【2020年秋の島根・鳥取・姫路紀行その2】かつての出雲大社玄関駅だったJR旧大社駅を観光

前回↑寝台特急「サンライズ出雲」で「出雲市」駅に到着後、路線バスにて出雲大社前へと やってまいりました。
が…

●出雲大社入り口から見る神門通り●
出雲大社へは まだ行きません。
実は“鉄”案件的に行きたい場所が ありまして…そちらから先に行ってみようかと思います。

●結構 立派な鳥居●
場所は出雲大社の正面入り口から神門通りと呼ばれる商店街的な通りを ちょっと南下したところに あるみたいです。
途中 大きな白い鳥居が ありますが それも越えて、さらに歩いていくと左側に目的地への案内が…

●旧大社駅●
JRの「大社」駅。
…だった建物ですね。現在は機能して いません。
が、造りが非常に素晴らしいと いう理由から建築物が そのままの状態で残してあり建物の中とかを見学することが できるみたいです。
“鉄”としては、いや そんなに“鉄”じゃなくても非常に興味深いモノだと思うので…
コレは是非 見に行きたいと思い、やってまいりました次第で ございます。

●使えないポスト●
それでは まずは、駅舎の中から…無料で見学できます。
ところで、ココらへんって住所がズバリ「大社町」っていうんですね。
駅舎内

●レトロな内装●
なんつーか、大正ロマンを感じさせると いうか…
シャンデリアとかが イイ味を出してますね…
実際、大正時代に建てられたモノだそうです。
はいからさんが通りそうな感じが します。

●係員の方々●
係員さんは皆 人形です。
当時の制服、と いうこと でしょうか。

●きっぷうりば●
自動券売機らしき形跡が見当たらないので、末期まで ずっと窓口販売だったんですかね…
ちなみに窓口の奥のほうの事務所では今でも事務員さんがバリバリ事務をしていますので、無人と いうわけでは ないです。
プラットホーム

●改札ボックスが並ぶ●
お次は外へ出て、ホームを見てみます。
この改札口も また いぃ~感じの雰囲気を醸し残してますねぇ…

●ホーム●
この駅が廃止されたのは1990年と、割と現代なんですね。
ネットを調べてみると、現役時の大社駅の様子を捉えた映像が結構あったりしまして…
この駅の区間は晩年まで電化(架線)は されず、気動車で運行されていた みたいです。
今は もちろん列車は来ませんので、自由に線路に降りて見学が できます。

●渡り口の鉄板●
さりげなく、この辺りの地域の神話に ちなんでますね。

●月日を感じさせるホーム●
ホームに生えまくってる草が、「もうココは使われてない」感を強く表してます…
…で、右のほうに ちょっと気になる車両が…

●SL機関車●
通称「デゴイチ」みたいですね。僕、SLは全然 詳しくないのでアレですが…
解説に よると以前は出雲大社のほうで保存されていたそうなんですが、後年ココに移設されたそうです。
まぁむしろココのほうが本来 在るべき場所な気は しますからね、鉄道車両ですし…

●機関室●
…一応、保存するに あたり ある程度 保守整備とかは やってるのかな…?
外に ずっと晒してる割には外板塗装の経年劣化は別としても、機関室の保存状態とかは全体的に そんなには悪くは ない気が します。
やっぱり出雲大社の ありがたい ご利益的な神聖なパワーが、町全体に あるんでしょうかねぇ…
都会だと計器類とかを狙う輩が なんか いそうな気がします。

●駅名版も そのまま●
出雲市駅から大社駅まで、かつては その名も「大社線」という路線が運営されていたらしいんですが それが廃止されたわけ なんですね。
途中、そこにも書いてある「荒茅」と いう駅と「出雲高松」と いう駅が あったそうですが、それらも同じく廃止に なって今は自転車道とかが整備されているらしいです。
僕も乗って来た「サンライズ出雲」の運行開始が1998年なので、もし もう数年タイミングが違えば ここまで電化して直通して…とかも あったら面白そうな気も しますけどねぇ…
「次は出雲高松です」なんて言ってオイこれサンライズ出雲なのか瀬戸なのか わかんねーよ みたいな事に なったりとか…

●かつては この先にも線路があった●
…と いうわけで…
復元では なく、往年そのままの建築物が ほとんど そのままの状態で残されている大社駅…なかなかの見応えでした。
一応 開いているのは17:00までとのこと らしいんですが、駅舎内に入れないだけでホームには何時に でも行けそうな気がします。別に柵とかは なく、見ての通り そのまんま公道と繋がっていて近所の方も犬の散歩に来てたり してますし…
…よく見たら左側から ちょっとフレームインして来てますね柴犬さん…今 気付きました…
なお、今年2020年10月末から数年間 駅舎を覆っての保存修理が行われるそうで…タイミング的に今の姿を見れるギリギリだったんですね…
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