【2021年春の青森津軽紀行その4】津軽鉄道で金木、芦野公園へ

前回↑から引き続き、今回も青森は五所川原から出発する観光で ございますが…

●津軽五所川原駅●
五所川原の駅からはJR五能線の他に もうひとつ、隣接して建っている「津軽五所川原」駅から その名もズバリ「津軽鉄道」と いうローカル私鉄が発着しておりましてですね…
と いうことで、今回は この津軽鉄道沿線を ちょっと ほっつき歩く観光を していこうかと思います。

●津軽鉄道の切符●
有人窓口で切符を買って いざ乗車です。
それにしても、硬券ですよコレ。今どき、味が あって いいですね。

●キハ22形という旧車●
この駅構内が車両基地としての機能も兼ねているようで、プラットホームらへんには、使われていない車両とかも いくつか留置されています。
津軽鉄道と いうと車内でストーブを炊く「ストーブ列車」と いうのが冬の風物詩として知られていますが、それ用の車両も置かれているようですね。

●津軽21形●
今回 乗りますのは この普通の電車。イメージ以上にオレンジ色が映えて素敵だと思います。
ヘッドマークにも ありますが、2021年で津軽鉄道は90+1周年なんですね。
91年と あえて言わない気持ちは わかります、ハイ。
津軽鉄道沿線
たまたま時間帯にも よるのかも しれないですが車内には津軽半島観光アテンダントの方が同乗して、車内アナウンスに留まらずバスガイドさんみたく沿線の案内をアナウンスしたりしてくれます。駅に ちなんだ小ネタとかも聞けるので、結構 興味深いものが ありまして ですね…

●五農校前駅●
「五所川原農林高等学校」の最寄り駅だから、略して「五農校前」だそうです。
学校の敷地が すげぇ広いそうで…東京ドーム何個分とか…20個分以上は あるとか言っていたような…
一見しただけでは「高校どこ?」と探してる観光客も いましたが もうすでに見えてる その景色が高校の敷地だよ、みたいな感じですかね…
最寄りは最寄りで駅から すぐ校門も見えてるんですが、あまりに広すぎて校門から校舎に辿り着くまでの所要時間が むしろ真の通学路だそうで…
駅名は略せても敷地は略せなかったんですね…

●嘉瀬駅●
こちらの嘉瀬(かせ)駅、吉幾三さんちの最寄り駅だったそうで、学生服を着てギターを持って この駅から東京さ行っただ、という話だそうです。
駅舎が現在の津軽鉄道の駅舎としては最も古いモノだそうで…幾三さんが行く時から変わってないのかも しれないですね。

●落書き列車●
この他、香取慎吾さんが番組の企画で描いた落書き列車も置かれています。
しかも、後年に さらに本人の手によって落書き増しされたそうです。
金木駅周辺を ほっつき歩く

●金木駅●
津軽鉄道の中でも中核を担う存在でも ある金木(かなぎ)駅。
僕が あまり本を読まないので深くは掘り下げられないのですが、太宰治ゆかりの地でも あるそうで…
沿線の中でも観光名所が色々ある駅だったりするそうです。
とりあえず、ここらへんを軽く散歩して眺めてみることに しました。

●駅近くのビデオ屋跡●
明らかに観光地では ないですが、いかにも古いVHSとかが置いてあったで あろうビデオ屋跡。
個人的には そそられますね…今となっては お宝的なエッチなビデオの在庫とかも大いに あっただろうなぁー、と…

●斜陽館●
太宰治ミュージアムと なっている、ゆかりの建物。
なかなかな豪邸で重要文化財にも なっているそうです。
僕は訪れたのが夕方頃と いうことも あって中には入らなかったんですが、外観だけでも只物ではない雰囲気は漂ってきますね…

●津軽三味線会館●
ここでは、時間が合えば津軽三味線の生演奏を聴くことが できるそうです。
僕は ここも時間が合わず津軽三味線を味わえなかったんですが…まぁしょうがない ですわね。
芦野(あしの)公園の“鉄”風景

●芦野公園駅●
そして、僕の本来の目的地が この駅で ございます。
ちなみに先程の金木駅とは散歩がてらに充分 歩ける距離に あるので歩くのも手ですね。
この駅の最大のポイントと いえば、なんと言っても駅名の通りの芦野公園で見られる桜の祭咲き!
毎年 春には ここらへん一帯が桜で埋め尽くされる程に なるみたいなんですが…

●もう葉桜気味●
…残念ながら、僕が訪れたゴールデンウィーク時には すでに ちょっと時遅し だったようで…
と いうより今年は むしろ異常に早かったそうです、桜が咲くのが…

●辛うじて残ってる桜●
…ただ まぁ全く桜が無いってわけじゃないので、残ってる桜で何とか撮れ高を絞り出すしか ないっすね…
逆にピークは過ぎているので ご時世も ありますがゴールデンウィークにしては異様に空いている感じで行動は しやすいです、ポジティブに考えれば…

●そして その中を走る電車●
そして、これこそが今回の僕のメインディッシュで ございます。
この芦野公園では、桜の木々のトンネルを走る津軽鉄道の風景を見ることが できましてですね…
“鉄”としては押さえておきたくなるスポットだと思います。

●駅に停車中の電車●
駅自体が そもそも その木々に埋もれている立地ですので、とても画に なります。
もう葉桜とは いえ、それでも なお魅せられる風景ですね…

●木々を行く電車●
色々 構図を試してみましたが、なかなか どうして どの構図も捨てがたい写真が撮れまして…かなり撮れ高が高いです。
桜の時期に こだわらなくても割と どの時期でも それなりに様に なりそうですね、ここは…
喫茶「駅舎」

●駅舎が店舗●
その芦野公園駅のすぐ隣、
と いうか元々 芦野公園駅の駅舎だった建物が喫茶店に なっているみたいです。
ここで ちょっとブレイクタイムを…

●ケーキと珈琲●
「昭和の珈琲」と いうコーヒーを注文。
入れ物がノーマルとは異質なのは わかりますが、中身も異質…なのかな?
さてさて…
せっかく ここに来たので ですね…

●芦野公園駅で描くヒト●
元々 駅舎だった建物なので、当然ながら窓からプラットホームが見れるってわけで…
喫茶と!電車と!そして そこで執筆と…
しかも、そもそも この位置の席に座れたのが なによりラッキーでした。
「どこでも描くヒト」としては この上ない画が描き撮れたので、非常に よかったです、ハイ。
と いうわけで

●旅情を感じる鉄道風景●
前述した通り元々は芦野公園の桜を期待して訪れたわけなんですが…
…桜は散ってても、やっぱり鉄道旅情は いいっすね、ハイ。ガッカリなんて事は絶対に ないです。
現在この津軽鉄道がJR以外の私鉄と しては日本最北端だそうです。
かつては もっと北にも私鉄が存在していたらしいんですが…
この津軽鉄道に しても、決しては安泰では ないようで…
やっぱり あるうちに、健在なうちに やりたいモノは やっておく。乗りたいモノは乗っておく。利用しないと物事は決して永遠では ないと いうことで、是非とも興味を持たれたら是非とも どんどん行かれるのが よいと思われますよ、ハイ。
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