ここまで強引にズームすると なんか周りの草とかがミニチュアみたく見えてしまうのが また面白いですね。

●かつての3000系と03系●
柳原駅に戻り、11時58分発の列車に乗って次へ向かいます。右側の電車ですね。
その右側の車両ですが、これは2020年に東京メトロ日比谷線を引退したばかりの3000系と いう車両。
左の3500系の後継として導入されたわけですが、初代 日比谷線の引退車両を2代目 日比谷線の引退車両で置き換えるので、新旧(と いうか旧旧)の日比谷線が再び ここで再会するという地下鉄ファン的には胸熱な画で ございます。

●お得意様な三連ベンチ●
次に降ります この小布施(おぶせ)は栗が名物の町。
栗菓子を取り扱う お店が町中に たくさん あるそうで…それも そそられるんですが、とりあえず今は栗よりも鉄のほうを優先してですね…

●車両が置いてある●
小布施駅の構内、本線の脇に「ながでん電車の広場」という所がありまして車両が1本 展示されています。
言うまでもなく、鉄的にコレが この小布施での最大の目的です。

●2000系車両●
かつて長年に亘り長野電鉄の顔として親しまれてきた特急車両。
本記事 冒頭の写真の手形切符に描かれていたのも この車両でして、僕も長野に住んでいた頃には もちろん乗ったり していたので懐かしいです。

●車内も見学可能●
特急と いうことでクロスシートが備えられているんですが、普通列車としても使われる事も あったので どこか通勤的な仕様も兼ねた作りな気がします。
2012年までは現役で走っていたみたいなので、今更ながら その頃に思い立っていればなぁ…と ちょっと思い残したり するところは ありますね…
まさに「THE・長電」を象徴する、愛すべき車両だと思います。

●連なる栗菓子スポンサー●
ここまでで時間は大体 正午過ぎくらい…スケジュール的にも予定通り、ちょうど半分くらい消化しまして ですね…
残り半分は また次回、後編へと続かさせて頂きたいと思いますです。
長野市を中心に走るローカル私鉄である長野電鉄。これにも ですね、やはり ちょくちょく利用していましたし、勿論 興味深くも感じておりました。

●家に残ってた切符(手形?)●
前々から いつか長野電鉄を中心とした目的で再訪しようかなーとは思っておりましてですね…
2020年、海外旅行も行けないし、ちょうど ふと気が付くと新幹線の半額キャンペーンとかも やっていたので…これを機に ちょっと行ってみた次第で ございます。
と いうわけで今回は去年の話になりますが、2020年の秋に行った長野電鉄の乗り降り日帰り ほっつき歩きのレポートを お送りしたいと思います。
新幹線で長野へ
埼玉県在住の僕は、大宮から北陸新幹線で長野へ向かいます。
●大宮駅の案内板●
僕が乗りますのは上から3番目の7時50分発の「あさま」603号 長野行き。
今回は1日で できる限り効率的に長野電鉄沿線を巡って行こうと、事前にダイヤを入念に照らし合わせた上で行動しましたので ですね…
少々くどくなりますが、しっかり時間も記入してレポートをしていこうかと…
なお、ダイヤは2020年10月当時のモノなので そのあたりは ご了承 願います。

●北陸新幹線「あさま」●
かつて上野から発着していた在来線特急のほうの「あさま」は、長野まで3時間以上かかっていたものですが…
今は新幹線で片道1時間前後なので、容易に日帰りが可能なんですよね…いやはや…

●長野駅前●
9時14分、長野に到着です。
おお…俺の知ってる頃の長野駅とは、随分 違う気がするな…
厳密には幼少期以来 一度も再訪していないわけでは ないんですが、少なくとも駅前にドンキは間違いなく無かったですからねぇ。

●長野電鉄の長野駅ホーム●
さて、早速 今回の目的である長野電鉄に乗りに行きましょう。もうホームに見えております9時23分発の普通列車に乗っていかないと いけませんので…
長野電鉄は市街地では地下鉄然とした感じに なっていまして、これはローカル私鉄としては かなり思い切った路線環境だと思われます。

●長電フリー乗車券●
当然ながら、1日乗り降り自由となる この切符を購入。
ちなみに長野電鉄には特急列車も ありまして通常 利用には別途100円かかるんですが、このフリー乗車券なら特急も全部 使いたい放題だそうです。これは ありがたいですね。
権藤駅

●権藤駅に到着●
まずは市街地 地下区間の駅の一つである権藤(ごんどう)で下車です。
写真の車両は元 東急電鉄の8500系。長野電鉄も他の中小私鉄同様に大手私鉄からの中古車両で担っていて、そこが またファン的には見どころでも ありまして…
主に昭和時代の東京の地下鉄で使われていた車両が短編成で走っている上に、この地下駅の様相も昭和時代からの いい意味で着飾りないままのホームなので、「まるで昭和時代の地下鉄の風景のようだ」と定評が あるんですよね。

●権藤駅前●
それと僕個人的には、幼少期との照らし合わせで この権藤駅周辺の様子を見てみたかったと いうのが ありまして…
権藤駅前と いえばイトーヨーカドーがあったんですが、この2020年の6月で閉店してしまったそうです。
写真左上の所とか、まだ所々に「イトーヨーカドー」の看板が残っているのが泣かせますね…

●ヨーカドーの出入口だった所●
地上に出なくても地下駅から そのまま行けるという便利な立地だったんですよ…
ウチの地元のほうでも見られた近年のヨーカドー閉店ラッシュの波でしょうかねぇ…こういうシャッターは やはり寂しい感じがしますね…

●権藤アーケード街●
僕が いた頃は、左の韓国料理店は確かマックだったはずです。
右のパチンコ屋あたりに おもちゃ屋があって、そこでスーパーマリオブラザーズのファミコンカセットを買ってもらった記憶が…
この時は たまたま朝早いから人が少ないのか…それとも僕のいた当時は80年代のバブル期だから そもそも比較に ならないのか…
気が付いてみたら、あれから もう30年以上…時代の移り変わりを感じますね…

●権藤は特急も停まる●
…さて、次の駅へと行きますが…
写真の この9時53分発の特急列車は見送って、次の9時57分発の普通列車に乗って行きます。
この特急車両に関しては後々に また じっくりと取り上げることに致しまして…
朝陽駅

●朝陽駅の駅舎●
次は地上区間に出まして朝陽(あさひ)と いう駅で下車。駅舎も なんか いい味 出してますね。
●朝陽駅 周辺の地図●
この駅から東に徒歩で数分の所にある線路と道路が沿っている所、そこで走行中の列車を2、3本ほど撮ろうかと…

●青空の下の8500系●
人気の撮影地のようで、僕以外にも本格的な同業者が沢山いました。
こっちの角度から下り方面の列車を撮るのが王道のようです。

●迫力の角度の特急列車●
一方 逆側から上り方面の列車を撮るのは、あれだけ沢山の同業者がいたのにも関わらず僕だけでした。
この時間帯だと顔が影に なるから撮る価値無しと見なされて いるのかな…?
個人的には、これでも嫌いじゃないですけどねぇ…

●次の目的地へ●
そして、10時42分発の普通列車に乗って次の目的地に向かいます。
写真は元 営団地下鉄(現 東京メトロ)日比谷線で使われていた3500系車両。
前の東京五輪の時代から日比谷線を走っていた車両で、本当は この車両こそ地下駅で撮りたかったんですけどね…
村山橋

●千曲川を渡る橋●
柳原という駅で下車し、そこから十数分~20分くらい徒歩った所に ある「村山橋」と いう橋が目的地です。
この橋、道路と鉄道が一緒になっている なかなか珍しい橋でして鉄道風景と しても非常に撮れ高が高いんですが…
ただ、柵も高くてですね…
列車が まさに この道路併用の橋を渡る瞬間を撮るには なかなかアングルが難しいモノが ありまして…

●村山橋を渡る電車と車●
なので、これが限界でした。
う~ん…もうちょっとなぁ~…
…そこで、ふと地図を見て思ったんですけどね…
●村山橋 周辺の地図●
柳原駅と千曲川の中間地点にある、線路と国道が交差している個所なんですが…
ココ、道路のほうが線路を跨ぐように立体交差しておりまして…
もしかして この高架上からなら、思い描いている画が撮れるんじゃなかろうかと思いまして ですね…

●あそこが村山橋●
遠いけど…いけそうじゃねぇ?
こういう時こそ、40倍ズームの威力発揮です。

●ズーム、発動●
どうでしょうかね…
少なくとも、個人的には こっちのほうが好きです。撮ってみた甲斐 充分です。
鉄道と道路が合体した橋というのが わかる構図だと思います。

●これぞ併用橋●
今度は少し離して、反対車線の道路も…ちなみに鉄道のほうは単線1本のみです。
ここまで強引にズームすると なんか周りの草とかがミニチュアみたく見えてしまうのが また面白いですね。

●かつての3000系と03系●
柳原駅に戻り、11時58分発の列車に乗って次へ向かいます。右側の電車ですね。
その右側の車両ですが、これは2020年に東京メトロ日比谷線を引退したばかりの3000系と いう車両。
左の3500系の後継として導入されたわけですが、初代 日比谷線の引退車両を2代目 日比谷線の引退車両で置き換えるので、新旧(と いうか旧旧)の日比谷線が再び ここで再会するという地下鉄ファン的には胸熱な画で ございます。
小布施駅

●お得意様な三連ベンチ●
次に降ります この小布施(おぶせ)は栗が名物の町。
栗菓子を取り扱う お店が町中に たくさん あるそうで…それも そそられるんですが、とりあえず今は栗よりも鉄のほうを優先してですね…

●車両が置いてある●
小布施駅の構内、本線の脇に「ながでん電車の広場」という所がありまして車両が1本 展示されています。
言うまでもなく、鉄的にコレが この小布施での最大の目的です。

●2000系車両●
かつて長年に亘り長野電鉄の顔として親しまれてきた特急車両。
本記事 冒頭の写真の手形切符に描かれていたのも この車両でして、僕も長野に住んでいた頃には もちろん乗ったり していたので懐かしいです。

●車内も見学可能●
特急と いうことでクロスシートが備えられているんですが、普通列車としても使われる事も あったので どこか通勤的な仕様も兼ねた作りな気がします。
2012年までは現役で走っていたみたいなので、今更ながら その頃に思い立っていればなぁ…と ちょっと思い残したり するところは ありますね…
まさに「THE・長電」を象徴する、愛すべき車両だと思います。
と いうわけで

●連なる栗菓子スポンサー●
ここまでで時間は大体 正午過ぎくらい…スケジュール的にも予定通り、ちょうど半分くらい消化しまして ですね…
残り半分は また次回、後編へと続かさせて頂きたいと思いますです。
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